1964年東京オリンピックの野球競技

1964年東京オリンピックの野球競技(1964ねんとうきょうオリンピックのやきゅうきょうぎ)は、1964年10月11日明治神宮野球場公開競技として開催された。

概要 編集

本大会はアメリカ大学選抜チームが全日本学生選抜チームと全日本社会人選抜チームとのダブルヘッダーで行われ、試合は9回打ち切りで開催された。始球式東京都知事東龍太郎が務めた[1]

試合は第1試合が2対2の引き分け[1]、第2試合が3対0でアメリカ大学選抜チームが勝利した[2]

試合結果 編集

第1試合 編集

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全米選抜 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2
全日本学生選抜 1 0 0 0 1 0 0 0 0 2

第2試合 編集

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全米選抜 0 0 0 2 0 1 0 0 0 3
全日本社会人選抜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

代表メンバー 編集

日本代表 編集

出典[3]

全日本学生選抜は、この年の全日本大学野球選手権大会で優勝した駒澤大学の選手を中心に選ばれた。全日本社会人選抜も、この年の都市対抗で優勝した日本通運の選手を中心に選ばれた。

アメリカ合衆国代表 編集

出典[4]

背番号 名前 所属
監督 1 ロッド・デドー英語版 南カリフォルニア大学
コーチ 28 リー・エイルブラット英語版 イリノイ大学
29 リー・グリブコッフ[注釈 1] 太平洋潜水艦隊
投手 21 ジョージ・ボスワース ホープ大学英語版
25 ビル・ブラシャー カリフォルニア大学
20 アラン・クロスター英語版 アイオワ州立大学
20 チャック・ドブスン英語版 カンザス大学
19 デイック・ジョイス英語版 ホーリークロス大学
23 ウオルト・ピータースン 南カリフォルニア大学
24 ケイス・ウエバー英語版 ミズーリ大学
捕手 14 ジム・ヒブス英語版 スタンフォード大学
12 バッド・ホロウエル英語版 南カリフォルニア大学
17 ケン・スアレズ英語版 フロリダ州立大学
内野手 3 トミイ・キイズ ミシシッピ大学
5 ラリー・サンデル 南カリフォルニア大学
4 ゲーリー・サザーランド英語版 南カリフォルニア大学
6 ジム・ボピッカ イリノイ大学
外野手 9 ブライアン・エジョーリー英語版 コルゲート大学
10 マイク・エプスタイン英語版 カリフォルニア大学
8 ショウン・フィッツモーリス英語版 ノートルダム大学
11 ボブ・カルブロム オーガスタナ大学
7 ドン・ノビック ニューヨーク大学

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 米国側資料では、ダッチ・フェーリング英語版(スタンフォード大学)となっている[5]

出典 編集

  1. ^ a b 朝日新聞、1964年10月11日付夕刊 (4面)
  2. ^ 朝日新聞、1964年10月12日付朝刊 (9面)
  3. ^ 関口貴広「国際大会、国際試合と日本代表ユニフォーム」『B.B.MOOK1487 日本代表ユニフォーム図録』、ベースボール・マガジン社、2020年4月13日、24-25頁、ISBN 978-4-583-62629-1 
  4. ^ 日本社会人野球協会会報1964” (PDF). JABAデジタルミュージアム. 2022年6月21日閲覧。
  5. ^ NCAA NEWS” (PDF) (英語). 2012年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月21日閲覧。