東京市電気局乙100形電車

東京市電気局乙100形電車(とうきょうしでんききょくおつ100がたでんしゃ)は、1941年(昭和16年)に登場した東京市電気局(後の東京都交通局)の路面電車専用の電動貨車

1941年乙10形の台車及び電装品等を流用し、両運転台の車体を新造。全部で8両が製造されたが、うち4両が戦災によって焼失した。戦時中の燃料不足によりトラック輸送が打撃を受けるなか、輸送事業に従事していたが、戦後は花電車用ぐらいでしか使用されず、1953年(昭和28年)に全車廃車となった。