東京駅一番街(とうきょうえきいちばんがい、: First Avenue Tokyo Station)は、東京都千代田区中央区に跨る、東京駅八重洲口にある商業施設。

概要 編集

 
地階への入口
 
にっぽんグルメ街道(B1)
 
東京おかしランド(B1)
 
東京ギフトパレット(1F)
 
東京グルメゾン(2F)

東海道新幹線東京駅真下の好立地であり、大丸東京店、八重洲地下街などとともに、東京駅八重洲口の商業エリアを形成している。地下1階、1階、2階のエリアがある。東京駅一番街の地下エリアを含む東京駅の八重洲側の地下街全体が八重洲地下街と総称されることがあるが、八重洲地下街は、隣接する別の地下商店街の呼称である。

かつての東京駅名店街の一部分であり、東海旅客鉄道(JR東海)の完全子会社連結子会社)「東京ステーション開発」が運営する。所在地は東京都千代田区丸の内一丁目9番1号で、その地番の一部に当たる。

2005年平成17年)4月に八重洲口の再開発に伴い、それまで東日本旅客鉄道(JR東日本)の関連会社「鉄道会館」が運営する商業施設である「東京駅名店街」を、JR東日本とJR東海が所有するエリアで分離し、JR東海エリアを東京ステーション開発が運営する「東京駅一番街」とした。旧東京駅名店街のうち、現在の東京駅一番街に当たるエリアが広いため、単なる商店街の名称変更と誤解されがちである。

日本放送協会(NHK)と民間放送在京キー局5社のキャラクターグッズショップやホビーショップなどがある「東京キャラクターストリート」(地下・北通り)、人気ラーメン店を擁する「東京ラーメンストリート」(地下・南通り)、土産物店が集積した「おみやげプラザ」(1階)、飲食店街の「東京グルメゾン」(2階)など特色ある区画を擁し、平日、休日を問わず、観光客、買い物客、通勤客が多く訪れる。

また、東京キャラクターストリートの中にあるイベントスペース「いちばんプラザ」では、テレビ番組や映画の宣伝イベント、キャラクターグッズやスイーツの期間限定店舗の設置などが行われている。キャラクターの着ぐるみが登場する写真撮影会や握手会、限定商品の販売などには開始時間前から行列ができることもある。

2019年(平成31年)1月から2020年令和2年)夏にかけて大幅な改修工事を実施しており、テナントの一時休業や移転が行われた[1][2])。2020年1月に閉鎖された1階部分の「TOKYO me+(トウキョウミタス)」に代わる「東京ギフトパレット」は、新型コロナウイルス感染症の流行により工事の一時中断や入店するテナントも休業により準備が遅れたため開業が当初予定の6月上旬から8月5日に延期となった[3][4][5][6]。なお、東京ギフトパレットでは2020年春に引退した新幹線700系電車車体のアルミをリサイクルして装飾に用いている(右掲画像参照)[7]

なお、八重洲北口エリアには2022年4月27日にJR東日本クロスステーションが運営するグランスタ八重北(1階:八重北食堂(旧キッチンストリート)・2階:北町酒場(旧北町ほろよい通り)・地下:黒塀横丁)がオープンし、各階で東京駅一番街と相互往来できる。

沿革 編集

  • 1953年昭和28年)7月1日 - 東京駅名店街として53店で開業[8]
  • 2005年(平成17年)1月 - 運営が東京ステーション開発に移行

主な区画 編集

区画外の主なテナント 編集

マクドナルド
ジェイアール東海ツアーズ(リニューアル店舗)

店舗以外の施設 編集

 
手荷物預かり所

アクセス 編集

  • 東京駅八重洲口および日本橋口(改札外)
  • 営業時間等:店舗により異なる。深夜時間帯は施設自体が閉鎖される。

脚注 編集

関連項目 編集

  • 丸の内中央ビル(建物1階が日本橋口になっており東京駅一番街と連動している)

外部リンク 編集