東伊豆町

日本の静岡県賀茂郡の町

東伊豆町(ひがしいずちょう)は、静岡県賀茂郡にある伊豆半島東岸に位置する。

ひがしいずちょう ウィキデータを編集
東伊豆町
東伊豆町旗 東伊豆町章
東伊豆町旗 東伊豆町章
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
賀茂郡
市町村コード 22301-8
法人番号 1000020223018 ウィキデータを編集
面積 77.82km2
総人口 10,826[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 139人/km2
隣接自治体 伊東市伊豆市賀茂郡河津町
町の木 河津桜
町の花 イソブキ
東伊豆町役場
町長 岩井茂樹
所在地 413-0411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3354
北緯34度46分22秒 東経139度02分28秒 / 北緯34.77283度 東経139.04122度 / 34.77283; 139.04122座標: 北緯34度46分22秒 東経139度02分28秒 / 北緯34.77283度 東経139.04122度 / 34.77283; 139.04122
地図
町役場位置

外部リンク 公式ウェブサイト

東伊豆町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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地理 編集

町は伊豆半島中東部にそびえる天城山の南東麓から海岸までを町域とし、急峻な地形であるため多くが山林で占められている。相模灘に面する海岸線は断崖が多く、荒々しい海岸となっている。住宅地は海岸付近に集中し、稲取地区が最も人口が多く、町役場が置かれている。

東伊豆町は海に面し、山も崖崩れが起きやすい箇所が多いため、市町村防災行政無線が町全域に設置されている。それを使用して、毎日7時30分と11時、16時にメロディの時報を流している。

 
東伊豆町の中心街である稲取地区と稲取港(中央の大きな建物が町役場)
 
浅間山近くより天城山と東伊豆町を望む

気候 編集

稲取(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 20.5
(68.9)
24.0
(75.2)
25.7
(78.3)
28.8
(83.8)
31.1
(88)
34.9
(94.8)
35.6
(96.1)
36.5
(97.7)
34.8
(94.6)
31.6
(88.9)
26.2
(79.2)
23.5
(74.3)
36.5
(97.7)
平均最高気温 °C°F 10.6
(51.1)
11.2
(52.2)
13.9
(57)
18.2
(64.8)
22.0
(71.6)
24.4
(75.9)
28.3
(82.9)
29.7
(85.5)
26.5
(79.7)
21.8
(71.2)
17.4
(63.3)
13.0
(55.4)
19.8
(67.6)
日平均気温 °C°F 6.9
(44.4)
7.2
(45)
10.0
(50)
14.2
(57.6)
18.1
(64.6)
21.0
(69.8)
24.8
(76.6)
26.0
(78.8)
23.2
(73.8)
18.7
(65.7)
14.1
(57.4)
9.5
(49.1)
16.2
(61.2)
平均最低気温 °C°F 3.9
(39)
4.0
(39.2)
6.5
(43.7)
10.7
(51.3)
14.9
(58.8)
18.4
(65.1)
22.2
(72)
23.4
(74.1)
20.8
(69.4)
16.2
(61.2)
11.4
(52.5)
6.5
(43.7)
13.2
(55.8)
最低気温記録 °C°F −3.0
(26.6)
−4.1
(24.6)
−0.9
(30.4)
1.6
(34.9)
7.2
(45)
12.2
(54)
14.7
(58.5)
17.7
(63.9)
13.3
(55.9)
8.2
(46.8)
2.8
(37)
−1.6
(29.1)
−4.1
(24.6)
降水量 mm (inch) 87.1
(3.429)
123.7
(4.87)
208.1
(8.193)
236.8
(9.323)
222.9
(8.776)
298.1
(11.736)
281.8
(11.094)
183.8
(7.236)
249.8
(9.835)
227.1
(8.941)
153.8
(6.055)
84.7
(3.335)
2,357.6
(92.819)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 6.8 7.3 11.0 10.7 11.1 13.6 11.9 8.8 11.8 11.2 8.8 7.3 120.2
平均月間日照時間 189.4 180.5 182.9 194.0 192.1 130.1 165.8 218.8 167.9 161.1 167.1 189.5 2,139.1
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[1]

歴史 編集

  • 江戸時代末期 - 稲取村、奈良本村、白田村、片瀬村、大川村が存在。旧高旧領取調帳では白田村・片瀬村は旗本領、稲取村・奈良本村・大川村は沼津藩領。
  • 明治時代初期 - 韮山県足柄県に組み込まれる[2]
  • 1876年(明治9年) - 静岡県に組み込まれる[2]
  • 1886年(明治19年)4月22日 - 白田村の天城山で硫黄鉱の採掘が許可される。
  • 1889年(明治22年) - 町村制の施行により、稲取村が単独で自治体を形成。奈良本村・白田村・片瀬村・大川村が合併して城東村が発足。
  • 1903年(明治36年)3月20日 - 「静岡新報」、内務省地方局調査に基づき、稲取村を「村法の模範」と紹介。
  • 1920年(大正9年)12月 - 稲取村が町制施行して稲取町となる。
  • 1926年(大正15年)3月 - 河津川水力電気株式会社白田発電所創立。
  • 昭和時代初期 - 北川温泉稲取温泉が発見され温泉地となる[2]
  • 1954年(昭和29年)2月28日 - 稲取町の稲取婦人学級が文部省の実験婦人学級に指定され発足。
  • 1956年(昭和31年)6月 - 稲取町の町営テングサ採集の海女ら250余人、採取賃上げを要求、一部の海女はストライキに突入。
  • 1959年(昭和34年)5月3日 - 稲取町と城東村が合併して東伊豆町が発足[3][2]
  • 1961年(昭和36年)12月10日 - 伊豆急行線が開業[2]
  • 1970年(昭和45年)2月15日 - 稲取ゴルフクラブ13番ホール付近から出火。延焼して山火事となり隣接する大昭和製紙王子製紙の各社有林、町有林などが焼失[4]
  • 1978年(昭和53年)1月14日 - 伊豆大島近海の地震が発生、町内の被害多数[5]

人口 編集

 
東伊豆町と全国の年齢別人口分布(2005年) 東伊豆町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 東伊豆町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

東伊豆町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政 編集

町長 編集

地区 編集

  • 城東(きとう)地区 - 旧城東村エリア。
    • 大川(おおかわ) - 旧大川村
    • 奈良本(ならもと) - 旧奈良本村
      • 北川(ほっかわ)
      • 熱川(あたがわ)
    • 片瀬(かたせ) - 旧片瀬村
    • 白田(しらた) - 旧白田村
  • 稲取(いなとり)地区 - 旧稲取村(稲取町)エリア。

姉妹都市 編集

国内

議会 編集

町議会 編集

産業 編集

観光温泉を主軸とした、第三次産業の従事者が町民全体の78%を占める。漁業従事者が多いように思われがちだが、全体の1%にしか過ぎない。農業林業も含めた第一次産業全体でも10%に届かない。

教育 編集

 
静岡県立稲取高等学校

高等学校 編集

中学校 編集

小学校 編集

交通 編集

伊豆稲取駅
片瀬白田-伊豆稲取間は海岸線まで線路が迫る (2006年3月

鉄道 編集

伊豆急行
  伊豆急行線

道路 編集

一般国道
一般県道

バス 編集

海路 編集

名所・旧跡・観光スポット 編集

温泉・施設 編集

  • 大川温泉 - 山と海に囲まれた海岸沿いにある温泉。源泉は褐色に濁る。
  • 北川温泉 - 小規模な港町にある、旅館が中心の温泉地。
  • 熱川温泉 - 濁川流域にある温泉地。源泉はほぼ100℃。
  • 稲取温泉 - 小さく突き出た岬と港町が特徴の温泉街。
    • 三筋山山頂展望台
    • 稲取細野高原
      • ツリーハウス村キャンプ場
      • 伊豆フライトハウス
    • 稲取ゴルフクラブ(加森観光
    • 伊豆アニマルキングダム(加森観光)
    • 稲取高原
      • 桜回廊
      • 芝生広場(ツリーハウス)
      • 東伊豆クロスカントリーコース
    • JA伊豆太陽みかんワイナリー(伊豆東ワイン)
    • 稲取ふれあい公園(稲取のハト)
      • 稲取展望テラス
    • 稲取港
      • 稲取漁港直売所 こらっしぇ(毎日、8:30-15:00)
      • 稲取港の朝市(土日、8:00-12:00)
    • 稲取文化公園 雛の館・雛の館 むかい庵
    • 済廣寺
    • どんつく神社 - 男根形を神体とする神社。稲取岬灯台東脇。

日帰り温泉 編集

大川
  • 磯の湯
北川
  • 黒根岩風呂
熱川
稲取
  • 稲取東海ホテル 湯苑
  • 稲取温泉 石花海(せのうみ)
  • SPA・RESORT竜宮の使い

スキューバダイビング 編集

  • 北川ダイビングサービス
  • 熱川ダイビングサービス
  • 稲取マリンスポーツセンター

別荘地 編集

イベント 編集

 
雛のつるし飾り
  • 雛のつるし飾り
毎年1月-3月頃、伊豆稲取を中心に行われる伝統行事。長女の初節句に雛壇の両脇に無病息災、 良縁を祈願して細工を吊すもの。地元の各家庭や、旅館・ホテルなどの観光施設を中心に、色とりどりの雛が飾られる。
  • 蛍鑑賞
大川温泉の竹ヶ沢公園は鑑賞の名所。毎年6月頃に公園内の清流に蛍が舞う。
  • どんつく祭(稲取温泉)
毎年6月第1火・水曜日に行われる、弥生時代から伝わるといわれる奇祭。夫婦和合、子孫繁栄、無病息災を願い、どんつく神社神体である男根形の神輿が温泉街を練り歩く祭り。
  • 潮風よさこい(稲取温泉)
7月最終金曜日、土曜日に2005年より行われているよさこいソーラン祭り。主に役場前の稲取港の会場で行われる。地元チームの他、主に関東地方のチームが参加して演舞をする。最後に各チームが大旗をするシーンが見もの。最後に花火の打ち上げも行われる。
  • 御石曳き(おいしびき)
江戸城築城に使う石を切り出し港まで運ぶ様子を再現したもの。 1986年に始まり1998年に途絶えたが2008年11月に復活した。

東伊豆町を舞台にした作品 編集

文学・記録・漫画 編集

  • 花登筺:『銭の花』-『細うで繁盛記』としてテレビドラマ化された。
  • 内山康正:『ならいの風吹く町に―東伊豆町住民の図書館づくり』
  • 金久保茂樹:『伊豆・踊り子号の軌跡殺人事件』

音楽 編集

著名な出身者 編集

脚注 編集

  1. ^ 稲取 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e 東伊豆町の歴史 東伊豆町
  3. ^ 同年5月1日、総理府告示第225号「町村の廃置分合」
  4. ^ ゴルファーは無責任 煙草の火、山林へ 騒ぎを横目にプレー『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月16日朝刊 12版 15面
  5. ^ 熱川温泉 寮が倒壊、生き埋め『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月14日夕刊、3版、1面

外部リンク 編集