東北サファリパーク
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東北サファリパーク(とうほくサファリーパーク、別名:野生の王国 東北サファリパーク)は、福島県二本松市にある動物園。面積は1,500,000m2。エビスサーキットを併設している。
東北サファリパーク | |
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施設情報 | |
愛称 | 動物公園 |
専門分野 | サファリパーク |
所有者 | 株式会社東北サファリーパーク |
園長 | 砂川昌幸 |
頭数 | 約900点 |
種数 | 約140種 |
主な飼育動物 | 肉食獣、草食獣、爬虫類 |
開園 | 1978年4月 |
閉鎖 | 2023年9月28日〜(臨時) |
所在地 |
〒964-0088 福島県二本松市沢松倉1番地 |
位置 | 北緯37度38分19秒 東経140度22分0秒 / 北緯37.63861度 東経140.36667度座標: 北緯37度38分19秒 東経140度22分0秒 / 北緯37.63861度 東経140.36667度 |
公式サイト |
tohoku-safaripark |

概要 編集
ライオン・トラ、キリン・アフリカゾウ、鳥類、爬虫類など約900頭羽の動物が飼育されているサファリパークである。放し飼いエリアをマイカー、代車(レンタカー)、園内バス(大型連休時のみ運行)で見学することができ、草食動物エリアでは車内から動物に餌を与えることができる。
ホワイトライオン、ホワイトシマウマを始めとしたホワイト動物が飼育されている。また、サル劇場、アシカショー、フラミンゴショー、ドッグショーなどの動物ショーも行われている。
当園および隣接するエビスサーキットは、当園の創業者である熊久保勅夫の子で、D1・レーシングドライバーの熊久保信重が代表取締役を務める[注 1] 。
姉妹施設として那須サファリパーク、那須ワールドモンキーパーク(栃木県那須町)、岩手サファリパーク(岩手県一関市)がある。そのほか、グループ施設の二本松観光センター隊士館がある。
営業時間 編集
冬期間を除いて平日は9時から16時30分、祝日含む休日は9時から17時まで営業している。最終入場は閉園の1時間前である[1]。なお、大型連休時は開園時間が早まることがある。
基本的に毎週水曜日は定休日だが、時期によっては営業している。
冬期間の営業は9時から16時に短縮される。
※営業時間および営業日の詳細は公式サイトを参照。
動物との距離感 編集
草食動物エリアの動物は車の中から餌をもらえることを学習しているため、車がエリアに入るとすぐに動物が群がり車に被害をもたらす可能性がある。車への被害は、爪や角によりボディーやウィンドウガラスへの傷、ウィンドウガラスやドアミラー、ドアバイザーを齧る・折る、車内に涎や唾を吐くなどが挙げられる。アフリカゾウなどにドアミラーを折られるケースは比較的多い。また、リャマに唾を吐きかれられることを避けるため、係員から「リャマにエサをあげる場合には、じらさずに与えて下さい」との注意を受けることがある。マイカー利用者には公式ホームページ上や係員を通して注意を呼び掛けている。
施設概要 編集
ホワイトライオン 編集
ホワイトライオンは1975年、野生で発見された。当園が白いライオンを飼育する始まりは、南アフリカ共和国にある「ヨハネスブルグ動物園」から輸入したのがきっかけである。1984年5月18日生まれのオスライオンと、1987年3月13日生まれのメスライオンを飼育し、1992年6月4日には日本で初めてとなるホワイトライオンの赤ちゃんが誕生。その後もたくさんの赤ちゃんがこのサファリパークで生まれ、そのうちの何頭かはアメリカ、ドイツ、中国へと輸出された。
事故 編集
飼育員がトラに襲われ肘から先を失う重傷 編集
1989年12月26日15時半ごろ、19歳の女性飼育員がトラに右腕を噛まれ、肘から先を食いちぎられる事故が発生した[2][3][4]。女性飼育員は屋外に設置された展示用のケージの中にいるトラに飲み水を与えていて、その際にホースの先を持った腕ごとケージの中に引っ張られ被害に遭った[2][3][4]。悲鳴を聞いて駆け付けた他の飼育員によって女性飼育員は二本松市内の病院に車で運び込まれたが[3]、捜査にあたった二本松警察署は同園から連絡を受けておらず、病院からの届け出で事故を知ったという[2][3]。同署によると病院で手当てを受けた女性飼育員は、世話をしていたトラに襲われたショックで強く怯え、事情聴取を試みるも応じられないほど錯乱状態に陥っていたという[3]。女性飼育員は都内の高校を卒業後、「動物が好きなので飼育がしたい」と同園の飼育員を志し、同年4月に採用されたばかりの新入社員であった[4]。咬傷事故を起こしたトラはオスのベンガルトラで同園生まれの7歳とされる[4]。
飼育員がライオンに噛まれ死亡 編集
2023年9月28日15時25分ごろ、53歳の男性飼育員がメスのライオンに噛まれて死亡する事故が発生した[5]。もう一人の飼育員と共に、放し飼いのライオンを餌で誘導しバックヤードの檻に収容した際、本来閉まっているはずの檻と職員用通路を仕切る扉が開いているのに気付いた[5][6][7]。閉めようとしたものの間に合わず、檻に引きずり込まれ首をはじめとした全身を噛まれた[6][8]。血を流して倒れている状態で救助された際には既に意識不明に陥っており、同日16時48分に搬送先である福島市内の病院で死亡が確認された[5][8]。男性飼育員は入社27年目のベテランで、ライオンやクマなどの飼育を担当していた。事故を受け、同日より当面の間臨時休園となった[7]。
その他 編集
1982年ごろから2006年にかけて、秘宝館が併設されていた[9]。18歳未満は立ち入り禁止の措置を取っていたが、2006年2月に利用客から通報を受けたのを機に、同年5月18日、福島県警察によってわいせつ図画陳列容疑で捜索が入り、社員2人と当時の社長・熊久保勅夫が逮捕される事態となった[10]。
2012年にはラオスからアジアゾウが移入された。2019年3月25日にアジアゾウの施設「ゾウの森」は閉館。アジアゾウと調教師たちはラオスへ帰国。
アクセス 編集
バス 編集
自動車 編集
- 東北自動車道二本松インターチェンジより約20分。
駐車可能台数は約500台で、駐車料金は無料である。
脚注 編集
注釈 編集
- ^ 2023年9月時点
出典 編集
- ^ “サファリについて”. 東北サファリパーク. 2023年9月29日閲覧。
- ^ a b c 「トラに右腕食いちぎられる 福島 サファリパーク従業員」『朝日新聞』、1989年12月27日、夕刊、15面。
- ^ a b c d e 「女性飼育係の腕ガブリ 東北サファリパーク トラに襲われる」『読売新聞』、1989年12月27日、夕刊、11面。
- ^ a b c d 「トラ、ひじかみ切る 女性飼育員 水飲ませていて 福島のサファリ」『毎日新聞』、1989年12月27日、夕刊、15面。
- ^ a b c 「エサやり中、ライオンに襲われ?男性飼育員死亡 東北サファリパーク」『朝日新聞デジタル』、2023年9月28日。2023年9月29日閲覧。
- ^ a b 「ライオンに襲われ?飼育員死亡 福島のサファリパーク」『日本経済新聞』、2023年9月29日。2023年9月29日閲覧。オリジナルの2023年9月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 「ライオンにエサを与えている際に襲われたか 男性飼育員が首から出血して死亡 東北サファリパーク 福島・二本松市」『テレビユー福島』、2023年9月28日。2023年9月29日閲覧。オリジナルの2023年9月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 「東北サファリパークで職員死亡、ライオン餌やり中襲われたか 姉妹園那須サファリでも事故相次ぐ」『日刊スポーツ』、2023年9月28日。2023年9月29日閲覧。オリジナルの2023年9月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ 妙木忍「コンテンツ・ツーリズムへの社会学的アプローチ : 昭和の大衆文化というコンテンツ」『CATS 叢書』第8巻、北海道大学観光学高等研究センター、2016年3月、137-187頁、hdl:2115/61145、ISSN 2185-3150、NAID 120005740357、2023年1月19日閲覧。
- ^ 「東北サファリにわいせつ写真 陳列容疑で社長を逮捕」『朝日新聞』、2006年5月18日、夕刊、14面。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 東北サファリパーク - 公式サイト
- 東北サファリパーク (TohokuSafaripark) - Facebook
- 東北サファリパーク サル劇場 (@sarugekijo_) - Twitter