東南部アフリカ市場共同体

東南部アフリカ市場共同体(とうなんぶアフリカしじょうきょうどうたい、英語:Common Market for Eastern and Southern Africa、略称:COMESA、仏語:Marché commun de l'Afrique orientale et australe、ポルトガル語:Mercado Comum da África Oriental e Austral)は、1994年に東南部アフリカに設立された自由貿易協定である。1981年以来存在していた特恵貿易地域に替わり設立された。

東南部アフリカ市場共同体加盟国:濃緑が現加盟国、薄緑が旧加盟国

東南部アフリカ諸国を中心に19カ国が加盟しており、西アフリカ諸国経済共同体中部アフリカ諸国経済共同体などとともにアフリカの重要な経済共同体の一つであり、2008年東アフリカ共同体南部アフリカ開発共同体とともにアフリカ自由貿易地域英語版を創設した(アフリカ大陸自由貿易協定とは別物[1])。

概要 編集

ザンビア首都ルサカに事務局を置く。近年では、加盟国間の経済統合や域内の貿易自由化、税関手続き、輸送行政及び投資環境の整備についてなど、広域的対応を要する課題に取り組んでいる[2]

COMESAは観光産業の発展加速のため、加盟国間のビザ制度の共通化も検討している[3]

加盟国 編集

加盟国
アフリカの角 加盟
  ジブチ 1981年12月21日
  エリトリア 1994年
  エチオピア 1981年12月21日
北アフリカ
  エジプト 1999年1月6日
  リビア 2005年6月3日[n 1]
  スーダン 1981年12月21日
インド洋
  コモロ 1981年12月21日
  マダガスカル   "
  モーリシャス "
  セーシェル 2001年
 
アフリカ大湖沼 加盟
  ブルンジ 1981年12月21日
  ケニア "
  マラウイ "
  ルワンダ "
  ウガンダ "
南アフリカ
  エスワティニ 1981年12月21日
  ザンビア "
  ジンバブエ "
中央アフリカ
  コンゴ民主共和国 1981年12月21日
  南スーダン 2011年10月15日
旧加盟国
脱退
  レソト 1997年
  モザンビーク   1997年
  タンザニア 2000年9月2日
  ナミビア 2004年5月2日
  アンゴラ 2007年 [n 2]
  1. ^ 10th COMESA summit
  2. ^ 自主停止:

沿革 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ African free trade zone is agreed”. BBC. 2018年3月21日閲覧。
  2. ^ [1]
  3. ^ http://www.eturbonews.com/30789/comesa-countries-considering-single-travel-visa

外部リンク 編集