東映エージエンシー

日本の広告代理店
東映エージェンシーから転送)

株式会社 東映エージエンシー(とうえいエージエンシー、英語: TOEI ADVERTISING,LTD.[1]は、東映グループ傘下の広告代理店である。番組のテロップやサイトでは、「東映エージェンシー」(後のエが小文字)と表記されることもある。現在の代表取締役社長は、村松秀信。

株式会社 東映エージエンシー
TOEI ADVERTISING,LTD.
種類 株式会社
略称 東映AD
本社所在地 日本の旗 日本
104-0033
東京都中央区新川1丁目18番11号
設立 1957年3月13日
業種 サービス業
法人番号 5010001051334 ウィキデータを編集
事業内容 広告コミュニケーション事業
代表者 代表取締役社長 村松秀信
主要株主 東映株式会社
外部リンク https://www.toeiad.co.jp/
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前身は1957年に設立された「株式会社 旺映社」で、1959年に「東映商事株式会社」に商号変更。1969年より、現在の社名になった。

概要 編集

東映作品の企画製作・広告枠買付けを主業務とする。作品によってはプロデューサーに東映エージエンシーの人物が名を連ねており、制作側とスポンサー側の橋渡しを担っている[2]スーパー戦隊シリーズでは、『超新星フラッシュマン』から『超力戦隊オーレンジャー』までの間、東映エージエンシーのプロデューサーがクレジットされていないが、東映エージエンシープロデューサーの矢田晃一はこの時期に番組担当者が専任ではなくスポンサーへの営業も兼ねるようになったため、常駐して番組制作に携わることができなくなったからであると証言している[2]

百獣戦隊ガオレンジャー』ではスーパー戦隊シリーズ25作記念作品であったことからイベントが多く予定されていたため、オーディションでイベントで求められる仕草を要望するなど営業活動の要素をキャスティングに求めるようになり、以後の作品でも継続している[2]

カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルの国内レップ(代理店)業務を行なってきたが、2019年9月に日本経済新聞社に譲渡した。

2021年4月、AICライツと同社のIPを共有し新作タイトル制作などの事業展開を目的とした業務提携を発表[3]

その他の業務 編集

先述した業務以外に、他社や一般消費者に向けた様々な業務を手掛ける。

保険業務
法人向けの管財物件や映画撮影などに伴う保険、個人向けの火災・自動車保険など
人材派遣業務
「東映キャリアワン」名義で、東映グループ企業に限らず、他業界他職種の大手企業や官公庁なども顧客に持ち、派遣や人材紹介などの総合人材サービスを手掛ける。
貿易業務
「東映アクティス」名義で、旧東映貿易から引き継いだ農業機械の輸出入などを手掛ける。
感染対策サービス
コロナ禍を受けて、「キノシールド」や「デルフィーノ」などと提携し、除菌・抗菌サービスなどを提供する。
新電力事業
「東映でんき」名義で、供給電圧が6,000ボルト以上の高圧契約の顧客向けに、電気代削減のための新プランを提供している。コロナ禍による社会情勢を受けて、2020年10月より開始された新事業。

これまでに携わった作品 編集

アニメ 編集

東映動画 → 東映アニメーション作品 編集

東映本社作品 編集

その他の作品 編集

特撮 編集

脚注 編集

  1. ^ 会社案内|東映キャリアワン”. 株式会社東映エージエンシー. 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ a b c スーパー戦隊21st 2017, p. 33, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 矢田晃一」
  3. ^ AICライツ、 東映エージエンシーとIPを共同保有・運用で提携…「メガゾーン23」や「ガルフォース」「天地無用」などのリブートプロジェクトや新作なども”. Social Game Info (2021年4月16日). 2021年4月17日閲覧。

参考文献 編集

  • 『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.2 忍風戦隊ハリケンジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年6月9日。ISBN 978-4-06-509513-3 

関連項目 編集

外部リンク 編集