東武練馬駅

東京都板橋区徳丸にある東武東上線の駅

東武練馬駅(とうぶねりまえき)は、東京都板橋区徳丸二丁目にある、東武鉄道東上本線である。駅番号TJ 08副駅名は「大東文化大学前[2][3]

東武練馬駅
北口(2016年2月)
とうぶねりま
Tobu-nerima
(大東文化大学前)
TJ 07 上板橋 (1.4 km)
(1.5 km) 下赤塚 TJ 09
地図
所在地 東京都板橋区徳丸二丁目2-14
北緯35度46分7.1秒 東経139度39分43.2秒 / 北緯35.768639度 東経139.662000度 / 35.768639; 139.662000座標: 北緯35度46分7.1秒 東経139度39分43.2秒 / 北緯35.768639度 東経139.662000度 / 35.768639; 139.662000
駅番号 TJ08
所属事業者 東武鉄道
所属路線 東上本線
キロ程 7.4 km(池袋起点)
電報略号 ネリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]54,406人/日
-2023年-
開業年月日 1931年昭和6年)12月29日[1]
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南口(2016年2月)
南口(2016年2月)
ホーム(2008年4月)
ホーム(2008年4月)
改修前の南口(2004年11月)
改修前の南口(2004年11月)

歴史

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駅名の由来

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当駅が開業した1931年(昭和6年)時点では、駅の北側は北豊島郡赤塚村徳丸、南側は北豊島郡練馬町(大字なし、のちの北町地域)であった。駅南口に面する道路が町村の境目であったため所在地は赤塚村側であったが、東武鉄道が赤塚村の「徳丸」という名に知名度がないという理由と、駅南側を通る旧川越街道下練馬宿にちなみ、駅名に「練馬」を使うことにした。しかし、すでに武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)に練馬駅があったことから「東武練馬」となった[4]。練馬町南部にあった練馬駅とは大きく離れており、「練馬駅」とは略さない。

翌1932年(昭和7年)に当時の東京市市域拡張に伴い、赤塚村と練馬町は共に東京市板橋区となる。さらに、1947年(昭和22年)に現行の23区に再編された際、旧練馬町側は板橋区から分区され、練馬区とされた。したがって板橋・練馬の区境の板橋区側に駅があることになる。

南口の川越街道国道254号)沿いにある練馬駐屯地にはかつて東武啓志線練馬倉庫駅があった。

駅ビル「EQUiA東武練馬」

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2017年から翌2018年にかけて、2007年に改築されたテナントビル部分の店舗が総入れ替えされ、東武鉄道が運営する駅ビルブランド「EQUiA」(エキア)を冠した「EQUiA東武練馬」としてリニューアルされた[5]

なお、改装前のテナントは以下の通り。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。

駅舎・改札口は北口・南口・東口の計3か所。上りホーム中央部にある東口はかつて「入口専用臨時改札口」として、平日朝7時30分から8時30分までの入場時のみ利用可能だったが、2022年10月1日より出場含め常時利用可能となった(券売機・ICカードチャージ機は未設置)[6]

各ホーム間は地下通路により連絡している。

のりば

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番線 路線 方向 行先[7]
1   東上線 下り 成増志木川越方面
2 上り 上板橋大山池袋方面

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員54,406人である[東武 1]。東上線の急行通過駅では最も多い。2006年度から2008年度にかけて3,000人以上増加し、2011年度に急行停車駅である成増駅を上回った。さらに、2013年度および2016年度以降は乗降人員が6万人を超えている。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[8][9]
年度 1日平均
乗降人員
[10][東武 2]
1日平均
乗車人員
[11]
出典
1978年(昭和53年) 55,366
1990年(平成02年) 27,416 [* 1]
1991年(平成03年) 27,932 [* 2]
1992年(平成04年) 27,636 [* 3]
1993年(平成05年) 27,545 [* 4]
1994年(平成06年) 55,351 27,203 [* 5]
1995年(平成07年) 27,391 [* 6]
1996年(平成08年) 26,803 [* 7]
1997年(平成09年) 26,104 [* 8]
1998年(平成10年) 51,920 25,556 [* 9]
1999年(平成11年) 51,741 25,481 [* 10]
2000年(平成12年) 54,745 27,789 [* 11]
2001年(平成13年) 56,885 28,795 [* 12]
2002年(平成14年) 56,767 28,713 [* 13]
2003年(平成15年) 56,996 28,823 [* 14]
2004年(平成16年) 56,458 28,525 [* 15]
2005年(平成17年) 56,295 28,430 [* 16]
2006年(平成18年) 55,985 28,274 [* 17]
2007年(平成19年) 58,184 29,276 [* 18]
2008年(平成20年) 59,233 29,776 [* 19]
2009年(平成21年) 58,979 29,673 [* 20]
2010年(平成22年) 58,875 29,608 [* 21]
2011年(平成23年) 58,264 29,200 [* 22]
2012年(平成24年) 59,495 29,815 [* 23]
2013年(平成25年) 60,197 30,161 [* 24]
2014年(平成26年) 59,102 29,581 [* 25]
2015年(平成27年) 59,910 29,981 [* 26]
2016年(平成28年) 60,246 30,107 [* 27]
2017年(平成29年) 60,646 30,296 [* 28]
2018年(平成30年) 61,196 30,564 [* 29]
2019年(令和元年) 61,704 30,257 [* 30]
2020年(令和02年) 43,823
2021年(令和03年) 48,065 24,041 [東武 3]
2022年(令和04年) 52,134 26,065 [東武 4]
2023年(令和05年) 54,406 27,176 [東武 1]

駅周辺

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北口

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駅の北側には太古において荒川に流れ込んでいた支流の跡であるV字谷が存在し、谷の上下で道路が立体交差する地形である。谷の端は上りホームの真下まで達しているため、上りホームの一部は脚部を伸ばした状態で建てられている。

南口

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東上線沿線では最長となる商店街が、旧川越街道沿いに発達している。

北一商店街
きたまち商店街
ニュー北町商店街
公的機関
商業ビル・交通など
史跡、自然

東口

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バス路線

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東武練馬駅停留所(北口)

東武練馬駅入口停留所(南口、旧川越街道沿い)

隣の駅

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東武鉄道
  東上本線
TJライナー・川越特急・快速急行・急行・準急
通過
普通
上板橋駅 (TJ 07) - 東武練馬駅 (TJ 08) - 下赤塚駅 (TJ 09)

脚注

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  1. ^ a b 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、211頁。全国書誌番号:64010839 
  2. ^ a b 新たな広告媒体として「副駅名称」を導入します! 〜第1弾は東上線の3駅で開始します〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2016年1月26日。オリジナルの2016年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160518131342/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/7b137a3100113e1fcc7125fee7ef6987/160126.pdf?date=201601261158522020年3月19日閲覧 
  3. ^ a b 東武練馬(大東文化大学前)駅・高坂(大東文化大学東松山キャンパス前)駅、西台(大東文化大学前)駅へ 副駅名掲出開始』(プレスリリース)大東文化大学、2016年1月27日。オリジナルの2020年10月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201030024613/https://www.daito.ac.jp/news/details_11355.html2020年10月30日閲覧 
  4. ^ 不思議な駅”. 出没!アド街ック天国. テレビ東京 (2014年3月1日放送). 2023年11月17日閲覧。
  5. ^ EQUiA東武練馬 - 東武鉄道
  6. ^ 東武練馬駅”. 東武鉄道. 2023年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月15日閲覧。
  7. ^ 東武練馬駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。
  8. ^ 板橋区の統計 - 板橋区
  9. ^ 練馬区統計書 - 練馬区
  10. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  11. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都

利用状況

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東京都統計年鑑
東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttp://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=13 
  2. ^ 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年7月30日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=13 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=13 

関連項目

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外部リンク

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