東武練馬駅
東武練馬駅(とうぶねりまえき)は、東京都板橋区徳丸二丁目にある、東武鉄道東上本線の駅である。駅番号はTJ 08。副駅名は「大東文化大学前」[2][3]。
東武練馬駅 | |
---|---|
北口(2016年2月) | |
とうぶねりま Tobu-nerima (大東文化大学前) | |
◄TJ 07 上板橋 (1.4 km) (1.5 km) 下赤塚 TJ 09► | |
所在地 | 東京都板橋区徳丸二丁目2-14 |
駅番号 | TJ08 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■東上本線 |
キロ程 | 7.4 km(池袋起点) |
電報略号 | ネリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東武 1]54,406人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)12月29日[1] |
歴史
編集- 1931年(昭和6年)12月29日:開業[1]。
- 2005年(平成17年)3月:下りホーム側に設置されているトイレが改修され、ユニバーサルデザインの一環として多機能トイレも設置。同時に、上下ホームと改札の間に車椅子対応の緩やかなスロープも設置。
- 2007年(平成19年)11月:南口改札付近の大幅な改修・改築工事が完了。
- 2009年(平成21年)3月31日:発車メロディの使用開始。
- 2016年(平成28年)1月27日:副駅名「大東文化大学前」を導入[2][3]。
- 2023年(令和5年)9月1日:大東文化大学創立100周年を記念し高坂駅と同様発車メロディが『大東文化大学校歌』に変更。
駅名の由来
編集当駅が開業した1931年(昭和6年)時点では、駅の北側は北豊島郡赤塚村徳丸、南側は北豊島郡練馬町(大字なし、のちの北町地域)であった。駅南口に面する道路が町村の境目であったため所在地は赤塚村側であったが、東武鉄道が赤塚村の「徳丸」という名に知名度がないという理由と、駅南側を通る旧川越街道の下練馬宿にちなみ、駅名に「練馬」を使うことにした。しかし、すでに武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)に練馬駅があったことから「東武練馬」となった[4]。練馬町南部にあった練馬駅とは大きく離れており、「練馬駅」とは略さない。
翌1932年(昭和7年)に当時の東京市の市域拡張に伴い、赤塚村と練馬町は共に東京市板橋区となる。さらに、1947年(昭和22年)に現行の23区に再編された際、旧練馬町側は板橋区から分区され、練馬区とされた。したがって板橋・練馬の区境の板橋区側に駅があることになる。
南口の川越街道(国道254号)沿いにある練馬駐屯地にはかつて東武啓志線の練馬倉庫駅があった。
駅ビル「EQUiA東武練馬」
編集2017年から翌2018年にかけて、2007年に改築されたテナントビル部分の店舗が総入れ替えされ、東武鉄道が運営する駅ビルブランド「EQUiA」(エキア)を冠した「EQUiA東武練馬」としてリニューアルされた[5]。
なお、改装前のテナントは以下の通り。
- ピッツァ・サルヴァトーレ・クオモ(2016年10月31日閉店)
- アンテンドゥ(2016年11月5日閉店)
- フロプレステージュ(2017年1月3日閉店)
- マザーリーフ(2017年9月30日閉店)
駅構造
編集駅舎・改札口は北口・南口・東口の計3か所。上りホーム中央部にある東口はかつて「入口専用臨時改札口」として、平日朝7時30分から8時30分までの入場時のみ利用可能だったが、2022年10月1日より出場含め常時利用可能となった(券売機・ICカードチャージ機は未設置)[6]。
各ホーム間は地下通路により連絡している。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先[7] |
---|---|---|---|
1 | 東上線 | 下り | 成増・志木・川越方面 |
2 | 上り | 上板橋・大山・池袋方面 |
利用状況
編集2023年度の1日平均乗降人員は54,406人である[東武 1]。東上線の急行通過駅では最も多い。2006年度から2008年度にかけて3,000人以上増加し、2011年度に急行停車駅である成増駅を上回った。さらに、2013年度および2016年度以降は乗降人員が6万人を超えている。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 [10][東武 2] |
1日平均 乗車人員 [11] |
出典 |
---|---|---|---|
1978年(昭和53年) | 55,366 | ||
1990年(平成 | 2年)27,416 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)27,932 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)27,636 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)27,545 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)55,351 | 27,203 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)27,391 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)26,803 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)26,104 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 51,920 | 25,556 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 51,741 | 25,481 | [* 10] |
2000年(平成12年) | 54,745 | 27,789 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 56,885 | 28,795 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 56,767 | 28,713 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 56,996 | 28,823 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 56,458 | 28,525 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 56,295 | 28,430 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 55,985 | 28,274 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 58,184 | 29,276 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 59,233 | 29,776 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 58,979 | 29,673 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 58,875 | 29,608 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 58,264 | 29,200 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 59,495 | 29,815 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 60,197 | 30,161 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 59,102 | 29,581 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 59,910 | 29,981 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 60,246 | 30,107 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 60,646 | 30,296 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 61,196 | 30,564 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 61,704 | 30,257 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)43,823 | ||
2021年(令和 | 3年)48,065 | 24,041 | [東武 3] |
2022年(令和 | 4年)52,134 | 26,065 | [東武 4] |
2023年(令和 | 5年)54,406 | 27,176 | [東武 1] |
駅周辺
編集北口
編集駅の北側には太古において荒川に流れ込んでいた支流の跡であるV字谷が存在し、谷の上下で道路が立体交差する地形である。谷の端は上りホームの真下まで達しているため、上りホームの一部は脚部を伸ばした状態で建てられている。
- イオン板橋ショッピングセンター
- 徳丸スクエア
- 東京都立板橋有徳高等学校
- 大東文化会館(大東文化大学の学外施設)
- 板橋徳丸郵便局
- 板橋徳丸三郵便局
南口
編集東上線沿線では最長となる商店街が、旧川越街道沿いに発達している。
- 北一商店街
- 練馬北町郵便局
- マツモトキヨシ練馬北一店
- きたまち商店街
- 西京信用金庫北町支店
- ニュー北町商店街
- 公的機関
- 商業ビル・交通など
- 東武ストアフエンテ練馬店
- トーホープラザビル - ボウリング場のトーホーボール、ドン・キホーテ 練馬店など。
- NTT東日本北町ビル(旧東京第一陸軍造兵廠練馬倉庫)
- 国際興業バス練馬営業所(練馬北町車庫、旧東京第一陸軍造兵廠練馬倉庫)
- ティップネス東武練馬店
- 史跡、自然
東口
編集- 安藤広重浮世絵美術館
バス路線
編集東武練馬駅停留所(北口)
東武練馬駅入口停留所(南口、旧川越街道沿い)
- 国際興業バス
- 【みどりバス北町ルート】 光が丘駅行き(コミュニティバス)
- 【みどりバス氷川台ルート】 氷川台駅・練馬駅・光が丘駅経由練馬光が丘病院行き(コミュニティバス)
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、211頁。全国書誌番号:64010839。
- ^ a b 『新たな広告媒体として「副駅名称」を導入します! 〜第1弾は東上線の3駅で開始します〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2016年1月26日。オリジナルの2016年5月18日時点におけるアーカイブ 。2020年3月19日閲覧。
- ^ a b 『東武練馬(大東文化大学前)駅・高坂(大東文化大学東松山キャンパス前)駅、西台(大東文化大学前)駅へ 副駅名掲出開始』(プレスリリース)大東文化大学、2016年1月27日。オリジナルの2020年10月30日時点におけるアーカイブ 。2020年10月30日閲覧。
- ^ “不思議な駅”. 出没!アド街ック天国. テレビ東京 (2014年3月1日放送). 2023年11月17日閲覧。
- ^ EQUiA東武練馬 - 東武鉄道
- ^ “東武練馬駅”. 東武鉄道. 2023年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月15日閲覧。
- ^ “東武練馬駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。
- ^ 板橋区の統計 - 板橋区
- ^ 練馬区統計書 - 練馬区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
利用状況
編集- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 東武鉄道の1日平均乗降人員
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年7月30日閲覧。
- ^ 『駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
編集外部リンク
編集- 東武練馬駅(駅情報) - 東武鉄道