東洋紡ビルディング
大阪市北区にあるビル
東洋紡ビルディング(とうようぼうビルディング)は、大阪市北区堂島浜にあるオフィスビルである。東洋紡ビル、東洋紡本社ビルとも呼ばれる。
東洋紡ビルディング | |
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情報 | |
用途 | 事務所 |
設計者 | 大林組 |
施工 | 大林組・東海興業JV |
建築主 | 東洋紡不動産 |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造 |
敷地面積 | 5,643.92 m² |
延床面積 | 35,940 m² |
階数 | 地下1階、地上12階、塔屋3階 |
着工 | 1978年(昭和53年)5月 |
竣工 | 1980年(昭和55年)5月 |
所在地 | 大阪府大阪市北区堂島浜2-2-8 |
概要
編集1980年(昭和55年)に東洋紡の本社ビルとして建設された。総合設計制度を活用[1]し、敷地内には公開空地が設けられている。基準階賃貸面積は720坪である[2]。
堂島川の北側に位置するこの地は、東洋紡績の旧本店ビルがあった地である。なお、旧本店ビルは、1917年(大正6年)に竣工し、青銅ドーム型屋根を備えたルネッサンス風の赤レンガ建築であった[3]。
2017年10月20日に東洋紡は当ビルの信託受益権を売却した[4]。譲渡価額は非開示とされているが、東洋紡の2018年3月期の有価証券報告書に拠ると、譲渡益は10,388百万円で、簿価は建物3,016百万円、土地6,250百万円(合計9,266百万円)[5]であることから、200億円程度で売却されたものと推定される。
また、2020年9月18日には、A3JP堂島浜特定目的会社からAlpha Investment Japan特定目的会社に譲渡された[6]。売り主はプルデンシャル・ファイナンシャル傘下のPGIMのSPC(不動産ファンド)で、買い主は香港の大手不動産ファンドであるガウ・キャピタル・パートナーズ関連のSPCである模様[7]。
東洋紡は当ビルを売却後も入居し本社として継続使用していたが、2022年5月に同年春竣工の大阪梅田ツインタワーズ・サウスに本社を移転[8]。
受賞等
編集主な入居者
編集なお、当ビルの住所(大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番8号)を所在地(本店)として登記している法人は9法人ある(2024年10月13日時点)[10]。
- 過去の入居者
- 東洋紡 本社 - 2022年5月に大阪梅田ツインタワーズ・サウスへ移転
- 日本エクスラン工業 本社 - 2022年4月に大阪梅田ツインタワーズ・サウスへ移転
交通
編集脚注
編集- ^ この時代の工事 昭和49年~昭和53年ころ | 第2章 低成長時代の苦闘 | ■3 東京本社設置から創業100年まで | 大林組百年史
- ^ 東洋紡ビル|ビル事業部|業務案内|業務組織|東洋紡不動産株式会社
- ^ 第155期中間報告書「TOYOBO NOW」東洋紡
- ^ 固定資産(信託受益権)の譲渡および特別利益計上に関するお知らせ東洋紡 2017年9月22日
- ^ 東洋紡 有価証券報告書 2018年3月期 ※譲渡益は24頁、土地建物簿価は100頁参照
- ^ 東洋紡本社ビルを9月に取得/売却主はA3JP堂島浜特定目的会社/Alpha Investment Japan特定目的会社 | 建設ニュース
- ^ 【売買】大阪の東洋紡本社、PGIMからガウの手に|日経不動産マーケット情報
- ^ 本社移転に関するお知らせ
- ^ 大阪まちなみ賞 -Osaka Machinami Award- 【過去作品集】
- ^ 国税庁法人番号公表サイトにて所在地を「大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番8号」で検索し、該当した法人の数(登記記録の閉鎖等が生じた法人を検索対象に含めない)。