東芝デバイス&ストレージ

東芝デバイス&ストレージ株式会社(とうしばデバイスアンドストレージ、: Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation)は、株式会社東芝連結子会社であり、東芝グループの中でメモリ事業を除く、HDDをはじめとするストレージ、LSIなどのデバイス事業を行う中核事業会社である。本社所在地は東京都港区芝浦1-1-1(株式会社東芝の本社所在地と同じ)。

東芝デバイス&ストレージ株式会社
Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation
ロゴ
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
212-8520
神奈川県川崎市幸区堀川町580‐1
本店所在地 105-0023
東京都港区芝浦1丁目1-1
浜松町ビルディング
設立 2017年平成28年)7月1日
業種 電気機器
法人番号 8010401131278 ウィキデータを編集
事業内容 デジタルプロダクツ
電子デバイス
代表者 佐藤裕之代表取締役社長)
資本金 100億円
(2017年3月31日現在)
売上高 連結:7971億円
(2022年3月期)
従業員数 20,600人(連結)、3,400人(単独)  2023年3月末現在
決算期 3月末日
会計監査人 PwCあらた有限責任監査法人
主要株主 株式会社東芝(100%)
主要子会社 ニューフレアテクノロジー
東芝マテリアル
東芝ホクト電子
東芝デバイス
東芝デバイスソリューション
東芝ナノアナリシス
外部リンク https://toshiba.semicon-storage.com/jp/company.html
特記事項:米国会計基準のため純利益は当社株主に帰属する当期純利益。
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概要 編集

2017年7月1日、東芝の社内カンパニーであるストレージ&デバイスソリューション社が分割されて発足した[1]。同年に行われた、株式会社東芝の会社分割による事業分社化(東芝デバイス&ストレージ・東芝インフラシステムズ東芝エネルギーシステムズ東芝デジタルソリューションズ)の内、デジタルプロダクツ・電子デバイス領域に該当する。

なお、フラッシュメモリを中心としたメモリ事業は2017年4月1日、キオクシア株式会社(旧・東芝メモリ)に承継された。

グループ会社  編集

国内グループ会社 編集

海外グループ会社 編集

主な製品 編集

HDD 編集

 
東芝MK4313MAT(4.3GB

2003年(平成15年)12月には世界最小となる0.85インチハードディスクドライブを開発し、2006年au向けのCDMA 1X WIN対応携帯電話「MUSIC-HDD W41T」に搭載した。このHDDは「世界最小のハードディスクドライブ」として2005年版のギネス世界記録に掲載されていた。

2012年(平成22年)にハードディスク全分野の製品の提供とストレージ事業のさらなる強化[2]、またウエスタンデジタルHGST(旧・日立グローバルストレージテクノロジーズ、日立GST)買収(同年3月8日完了)に伴う寡占化対策としてウエスタンデジタルからコンシューマ向け製品の一部の製造設備、知的財産とニアライン向け製品の一部の製造設備(HGSTの1TBプラッタの3.5インチドライブの製造設備及びウエスタンデジタルの試験設備や知的財産の一部を取得し、東芝が取得するまでHGSTではその設備を用いた生産を継続[3])。それまで製造していた2.5インチ以下及びエンタープライズ向け3.5インチのハードディスクに加え、クライアント向け3.5インチのハードディスクの製造も開始した[4]

生産拠点の集約による効率化のため[5]、ウエスタンデジタルには東芝ストレージデバイス株式会社(当時)の子会社で2011年のタイにおける洪水で被災し、休止していた生産子会社の東芝ストレージデバイス・タイ社を譲渡(2009年に富士通より取得した製造拠点、ウエスタンデジタルが取得した後の処遇は未定であったが、人員はウエスタンデジタルのタイにおける生産拠点に編入[3])した。

半導体 編集

パワーデバイスやトランジスタなどの個別半導体(ディスクリート)は、世界トップクラスのシェア[いつ?]である。

脚注 編集

出典 編集

外部リンク 編集