東遊園地
東遊園地(神戸市役所24階展望ロビーから)

東遊園地(ひがしゆうえんち)は、兵庫県神戸市中央区加納町6丁目にある都市公園。神戸市役所の南、フラワーロードの西に広がる。神戸市が管理する。

概要編集

1868年外国人居留遊園の名称で開園した日本で最初の西洋式運動公園とされる。開園当時は外国人専用であった。公園内には、ボウリング発祥の地の碑・近代洋服発祥地の碑などの各種の記念碑がある。

また、慰霊と復興のモニュメント・1.17希望の灯りといった阪神・淡路大震災関連のモニュメントも、公園内にある。毎年1月17日におこなわれる阪神・淡路大震災の追悼行事では、主要会場のひとつとなっている。また、毎年12月におこなわれる光の祭典「神戸ルミナリエ」では、東遊園地のグラウンドが終端の会場となっている。

なお東遊園地の「遊園地」の名称だが、今日の日本語での一般的な遊園地の意味とは異なり、「公園」と同義で使われている。

この公園の名称については当初より「内外人公園」など様々な呼び方がされていたが、1922年に「東遊園地」と呼ばれるようになった。旧居留地の東に位置することが名称の由来となっている。

歴史編集

明治8年旧居留地に開設され同32年条約改正による神戸市域への編入、昭和48年開園100周年再整備を経て今日に至る歴史的な公園であり、神戸のシンボルのひとつとして市役所南側に広がる面積2.7haの地区公園である。

歴史的には旧居留地の開設に伴い、外国人専用の運動公園として開設された。園内のグラウンドで外国人らが野球ラグビーサッカーボウリングなどのスポーツを行ったことで、日本にそれらのスポーツが広まるきっかけとなった。 1890年には神戸倶楽部アレクサンダー・ネルソン・ハンセル設計)が建設されたことで、外国人の社交場となった。2011年には国の登録記念物(名勝地関係)に登録された。

改修設計編集

新庁舎の建設および地下駐車場増設を機に、既存樹木をできるだけ生かし、新たな利用形態に対応できるよう改修基本および実施設計が行なわれた。

新庁舎をランドマークとするメタセコイヤの並木にはさまれた南北に伸びる水の景観軸を設定し、公園内に数多く散在していた彫刻·モニュメントを生かした新たな景観名所の設定を行うとともに、レストラン、公園管理事務所·地下駐車場換気口·トイレ等は旧居留地様式で行うこととした。また、イベントフィールドおよびバリアフリー回遊園路·休養施設等の新設、照明等設備、噴水の改修、フラワーロードと体となった花の名所化を推進するための必要な補植等を行っている。

なお、2018年の「神戸ルミナリエ」開催終了直後(12月末)から2019年3月までの改修工事で、噴水の装置を撤去。噴水池をマウンド状に埋め立てたうえで、神戸市役所の北側(東遊園地からおよそ500メートル北側の場所)に設置されていた花時計の針や動力装置を、マウンドの南斜面へ移設した。旧設置場所に隣接する市庁舎2・3号館の建て替えに伴った暫定措置で、2019年3月28日から花時計の稼働を再開。噴水を囲むエリアの名称も、「噴水広場」から「花時計広場」へ改められた。ただし、花時計の旧設置場所が新しい市庁舎の敷地に組み込まれるため、建て替え工事完了後の花時計の設置場所は未定[1]

園内の施設編集

  • 慰霊と復興のモニュメント(阪神・淡路大震災犠牲者の銘板を掲示した「瞑想空間」を地下に併設)
  • 神戸倶楽部(再建。初代は1945年の戦災で焼失)
  • ヴィラブランシュ(レストラン)
  • 花時計(神戸市役所の北側から2019年に暫定移設)

ギャラリー編集

交通アクセス編集

関連項目編集

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座標: 北緯34度41分17秒 東経135度11分47秒 / 北緯34.68806度 東経135.19639度 / 34.68806; 135.19639

  1. ^ 今秋撤去の花時計 東遊園地南の噴水に暫定移設へ(『神戸新聞2018年10月17日付記事)