松下 忠(まつした ただし、1908年12月10日 - 1994年8月9日)は、日本の漢文学者。

熊本県出身。1938年東京文理科大学漢文学科卒。諸橋轍次に師事。1962年「江戸時代の詩風及び詩論の研究」で東京教育大学文学博士和歌山大学教授、72年定年退官、名誉教授、日本大学教授。1972年「江戸時代の詩風詩論―明清の詩論とその摂取」で日本学士院賞・恩賜賞受賞。同年和歌山県文化賞、1980年勲二等瑞宝章受章[1]和歌山大学名誉教授の生駒道弘は女婿

著書 編集

  • 『江戸時代の詩風詩論 明・清の詩論とその摂取』明治書院 1969
  • 紀州藩漢文学の全貌』和歌山大学紀州経済史文化史研究所 1970
  • 『紀州の藩学』鳳出版 1974
  • 『明・清の三詩説』明治書院 1978

注・編纂 編集

脚注 編集