松戸 直樹(まつど なおき、1973年7月25日 - )は、千葉県出身のモーターサイクルロードレースライダー。1999年全日本ロードレース選手権GP250チャンピオン。2000年 - 2004年ロードレース世界選手権GP250参戦。元Kawasaki Racing Team MotoGPテストライダー。

2007年3月、オートポリスでMotoGPマシンのテスト中にクラッシュし、右大腿骨を4か所骨折する重傷を負った。その治療過程で骨が感染症に侵され、同年7月には感染症にかかった部分の骨を約15cmほど切断する手術を受けたため、ライダーとしての再起は事実上不可能となった。その後、イリザロフ法と呼ばれる骨を延長する治療法により、2010年現在は松葉杖なしでの歩行が可能になるまで回復しており、現在は自らのチームとして「TEAM・GRACE」を主宰し、後進の育成に努めている[1]

戦績 編集

  • 1979年 - 6歳でポケバイを始める
  • 1990年 - ロードレース関東選手権GP125ランキング3位
ロードレース関東選手権SP250ランキング5位
  • 1991年 - 国内A級昇格
国内A級TT-F3チャンピオン
NA250ランキング2位
  • 1992年 - 国際A級昇格
全日本ロードレース選手権TT-F1ランキング16位(SP忠男)
  • 1993年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング17位(SP忠男)
  • 1994年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング10位(SP忠男)
  • 1995年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング15位(SP忠男)
  • 1996年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング5位(コンパイルレーシング/TZ250)
  • 1997年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング4位(コンパイルレーシング/TZ250)
ロードレース世界選手権デビュー戦(日本グランプリ
  • 1998年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング3位(Y.E.S.Sレーシング)
ロードレース世界選手権日本グランプリ3位
  • 1999年 - 全日本ロードレース選手権チャンピオン(BP YAMAHA RT/YZR250)
  • 2000年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング10位(ペトロナス・スプリンタ・TVK・/TZ250)
  • 2001年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング9位(ペトロナス・TVK・ヤマハ/YZR250)
  • 2002年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング10位(Yamaha Kurz/TZ250)
  • 2003年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング9位(Yamaha Kurz/TZ250)
  • 2004年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング15位(UGT・Kurz/TZ250)
  • 2005年 - 全日本ロードレース選手権JSB1000ランキング8位(モリワキMOTULタイガーレーシング/CBR1000RR)

 鈴鹿8時間耐久ロードレースにモリワキMOTULタイガーレーシングから参戦、身長差のあるレオン・キャミアにセッティングを合わせてセッティングを担当。決勝も期待されたが、序盤にペアライダーの転倒でリタイアとなった。

ロードレース世界選手権日本グランプリMotoGPクラスリタイヤ
  • 2006年 - カワサキMotoGPテストライダー

 鈴鹿8時間耐久ロードレースに、TEAM TRICK☆STAR & B-LINE kawasaki ZX-10Rから参戦、総合8位クラス3位入賞〔ライダー松戸直樹・鶴田竜二

ロードレース世界選手権日本グランプリMotoGPクラスリタイヤ

脚注 編集

  1. ^ 東京中日スポーツ・2010年1月25日付 20面

外部リンク 編集