板倉町

群馬県邑楽郡の町

板倉町(いたくらまち)は、群馬県南東部最東端に位置し、邑楽郡に属する関東大都市圏に属する[3][注 1]。一方で館林都市圏にも属している。

いたくらまち ウィキデータを編集
板倉町
板倉コスモスまつり
地図
板倉町旗 板倉町章
板倉町旗 板倉町章
1960年2月1日制定[1][2]
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 群馬県
邑楽郡
市町村コード 10521-0
法人番号 7000020105210 ウィキデータを編集
面積 41.86km2
総人口 13,234[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 316人/km2
隣接自治体 館林市邑楽郡明和町
埼玉県加須市羽生市
栃木県佐野市栃木市
町の木 モクセイ
町の花 サクラ
町の鳥 ヒバリ
板倉町役場
町長 小野田富康
所在地 374-0192
群馬県邑楽郡板倉町大字板倉2682番地1
北緯36度13分33秒 東経139度36分07秒 / 北緯36.22592度 東経139.60192度 / 36.22592; 139.60192座標: 北緯36度13分33秒 東経139度36分07秒 / 北緯36.22592度 東経139.60192度 / 36.22592; 139.60192
外部リンク 公式ウェブサイト

板倉町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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概況

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主に関東地方に点在する「雷電神社」「雷電社」の事実上の総本社格で、関東三雷神の1社[4]である雷電神社があり、地元では「雷電さま」として親しまれている[5]

雷電神社・渡良瀬遊水地付近は「利根川・渡良瀬川合流域の水場景観」の名で関東地方では初の重要文化的景観として選定されている。

郷土料理としてナマズの天ぷらやたたき揚げなどの川魚料理が名物となっている[5]

農業では「群馬の米蔵」と呼ばれ多くの品種が栽培されている[5]。またキュウリの生産が盛んで、生産高は全国トップクラスである[5]。鉢物カーネーションの栽培も盛んで、ギフト用として各地に出荷されている[5]

町東部に県企業局による板倉ニュータウンが開発され、1997年(平成9年)3月25日に東武日光線板倉東洋大前駅が開業。東洋大学板倉キャンパスが開設された。

平成27年国勢調査によると板倉町は群馬県内で東京都区部への通勤率がトップである。

地理

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舞う形」と形容される群馬県のくちばしの部分を占める。平坦地、北緯36度13分、東経139度36分に位置し、群馬・栃木・埼玉・茨城の4県の県境地域にあたる。南境には日本最大の流域面積である利根川が、北境には渡良瀬川が流れ、この2大河川は町の東南の茨城県古河市で合流し、町の中央やや南側に谷田川が流れている。東は本州最大の湿地ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地に接する。新大田付近はかつて板倉沼があったが、埋め立てられ板倉川が整備された。年間平均気温は15度と温暖な地域であり、年間平均降水量は1,200mmである。

総面積4,184haのうち約55%の2,302haを農地が占め、市街化区域面積は町域全体の9% (395ha) であり、広大な農地が保全されている。

隣接している自治体

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板倉沼

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板倉沼はかつて板倉町にあった湖沼。現在の雷電神社付近にあり、かつて雷電神社は板倉沼と亥の子沼に突き出す半島上にあった。館林城付近にある城沼とつながれていた。万葉集巻14上野国東歌の「上毛野伊奈良の沼のおほゐ草よそに見しよは今こそまされ」にある伊奈良の沼に比定されている[5]。明治以降何度かにわたって埋め立てが行われ、1979年に消滅した[6]

方言

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  • 古来より栃木県や茨城県と文化的な結びつきが強く、町内では東部、北部を中心に東関東方言を用いる。

歴史

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沿革

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人口

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板倉町と全国の年齢別人口分布(2005年) 板倉町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 板倉町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
板倉町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 16,290人
1975年(昭和50年) 15,855人
1980年(昭和55年) 16,024人
1985年(昭和60年) 16,002人
1990年(平成2年) 15,948人
1995年(平成7年) 15,533人
2000年(平成12年) 15,946人
2005年(平成17年) 15,865人
2010年(平成22年) 15,706人
2015年(平成27年) 15,015人
2020年(令和2年) 14,083人
総務省統計局 国勢調査より


行政・立法

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  • 町長:栗原実(2008年11月17日就任、3期目)

公共施設

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  • 中央公民館
  • 南部公民館
  • 東部公民館
  • 北部公民館
  • 文化財資料館
  • 児童館
  • 板倉海洋センター
  • 健康の郷季楽里(きらり)
  • 保健センター
  • わたらせ自然館
  • 資源化センター

消防

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警察

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  • 館林警察署(館林市)の管轄
    • 朝日野交番
    • 板倉駐在所
    • 西岡駐在所

広域行政

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  • 東毛広域市町村圏振興整備組合:太田市・館林市・明和町・千代田町大泉町邑楽町とともに構成市町内における広域市町村圏計画の策定及び事業の実施についての連絡調整と、東毛林間学校の運営を行なっている。
  • 館林地区消防組合:館林市・明和町・千代田町・邑楽町とともに、消防の運営を行なっている。
  • 邑楽館林医療事務組合:館林市・明和町・千代田町・大泉町・邑楽町とともに館林厚生病院の運営を行なっている。
  • 館林衛生施設組合:館林市・明和町・千代田町とともに、し尿処理及びごみ処理施設の整備(千代田町を除く)を行なっている。

県議会

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  • 選挙区:邑楽郡選挙区
  • 定数:3名
  • 任期:2023年(令和5年)4月30日 - 2027年(令和9年)4月29日[7]
議員名 会派名 備考
久保田順一郎 自由民主党
川野辺達也 自由民主党
森昌彦 自由民主党

衆議院

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選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
群馬県第3区(板倉町、太田市館林市邑楽郡 笹川博義 自由民主党 5 選挙区
長谷川嘉一 立憲民主党 2 比例復活

経済

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企業
スーパー
  • フレッセイ板倉店
  • スーパーセンタートライアル板倉店
  • ドラッグセイムス板倉店
農産物直売所
  • 健康の郷季楽里

交通

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鉄道路線

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板倉町は東武伊勢崎線系統の路線が多く通る群馬県内において、唯一東武日光線が通る路線である。

路線バス

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道路

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国道
県道

教育

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小学校
中学校
高等学校
大学

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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雷電神社
 
頼母子のシダレザクラ
 
ナマズの天ぷら(小林屋)
 
栃木・群馬・埼玉の三県境

出身者

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脚注

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注釈

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  1. ^ 群馬県内の東京都特別区部への通勤率は、当町が県内トップ(平成27年国勢調査)。

出典

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  1. ^ 板倉町紋章
  2. ^ 図典 日本の市町村章 p66
  3. ^ 総務省統計局 経済センサスと統計地図(大都市圏の売上高)【1.関東大都市圏】[1]
  4. ^ つくば市教育委員会 編(2009):12ページ
  5. ^ a b c d e f 板倉を知る!! 板倉町 2024年9月28日閲覧
  6. ^ 松浦茂樹「板倉町と水辺」『国際地域学研究』第12号、東洋大学国際地域学部、2009年3月、21-56頁、ISSN 13439057NAID 120005274605 
  7. ^ 議員の紹介 勤続年数・年齢順 - 群馬県議会(令和5年4月30日現在)”. www.pref.gunma.jp. 群馬県. 2023年4月30日閲覧。
  8. ^ 平成23年7月25日 コスモスまつり中止について - 板倉町”. www.town.itakura.gunma.jp. 2020年12月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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