枕崎飛行場(まくらざきひこうじょう)、枕崎空港(まくらざきくうこう)は、鹿児島県枕崎市にかつて存在した公共用飛行場。現在は公共用ヘリポートの枕崎ヘリポートとなっている。

枕崎ヘリポート(旧枕崎飛行場)
ターミナルビル
ターミナルビル
IATA: N/A - ICAO: N/A
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 鹿児島県枕崎市あけぼの町
種類 公共用ヘリポート
運営者 枕崎市
運用時間 8:30 - 17:00
開港 1991年1月
2014年9月18日、ヘリポート供用開始
閉鎖 2013年3月31日(飛行場)
標高 52.1 m (171 ft)
座標 北緯31度15分45秒 東経130度21分31秒 / 北緯31.26250度 東経130.35861度 / 31.26250; 130.35861座標: 北緯31度15分45秒 東経130度21分31秒 / 北緯31.26250度 東経130.35861度 / 31.26250; 130.35861
ウェブサイト 枕崎ヘリポート
地図
飛行場の位置
飛行場の位置
枕崎ヘリポート
飛行場の位置
飛行場の位置
枕崎ヘリポート
飛行場の位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
18/36 800×25 舗装
ヘリパッド
番号 長さ×幅 (m) 表面
- 25×20 舗装
リスト
空港の一覧
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目次

概要編集

第四次全国総合開発計画において高速交通体系の一環として構想され、1991年平成3年)1月に、国内初の地域空港(コミューター空港)として開港。だが、空港開設以来累積赤字が8億3,500万円になり、空港存続のための施設維持費用として年間8,000万円の費用がかかることから2013年(平成25年)3月31日をもって飛行場は廃止となった[1]。廃港後は消防防災機能維持のため格納庫前のエプロンにヘリポートを設置、滑走路跡地をメガソーラー事業者に賃借することとなった[2]。空港管理会社の南薩エアポートは防災ヘリへの給油のために存続している。

1998年(平成10年)、県消防防災ヘリコプター配備[3]。当初は不定期路線の開設を目指して鹿児島空港や県内離島とのチャーター便の運航や、他にヘリコプターの操縦訓練等にも利用されていた。だが、需要予測が過大であったところに不況が重なり、事業会社が2003年(平成15年)までに撤退。刑務所の誘致に失敗(後述)した2006年(平成18年)以降、滑走路がほとんど使用されなくなったことに着目した航空スポーツ団体による小型機の飛行競技会の実施や、グライダーの運航が試みられるなど、スカイスポーツの拠点とする動きもあったが、このような利用は本来の設置目的と異なることから、必ずしも飛行場を設置管理する枕崎市の理解が得られているとは言えず、航空機が常駐するまでには至っていなかった。

2010(平成22)年度の着陸回数は865回だった[4]

2013年3月13日をもって飛行場としては閉鎖し、2014年9月18日に公共用ヘリポートとして供用開始した[5]

施設編集

  • 位置 鹿児島県枕崎市あけぼの町264
  • 着陸帯 長さ:25メートル 幅:20メートル
  • 滑走路 長さ:25メートル 幅:20メートル
強度:全備重量の9トンに耐える強度
方位 北:175度44分7秒東(真方位)
アスファルトコンクリート舗装
  • 誘導路 延長:21メートル 幅:9メートル
アスファルトコンクリート舗装
  • エプロン 3バース
アスファルトコンクリート舗装/
セメントコンクリート舗装
  • 面積 15,444平方メートル(告示区域)
  • 設置者 枕崎市
  • 管理者 南薩エアポート(株)

空港内に配置される官公庁・自治体の部隊・施設編集

  • 南薩エアポート株式会社(指定管理者) - 定期航空券の予約・発券や旅行斡旋業務・航空用燃料販売。
  • 鹿児島県防災航空センター - 消防防災ヘリコプター ベル412EP「さつま」JA97KG が常駐している。
  • 大阪航空株式会社 枕崎事業所 - 航空機整備事業。

航空管制編集

  • 枕崎フライトサービス 129.800 MHz

(実際には使用されておらず、離着陸する航空機は航空機相互周波数 122.6 MHzで一方送信していた)

その他編集

刑務所誘致編集

累積赤字を解消するため、2003年(平成15年)から2005年(平成17年)にかけて、国のPFI方式による刑務所新設の計画に対し、枕崎市は本空港を廃止して跡地に刑務所を誘致しようと候補地に名乗りをあげた[6]。他に名乗りを上げた多くの自治体と激しい誘致合戦を繰り広げた結果、新設刑務所の設置予定地は山口県美祢市美祢社会復帰促進センター)と島根県那賀郡旭町(現:浜田市)(島根あさひ社会復帰促進センター)に決定し、枕崎市への誘致はならなかった。

メガソーラー誘致編集

2012年(平成24年)9月、枕崎市は空港を廃止して滑走路を大規模ソーラー発電所として運用すべく検討に入っていることを明らかにした[7]。2013年(平成25年)3月、空港を廃止し跡地をメガソーラー事業者に貸すことを決定した。年間8500万円の賃料により22年間で約8億3500万円の累積損失を解消できる見通しとなった。[8][9]

脚注編集

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  1. ^ 2013年(平成25年)3月7日国土交通省告示第217号「枕崎飛行場の供用廃止の件」
  2. ^ 鹿児島・枕崎、国内初の空港跡のメガソーラー”. 日経テクノロジー (2014年4月8日). 2014年7月19日閲覧。
  3. ^ 消防・防災ヘリコプターについて”. 鹿児島県. 2014年7月19日閲覧。
  4. ^ (PDF) (プレスリリース), 国土交通省大阪航空局, http://www.mlit.go.jp/common/000042148.pdf [リンク切れ]
  5. ^ 枕崎ヘリポート 2017年8月28日閲覧
  6. ^ 枕崎市役所「どうして刑務所を誘致?」
  7. ^ 朝日新聞デジタル:鹿児島・枕崎空港を廃止 メガソーラー事業者に跡地貸与
  8. ^ 鹿児島・枕崎、国内初の空港跡のメガソーラー
  9. ^ 昨年事業断念した枕崎空港 今は3万枚超の太陽光パネル並ぶ - 週刊ポストセブン(2014.11.10 07:00版 / 2015年9月18日閲覧)

外部リンク編集