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冠山から望む林道冠山線(右端付近に冠山峠)と金草岳(2013年6月)

林道冠山線(りんどうかんむりやません)は、福井県今立郡池田町田代から岐阜県揖斐郡揖斐川町塚奥山に至る林道である。

目次

路線概要編集

  • 起(終)点:岐阜県揖斐郡揖斐川町塚奥山
  • 終(起)点:福井県今立郡池田町田代
  • 延長19.4km[1](池田町管理区間:延長9,783m
  • 幅員3.6m(車道幅員3.0m、路肩両側0.3m、自動車道2級相当)

現状編集

 
冠山峠から望む冠山

両端に点線国道である国道417号の端点があり、代替路として国道417号の一部のような状況になっている(実際にはこの区間はあくまでも「林道」であり国道ではない)。迂回路として国道157号国道158号があるが、国道158号は迂回路としては遠く、国道157号は林道冠山線と道路の状態は大差無い。利用状況としては冠山峠からは冠山の絶景を見ることができ、観光林道として人気がある。冠山直下には国道417号の徳山バイパス河内田代バイパスを結ぶ冠山峠道路が建設中であり、完成すれば林道冠山線は冠山への登山客の利用や本来の林道としての役割のみを果たすことになる。

道路状況編集

 
岐阜側(2007年8月)

全線アスファルト舗装がなされており、1.5車線程の道が続く林道としては走りやすい部類の道である。ただし、林道規程(昭和48年4月1日付け林野道第107号林野庁長官通知[2])で定める自動車道1級(国道都道府県道等と連絡する幹線)相当の林道にも関わらず、車道幅員は自動車道2級相当の3.0m(路肩を含めて3.6m)しかない。また、最小曲線半径や最急縦断勾配を満たさない箇所が多数存在するなど線形が悪く[3][4]ガードレール・ガードケーブルや縁石が置かれていない箇所や急カーブもあり、危険な場所も存在する。途中にある冠山峠では冠山を一望する事ができ、V字谷の景観が大変美しいため、道幅の割に通行量が多い。また落石も若干見られる。走りやすいがここが林道だということを忘れると、事故に繋がる可能性がある。岐阜県側は福井県側に比べて道路幅が若干広いため、冠山峠までマイクロバス観光バスが来ることもある(ただし、観光バス・マイクロバスの通行を禁止する旨の看板が設置されている)。なお、福井県側は観光バスの通行は禁止されており、マイクロバスは許可証が必要である[5]。岐阜県側、福井県側共に、少量の雨でも崖崩れ等が発生することがあるため、通行可能かどうか事前に確認する必要がある。また11月中旬から翌年5月までの期間は積雪による冬期通行止めとなるため、年間通行止め日数は170日を超える[6]

2006年に福井県側起点と冠山峠付近に開閉式ゲートが新設されており、冬期はゲートが遮断されて進入禁止となる。また2008年に竣工した徳山ダムにより、国道417号及び旧林道の一部がダム湖(徳山湖)に水没したため、付け替え道路である国道417号徳山バイパスと、それに接続する徳山ダムの管理用道路である仮付替道路(冠山連絡道路)が整備されて塚冠山林道(林道塚線との共用区間)に接続している[7]

通過市町村編集

岐阜県揖斐郡揖斐川町 - 福井県今立郡池田町

通過する峠編集

接続道路編集

景観編集

脚注編集

  1. ^ 徳山ダムの管理用道路である仮付替道路(冠山連絡道路)及び林道塚線との共用区間である塚冠山林道の4.3kmを含む。
  2. ^ 林道規程の制定について(昭和48年4月1日付け林野道第107号林野庁長官通知)、林野庁
  3. ^ 一般国道417号改築工事(冠山峠道路)及びこれに伴う砂防設備付替工事に係る事業認定理由について国土交通省告示第759号、2011年7月19日
  4. ^ 国土交通省近畿地方整備局「国道417号冠山峠道路」4頁によると、林道塚線と併せて曲線半径15m未満が100箇所、縦断勾配9%以上も複数存在する。
  5. ^ 冠山線のマイクロバスでの通行について、福井県池田町役場
  6. ^ 国土交通省近畿地方整備局「国道417号冠山峠道路」2頁
  7. ^ 一部のオンライン地図では仮付替道路(冠山連絡道路)が表示されていないため、林道冠山線への通行が不可能のように見える。

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集