新潟県立柏崎工業高等学校

日本の新潟県柏崎市にある県立工業高等学校
柏崎工業高校から転送)

新潟県立柏崎工業高等学校(にいがたけんりつかしわざきこうぎょうこうとうがっこう)は、新潟県柏崎市に所在する県立工業高等学校。柏崎市近郊の地域では、柏工「かしこう」(又は「はくこう」)の通称で呼ばれている。

新潟県立柏崎工業高等学校
校舎
地図北緯37度22分29.5秒 東経138度33分22.8秒 / 北緯37.374861度 東経138.556333度 / 37.374861; 138.556333座標: 北緯37度22分29.5秒 東経138度33分22.8秒 / 北緯37.374861度 東経138.556333度 / 37.374861; 138.556333
過去の名称 新潟県立柏崎工業学校
国公私立の別 公立学校
設置者 新潟県の旗 新潟県
設立年月日 1939年4月12日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科
  • 工業科(1学年のみ)
  • 機械創造科
  • 電気技術科
  • 環境化学科
学科内専門コース 本文を参照
学校コード D115220500049 ウィキデータを編集
高校コード 15165D
所在地 945-0061
新潟県柏崎市栄町5-16
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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新潟県立柏崎工業高等学校の位置(新潟県内)
新潟県立柏崎工業高等学校

沿革 編集

  • 1939年4月12日:新潟県立柏崎工業学校として機械科50名、電気科40名、応用化学科30名で開校(県内では2校目の工業学校)。
  • 1940年2月7日:応用化学科を工業化学科と改称。
  • 1948年4月1日新潟県立柏崎工業高等学校と改称。
  • 1951年4月1日:定時制課程機械科を設置。
  • 1963年4月1日:本年度入学生より、機械科4学級、電気科2学級、工業化学科1学級となる。
  • 1966年:この年度(昭和41年度)の入学試験より、試験科目を前年度までの9教科から、実業科目を除いた5教科へ変更。
  • 1968年8月31日プール落成。
  • 1970年4月1日:本年度入学生より、機械科4学級、電気科1学級、工業化学科1学級となる。
  • 1971年6月22日:新体育館落成。
  • 1979年12月8日:柔剣道場落成。
  • 1980年3月2日:定時制閉課程式挙行
  • 1981年7月11日:新校舎が落成し、移転。
  • 1982年7月2日:特別教室棟落成。以降実習棟を改築。
  • 1988年2月19日:小体育館落成。
  • 1990年4月1日:本年度入学生より、機械科4学級中2学級を電子機械科に改組。
  • 1994年4月1日:本年度入学生より、機械科1学級減。
  • 1997年3月10日:屋内練習場落成。
  • 1997年11月3日:大体育館改修工事完了。
  • 2000年10月18日:2年生インターンシップ実施(3日間)。
  • 2001年3月30日:校内LAN配線工事完了。
  • 2005年4月1日:工業科4学級募集、新制服(ブレザータイプ)制定。
  • 2006年4月1日:この年度の2年生より電子機械科1学級減、電気科1学級増となる(2019年度入学生まで継続)。
  • 2006年8月1日:大規模改造空調工事(PTAにより普通教室等にエアコン16台設置)
  • 2009年4月1日:電気科に防災エンジニアコース設置
  • 2015年1月30日:新柔剣道場竣工
  • 2021年4月1日:工業科3学級募集。この年度の2年生のみ、電子機械科人数減少により卒業まで4学級設置となる(機械科・電子機械科1学級、電気科2学級、工業化学科1学級)。
  • 2022年4月1日:2021年度入学生より、小学科を機械創造科、電気技術科、環境化学科に改編[1][2]。機械科、電子機械科、電気科、工業化学科募集停止。
  • 2023年4月1日:MF(機械・電子機械)科科務室、電気科科務室、工業化学科科務室が廃止され、元実習室を改装した第二教務室へ統合される。

校歌・応援歌 編集

  • 『新潟県立柏崎工業高等学校校歌』(作詞:酒井薫風・堀口大学:補作・作曲:宅孝二[3]
  • 応援歌『柏工健児』

鉄腕鳴りてああ雄叫ぶ我ら
決戦すでに時こそ来たれ
好敵校よいざ戦わん
若き選手らの心は躍る
腕(かいな)に担う重き使命を
果たせよ雄々しく柏工(はっこう)健児

校章 編集

 
校章

学科・コース 編集

全日制課程
工業科(1年1 - 3組)
工業科は1年生全員が在籍し、一般教科を主に、工業に関する基礎的知識を学習する学科である。
工業技術基礎とよばれる教科では、全学科全コースの実習を一通り体験する。
機械創造科(1組)
機械創造科は、機械の加工・設計などの基本的な知識・技術や、ロボット等の機械制御に必要な電子回路などについて学習・習得する。
  • 機械工学コース(M)は、一般的な機械科と同じく、工作機械による金属加工技術などを中心に学習する。また、実習では、エンジンの分解・組み立て等を行う。
  • メカトロニクスコース(F)は、一般的な電子機械科と同じく、機械と電気・電子の分野について学習し、ロボットや、工場の自動化技術に関する知識・技術を身に付ける。
電気技術科(2組)
電気技術科は、電気の基礎的知識について座学・実習を通して学習する学科である。
電気を主に学習するが、防災関係のコースも設置されている。
また、当科を卒業すると、第二種電気工事士の筆記試験が免除となる。
  • 電気エンジニアコース(E)は、一般的な電気科と同じく、電気の基礎的知識を学習し、電気設備の設計・施工技術などを身に付ける。また、当コースを卒業し、電気工事の実務経験を3年積むと第3種電気主任技術者の資格が得られる。
  • 防災エンジニアコース(D)は、電気に関する技術と併せ、土木・災害などを工業的な視点から学習する。例年は消防署体験が当コースで実施されていたが、近年は新型コロナウイルス感染症 (2019年)の影響で実施が見送られている。
環境化学科(3組)
環境化学科は、身近な工業製品の素材などについて学習する。また、当科に在籍する生徒は、全員危険物取扱者乙種4類を受験する。
  • 環境化学コース(C)は、一般的な工業化学科と同じく、化学の基礎知識について工業的な視点から学習し、環境に配慮した素材開発について探求する。
かつての設置学科・コース(2020年度入学生まで)
工業科(1年1 - 4組)
機械科(1組)
  • 機械技術コース(M)
電子機械科(2組)
  • 電子機械コース(F)
電気科(3・4組)
  • 電気エネルギーコース(E)
  • 防災エンジニアコース(D)
  • 情報技術コース(I)
工業化学科(5組)
  • 環境化学コース(C)

交通・周辺環境 編集

ギャラリー 編集

校舎 編集

柏崎工業は、6つの校舎棟、4つの体育施設から成り立っている。

  • 管理・普通教室棟(4階建て)
    • 1F:生徒玄関、職員玄関、校長室、事務室、進路相談室、進路指導室、印刷室、購買、生徒会室
    • 2F:3年教室、多目的教室、職員室、放送室
    • 3F:2年教室、多目的教室、会議室、休養室
    • 4F:1年教室、多目的教室、書道教室、図書室、司書室
  • 特別教室棟(3階建て)
    • 1F:視聴覚室、社会科教室、食物実習室
    • 2F:物理教室、化学教室、地学教室
    • 3F:被服室、音楽室、美術室
  • 電気・化学実習棟(3階建て)
    • 1F:電気工事準備室、電気工作実習室、電気工事実習室、電気機器実習室
    • 2F:電子計算機実習室、化学計測準備室、化学計測実習室、工業計測実習室
    • 3F:第1化学反応実習室、第2化学反応実習室、第3化学反応実習室、第4化学反応実習室
  • 機械・電子機械科実習棟(3階建て)
    • 1F:機械加工実習室(旋盤)、FA実習室、試験計測実習室
    • 2F:第二教務室(工業科職員室)、仕上組立実習室、電気計測実習室、電気磁気実習室
    • 3F:電気実習室、製図室1、製図(CAD)室2、製図室3
  • 機械科実習棟(1階建て)
    • 1F:原動機実習室、溶接実習室、鋳造実習室
  • 産振棟(2階建て)
    • 1F:化学工学実習室、高電圧実習室、自動制御実習室、電力実習室、準備室
    • 2F:物理化学実習室、電子工学実習室、電気計測実習室
  • 大体育館(2階建て)
    • 1F:体育教官室、ステージ、用具室
    • 2F:ギャラリー
  • 小体育館(2階建て)
    • 1F
    • 2F:ギャラリー
  • 格技場(1階建て)
    • 1F:柔道場、剣道場
  • 屋内練習場(2階建て)
    • 1F:部室
    • 2F:ギャラリー

部活動 編集

運動部 編集

文化部 編集

  • 機械部
  • ものづくり部
  • 電気部
  • 化学部
  • 美術
  • 写真

同好会 編集

  • 音楽同好会

著名な出身者 編集

脚注 編集

  1. ^ 令和3年度新潟県公立高等学校入学者選抜の募集人数等について”. 新潟県教委 (2020年10月27日). 2020年12月25日閲覧。
  2. ^ 柏工は変わります。”. 新潟県立柏崎工業高等学校. 2020年12月25日閲覧。
  3. ^ 校歌 - 新潟県立柏崎工業高等学校 2022年2月12日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集