栗原亨 (廃墟愛好家)
栗原 亨(くりはら とおる、1966年[1]7月 - )は、廃墟に関するフリーライターである。30年以上にわたり約1500ヶ所の廃墟を巡り、青木ヶ原樹海では70体以上の自殺遺体を発見したと自称する[1]。
くりはら とおる 栗原 亨 | |
---|---|
生誕 |
1966年7月![]() |
住居 | 千葉県 |
職業 |
廃墟愛好家 フリーライター |
略歴 編集
1966年7月に東京都で生まれて千葉県に在住する。サラリーマンとして妻子と生活したのちに離婚する。
1990年代後半から、使用を終えて管理が届かずに無人状態が継続する施設や建物を廃墟と自身で独断し、事前や事後に管理者や権利者らへ連絡せずに許諾を得ないまま、弟とともに侵入して撮影を繰り返す。
「廃墟#日本の廃墟ブーム」も参照
撮影した映像などをウェブサイト『廃墟Explorer』として公開すると、サイトに併設する掲示板の利用者らが、住居表示や地番などの所在地理と土地建物や権利者の履歴など流布されていない情報を拡散した。
その後、2000年6月にフジテレビのドキュメンタリー『NONFIX』で廃墟探索に魅せられたサラリーマンとして出演し、2002年に『廃墟の歩き方 探索篇』を発売する。
勤務先から退職して「廃墟のプロ」を自称し、樹海探索も加えてマスメディアへ露出を自ら図るも、本人の遅筆や時流の一過性などから表立つ活動は減少した。
2013年5月30日に『新・廃墟の歩き方 探訪編』を発売して、同年5月29日にウェブサイトの更新を再開した。
出版物 編集
監修 編集
単著 編集
- 『廃墟の歩き方2 潜入篇』(2003年 イースト・プレス)
- 『樹海の歩き方』(2005年 イースト・プレス)
- 『廃墟紀行 — 荒廃した静寂な空間が語る郷愁』(2007年 マガジンランド)
- 『ウソかマコトか!?恐怖の樹海都市伝説』(2008年 秋田書店)
- 『はじめての廃墟の歩き方』(2008年 イースト・プレス)
- 『新・廃墟の歩き方 探索篇』(2013年 二見書房)
共著 編集
連載 編集
オリジナルビデオ 編集
- 『廃墟 解体新書』『樹海 解体新書』(監修 2004年 GPミュージアムソフト)
催事 編集
- 『Tokyo Ruin Night』(2006年11月25日 我無双)
- 『秘密の廃墟、廃墟の秘密。』(2008年9月6日 ジュンク堂書店新宿店)
- 『廃墟ナイト』(2010年1月17日 東京カルチャーカルチャー)
脚注 編集
- ^ a b “栗原 亨 TORU KURIHARA | 現代ビジネス @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2022年11月24日閲覧。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 廃墟Explorer - 栗原亨の公式サイト(2013年5月29日更新再開)
- 栗原亨 (@GSX1100SSSL) - Twitter
- 廃墟Explorerチャンネル - YouTubeのチャンネル