栗田穣崇
日本の経営者 (1972–)
栗田 穣崇(くりた しげたか、1972年5月9日 - )は、日本の経営者。iモードの立ち上げメンバーで、携帯電話の絵文字(iモード絵文字など)の開発者[1]。
くりた しげたか 栗田 穣崇 | |
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生誕 | 1972年5月9日(51歳)![]() |
出身校 | 岐阜県立大垣北高等学校卒業 専修大学経済学部卒業 |
職業 | 経営者 |
著名な実績 | iモード絵文字の開発 |
代表作 | iモード絵文字 |
肩書き | 株式会社ドワンゴ専務取締役COO 株式会社カスタムキャスト取締役 |
略歴 編集
- 1991年: 岐阜県立大垣北高等学校卒業
- 1995年: 専修大学経済学部卒業
- 1995年 - 2009年: NTTドコモ コンテンツ開拓担当 課長
- 2000年 - 2005年: ドコモ・ドットコム チーフクリエイティブオフィサー(NTTドコモから出向)
- 2005年 - 2007年: 楽天株式会社 楽天オークション 企画・マーケティング部長(NTTドコモから出向)
- 2009年 - 2011年: ぴあ株式会社 セールスプロモーション局次長
- 2011年 - 2015年: 株式会社バンダイナムコゲームス ネットサービス推進部 ゼネラルマネージャー
- 2015年3月 -: 株式会社ドワンゴ執行役員
- 2016年10月 - 2018年:株式会社テクテック取締役
- 2017年7月 -: 株式会社大百科ニュース社取締役
- 2017年10月 - : 株式会社ドワンゴ取締役[3]
- 2017年12月 -: niconico運営責任者に就任
- 2018年6月20日 -2019年2月: カドカワ株式会社取締役
- 2018年12月 -: 株式会社カスタムキャスト取締役
- 2019年2月 -: 株式会社ドワンゴ専務取締役COO
- 2023年2月22日: 自身の声を元にしたA.I.VOICEライブラリ「栗田まろん」発売[4]。
- 2023年夏: 自身の声を元にしたVOICEVOXライブラリ「栗田まろん」発売予定[5]。
人物 編集
- 榎啓一・松永真理・夏野剛らと共に、iモードの立ち上げに携わり、絵文字を開発した[6]。栗田によれば、絵文字のデザインをまとめたのは建築家の青木淳だという[7]。
- 企画・開発したiモード絵文字がニューヨーク近代美術館のコレクションに追加された[8][9][10]。
- メディアワークスの携帯電話専門誌「iモードで遊ぼう!」[11]、アスキー・メディアワークスのモバイル情報総合誌「mobileASCII」[12] にコラムを寄稿。
- 鰻が大好物で仏像マニアである。
- ブラウザゲーム「エンゲージプリンセス」総監督・開発責任者。
- ニコニコの運営責任者になって以降、ニコニコの複数のサービスを廃止し、担当するKADOKAWAのWebサービス事業の売上高を5年で290億23百万円(2018年3月期)から220億63百万円(2023年3月期)まで下げた[13][14]。またニコニコのMAU(ログインUU + 動画非ログイン視聴UU)を1,754万人(2018年3月実績)から1,470万人(2023年1-3月の平均値)まで下げてた[15][16]。
- 西村博之は、栗田穣崇について”友達としては全然良いと思っています。ただ事業家として今のニコニコを立ち直せる能力があるかというと向いてないんじゃないかなと思ってます”(2020年6月22日)[動画 1]。ニコ生ってもう少しうまく運営できると思いませんか?の質問に対して西村は、”栗田さんが頑張る気がないってことなんじゃないかなと思ってます”(2023年5月26日)[動画 2]と答えている。
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
- ^ Prisco, Jacopo (2018年5月23日). “Shigetaka Kurita: The man who invented emoji” (英語). CNN Style 2018年6月17日閲覧。
- ^ “2018年3月期 有価証券報告書”. カドカワ株式会社. 2018年9月22日閲覧。
- ^ “株式会社ドワンゴ役員”. 2017年10月30日閲覧。
- ^ [1]
- ^ A.I.VOICE × ニコニコ× VOICEVOX のコラボ企画 ニコニコ代表栗田穣崇・百花繚乱のボイスソフト化決定
- ^ “生みの親が語る「ケータイ絵文字」14年の軌跡と新たな一歩”. 日経トレンディ (2012年5月25日). 2018年8月28日閲覧。
- ^ 「MoMAに収蔵された事が話題となっている携帯電話の「絵文字」のデザインを手掛けたのは、建築家の青木淳だった」[2]。
- ^ “絵文字、ニューヨークMoMAのコレクションに”. 株式会社インプレス (2016年10月27日). 2018年8月28日閲覧。
- ^ “ドコモの初期絵文字がNY近代美術館のコレクションに!企画・開発の栗田氏が喜びのコメント”. 株式会社イード (2016年10月27日). 2018年8月28日閲覧。
- ^ “ドコモが開発した絵文字、ニューヨークMoMAの永久収蔵品に!”. 株式会社レッドコンサルティング (2016年10月27日). 2018年8月28日閲覧。
- ^ “携帯電話キャリアと考えるモバイルゲームの未来(仮)”. 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会. 2019年1月7日閲覧。
- ^ “モバイル情報総合誌 『mobileASCII』発行のお知らせ”. KADOKAWA. 2019年1月7日閲覧。
- ^ “EDINET”. 金融庁. 金融庁. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “有価証券報告書”. EDINET. 金融庁. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “カドカワ株式会社 2018年3月期 通期決算”. 2023年9月23日閲覧。
- ^ “KADOKAWA2023年3月期 通期決算”. 2023年9月26日閲覧。
動画 編集
- ^ (日本語)『ドワンゴの栗田さんは経営者として2番手あたりが相当だと思う理由』2021年5月25日 。2023年8月18日閲覧。
- ^ (日本語)『JOEL GOTTを飲みながら2023/05/26』2021年5月25日 。2023年8月18日閲覧。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 株式会社ドワンゴ
- くりたしげたか (@sigekun) - Twitter
- ドコモがアップルになれなかった理由とは - 4Gamer.net
- iモードができるまで