根本山

栃木県佐野市と群馬県桐生市・みどり市に跨がる山

根本山(ねもとさん)は、栃木県群馬県に跨がる。標高1,199m。栃木百名山ぐんま百名山の一つ[1]

根本山
熊鷹山からの根本山
標高 1,199 m
所在地 日本の旗 日本
栃木県佐野市
群馬県桐生市みどり市
位置 北緯36度32分59.4秒 東経139度27分3.4秒 / 北緯36.549833度 東経139.450944度 / 36.549833; 139.450944座標: 北緯36度32分59.4秒 東経139度27分3.4秒 / 北緯36.549833度 東経139.450944度 / 36.549833; 139.450944
山系 足尾山地
根本山の位置(関東地方内)
根本山
根本山の位置(群馬県内)
根本山
根本山の位置(栃木県内)
根本山
プロジェクト 山
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概要 編集

栃木県佐野市飛駒町と群馬県桐生市梅田町五丁目・みどり市東町沢入に跨がる。桐生市梅田町の最高峰である。桐生川の最上流部に位置する。中腹に根本山神社があり、江戸時代山岳信仰の対象として庶民の信仰を集めた。近隣の山として、南西に三境山、北東に十二山、南東に熊鷹山がある。

桐生市側の登山口は、桐生川上流の群馬県道337号上藤生大洲線の北端、根本沢に架かる不死熊橋の付近にある[2]

根本山神講 編集

根本山神講(ねもとやまがみこう)は、由良氏との合戦に敗れた桐生氏の残党の手によって、天正元年(1573年)に起こされたである。根本山を神体とし、本地仏薬師如来を迎え、大山祇命大山咋命山神を祀る。根本山の山気に浴して山霊を鎮魂することで神通力を得、心身の苦難を排除できるという民間信仰である。江戸時代には参詣案内書が発行され、関東から東北方面にかけて広く信者が集うほどの盛んな講に発展した[3]

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ ぐんま百名山 No.80 根本山 群馬県、2011年(平成23年)3月1日更新、2018年(平成30年)3月21日閲覧。
  2. ^ 桐生ハイキングガイドマップ 根本山登山コース
  3. ^ 『ふるさと桐生のあゆみ』78頁 異彩を放った根本山神講

参考文献 編集

  • 『ふるさと桐生のあゆみ』桐生市教育委員会、1998年平成10年)

関連項目 編集