桂 ぽんぽ娘(かつら ぽんぽこ、1979年8月22日 - )は、東京都出身の上方で活躍する落語家吉本興業所属(大阪)。上方落語協会会員。本名、石川 百合子[1]

かつら ぽんぽ
桂(かつら) ぽんぽ娘(こ)
結三柏は、桂文枝一門の定紋である。
本名 石川 百合子
生年月日 (1979-08-22) 1979年8月22日(44歳)
出身地 日本の旗 日本東京都葛飾区
師匠 東京太・ゆめ子
桂文福
名跡 おさなぎ色(漫談家時代)
活動期間 2006年 -
活動内容 上方落語
配偶者 既婚(離婚歴あり)
所属 吉本興業
公式サイト プロフィール
備考
上方落語協会会員

来歴 編集

  • 実家は魚屋。
  • 昭和女子大学短期大学部食物科学科卒業[1]栄養士の免許を保有[1]
  • 東京で東京太・ゆめ子に入門[2]おさなぎ色として8年間下ネタを取り入れたメイド漫談を演じていた。破門後[3]、名古屋の大須演芸場に出演していた時に桂文福と出会い[3]、2006年10月入門。2010年11月、師の一門ごとよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する。
  • 上方で唯一の女流江戸弁落語家である。江戸弁を駆使する上方女流芸人は浪曲師の春野恵子桂さろめ、ぽんぽ娘の3人のみ。
  • 落語家・講談師のユニット「セブンエイト」のメンバー。同ユニット主催のイベント「7時だヨ!8人集合」に出演している[4]

人物・エピソード 編集

  • 師匠の名が「文福」[1]、総領弟子が「茶がま」。三番弟子が「まめだ」(豆だぬきを表す関西方言)と、「タヌキ」にちなんだ名前がよくつけられる一門に属する。「ぽんぽ娘」も、もちろんその一つとして命名された。先代の桂ぽんぽこ(鈴木信作)がいたが廃業している。
  • 師匠文福に大変可愛がられる一方、兄弟子のまめだは適当にあしらわれている、と同門の落語家のネタになっている。
  • 東京時代に公私ともに世話になった、落語家の立川吉幸を白馬の王子様と称して慕っている。吉幸は彼女の漫談のネタでよく登場した。
  • 前の旦那とはセックスレスだったため、ぽんぽ娘の浮気が原因で離婚。2011年11月3日に再婚し、現在、子供が1人いる[5]。男性経験は17人(2021年11月時点)。
  • 下ネタ全開のピンク落語を得意とする[6]。ただし、桂文枝から「桂の名前が欲しいならやめたほうがいい」と忠告を受けたことがあるという。
  • 2018年6月9日夜、東海道新幹線のぞみ265号車内で3人が殺傷される事件が発生した際[7]、隣の車両に乗り合わせており、事件発生当初からツイッターに現場の様子を投稿した[8]。また、当日夜から翌日にかけての『NHKニュース』『モーニングショー』では「13号車の乗客」としてインタビュー出演していた。
  • 2019年より、瀧川鯉白快楽亭ブラ坊とともに落語艶芸ユニット「Pan★Tee」を結成し活動している。

出演 編集

テレビ 編集

ラジオ 編集

イベント 編集

  • 週プレ酒場ならではの女流落語会(2017年、歌舞伎町・週プレ酒場)[10]

脚注 編集

  1. ^ a b c d 桂 ぽんぽ娘 | 上方落語家名鑑”. 上方落語協会. 2022年6月2日閲覧。
  2. ^ 講師一覧:桂ぽんぽ娘”. 講演依頼.com. 2018年10月25日閲覧。
  3. ^ a b 雷門獅篭 (2012年12月20日). ご勝手名人録. ぶんか社. pp. 63-73. ISBN 978-4-8211-4348-1 
  4. ^ 噺家プロフィール”. ~セブンエイト~7時だヨ!8人集合. 2016年12月8日閲覧。
  5. ^ 桂ぽんぽ娘 プロフィール”. 講演依頼.com. 2016年12月8日閲覧。
  6. ^ “上方落語界の要注意人物”桂ぽんぽ娘、自身の不倫と離婚を語る”. お笑いナタリー (2016年5月6日). 2016年12月8日閲覧。
  7. ^ “新幹線のぞみ車内で切られ1人死亡、2人重傷 男を逮捕”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年6月9日). https://www.asahi.com/articles/ASL697HHCL69UTIL02P.html 2018年6月10日閲覧。 
  8. ^ “桂ぽんぽ娘、事件の新幹線に乗車…SNSに「はやく捕まえて」 一夜明け落語会出演”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2018年6月10日). https://www.daily.co.jp/gossip/2018/06/10/0011341833.shtml?pu=20180610 2018年6月10日閲覧。 
  9. ^ ゆりやんレトリィバァ司会。他にも、尼神インター蛙亭・岩倉(現・イワクラ)、シュークリーム(吉岡久美子しより)、バターぬりえ人妻ニャンコ堀川絵美横澤夏子がツアー参加者として出演していた。
  10. ^ 評判の女流落語家3名が週プレ酒場に! 談志に男と間違われ、元アイドル候補生、ピンク落語…三者三様の個性がキラリ☆”. 週プレNEWS (2017年8月8日). 2017年10月25日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集