桑原 盛正(くわはら もりまさ)は、戦国時代武将後北条氏の家臣。

 
桑原 盛正
時代 戦国時代
生誕 不明
死没 不明
別名 九郎衛門尉
主君 北条氏康
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略歴

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北条氏康の御馬廻衆。側近家臣として遠山綱景大石道俊と共に武田家への取次を務めた[1][2]

天文13年(1544年)正月2日に武田家との和睦の為に小山田信有の元を訪問し、駒井高白斎から武田晴信が作成したと思われる「御条目」を受け取った[3][4]

天文14年(1545年)10月15日には今川家と北条家の和睦仲裁を晴信が行ったため、陣所を訪れた高白斎から連署状を受け取った[5][6]

天文23年(1554年)12月には北条氏政黄梅院の婚儀において、黄梅院の請取を家老である松田盛秀、遠山綱景と共に担当した[7][8]

脚注

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  1. ^ 黒田 2024, pp. 121–124.
  2. ^ 丸島 2025, pp. 124–126.
  3. ^ 黒田 2024, pp. 37–40.
  4. ^ 丸島 2025, pp. 25–27.
  5. ^ 黒田 2024, pp. 49–52.
  6. ^ 丸島 2025, pp. 30–34.
  7. ^ 黒田 2021, pp. 84–89.
  8. ^ 黒田 2024, pp. 89–94.

参考文献

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  • 黒田基樹『戦国関東覇権史 北条氏康の家臣団』KADOKAWA〈角川ソフィア文庫〉、2021年7月。ISBN 978-4-04-400668-6 
  • 黒田基樹『駿甲相三国同盟 今川、武田、北条、覇権の攻防』KADOKAWA〈角川新書〉、2024年11月。ISBN 978-4-04-082526-7 
  • 丸島和洋『戦国大名の外交』講談社〈講談社学術文庫〉、2025年4月。ISBN 978-4-06-539478-6