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1955年『東京踊り』フィナーレ

桜咲く国』(さくらさくくに)はOSK日本歌劇団レビュー春のおどり』、松竹歌劇団(SKD)のレビュー『東京踊り』のテーマソング。作詞・岸本水府、作曲・松本四良。両劇団とも正式な団歌ではないが、松竹少女歌劇を象徴する楽曲。

概要編集

1930年昭和5年)大阪松竹座公演『春のおどり さくら』で発表。

1929年(昭和4年)『春のおどり 開国文化』でゲスト出演したフランス人歌手リュシエンヌ・ドフランヌが紙吹雪を吸い込み、歌えなくなるアクシデントがあった。その防止のため傘を持って歌うようになり、『桜咲く国』の傘を回すパフォーマンス、傘回しが誕生した。

作曲の松本四良が東宝に移籍したためSKDでは使われなくなったが、1970年(昭和45年)の『東京踊り』で復活した。OSKでは移籍後も使われていた。

OSK版とSKD版の歌詞は2箇所、音は1箇所異なる。SKD版は2番までしかないが、OSK版には戦後にできた3番があり、ショートバージョンでは1番と3番が歌われる。 当初発表されたものでは、歌われなくなった1番と2番があり現在の1番と2番が、3番と4番だった。

野球の応援歌として編集

OSK日本歌劇団は、1971年(昭和46年)から2003年平成15年)まで、近鉄グループの傘下であった。特に同じく近鉄傘下のプロ野球チーム近鉄バファローズ(後、大阪近鉄バファローズ)が大阪ドーム移転したことを機に、1997年(平成9年)からは歌劇団員が応援パフォーマンスを披露していた。双方の近鉄傘下時代に、野球の応援歌としても『桜咲く国』が用いられるようになった。

近鉄がリストラ策の一環で歌劇団を手放した翌年、2004年(平成16年)、同様に巨額の赤字を抱えていたバファローズ球団を、在関西のオリックス・ブルーウェーブと合併させる案に端を発したプロ野球再編問題が勃発した。最終的にバファローズ球団は消滅してオリックス球団と合併し、新たに東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生した。旧バファローズ球団の選手は、選手分配ドラフトにより、新オリックス・バファローズと東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍した。

こうした経緯から、東北楽天ゴールデンイーグルスの私設応援団が、出塁時等のテーマソングとして本曲の使用を継続していた(歌詞なし)。しかし、2018年(平成30年)頃から使用されず、翌2019年(平成31年)2月に、球団により応援歌が管理・CD発売されることを機に、球団と私設応援団の協議によって応援歌等が全面的に一新され、桜咲く国も姿を消した。