梅屋敷駅 (東京都)
梅屋敷駅(うめやしきえき)は、東京都大田区蒲田二丁目にある、京浜急行電鉄(京急)本線の駅。駅番号はKK10[1]。
梅屋敷駅 | |
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駅入口(2018年4月) | |
うめやしき Umeyashiki (東邦大学前) | |
◄KK09 大森町 (0.7 km) (0.8 km) 京急蒲田 KK11► | |
所在地 | 東京都大田区蒲田二丁目28番1号 |
駅番号 | KK10 |
所属事業者 | 京浜急行電鉄(京急) |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 7.2 km(品川起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[京急 1]14,545人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)2月1日 |
歴史
編集- 1901年(明治34年)2月1日 - 開業。開業時は道路上の停留場であった[2]。
- 1923年(大正12年)4月1日 軌道移転に伴い、新設軌道上に移転[2]。
- 1982年(昭和57年)4月1日 - 当駅に停車する列車が一部6両編成となり、ドアカットが実施されるようになる[3]。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 上り線高架化[4]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)7月18日 - 副駅名に東邦大学前が追加[7]。
- 2024年(令和6年)2月10日 - 始発より当駅1番線、2番線のホームドアの運用を開始[8][9]。
駅名の由来
編集駅構造
編集相対式ホーム2面2線の高架駅である。ホームは薄いピンク色の壁面になっており、一部に駅名に因んで梅のイラストがあしらわれている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 本線 | 下り | 羽田空港方面 / 横浜・三浦海岸方面 |
2 | 上り | 品川・新橋方面 |
駅簡易自動放送は、1番線が関根正明、2番線が大原さやかが担当している。
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改札口(2016年8月)
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ホーム(2016年8月)
接近メロディ
編集2012年4月9日から同年10月21日まで、大田区を舞台にしたNHKの連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の主題歌である、SMAPの『さかさまの空』をアレンジしたものを接近メロディとして使用していた[5][10]。メロディはスイッチの制作で、編曲は塩塚博が手掛けた[11]。現在は独自メロディなしの駅と同じく6つのレントラー舞曲が使用されている。
連続立体交差事業
編集2010年5月16日に上り線を高架化した際は新・下り線用のホームを一時的に使用し、線路上に仮設ホームを設置していたが、2012年10月21日の下り線高架化により撤去されて新・下り線用ホームとなり、新・上り線は既に躯体が完成しているホームを使用することになった。
高架化前の地上駅時代は、駅両端に踏切がある関係でホームの有効長が4両分であった。1982年4月に6両編成の普通列車が登場すると京急蒲田側に2両はみ出して停車せざるを得なくなったので、当駅ではドアが開かない「ドアカット」を実施していた[12]。2007年11月頃より6両で組成される編成[13]のうち京急蒲田側2両のドアに当駅でドアが開かない旨を喚起する表示ステッカーの貼付が順次行われていった。なお、上りホームは高架化によって有効長が6両分とされたため、ドアカットは行われなくなった。上りホームにおいてすべてのドアが開閉されることで、その喚起表示に「下り方面」の表記が付加された。ドアカット部の最も浦賀寄りには乗務員が安全確認を行うため、業務用の小さいホームが設置されていた[14]。
地上駅時代は上りホームに西口、下りホームに東口があり、各ホーム間を連絡する跨線橋などはなく、改札内でのホームの行き来はできなかった。上り線の高架化後は、下りホーム側に上りホームへと連絡する階段やエレベーター、エスカレーターを設置したことで改札内でのホーム間行き来が可能になった。高架時に旧上りホームにあった西口は一旦閉鎖されたが、2012年5月13日から上りホームが本来の位置に移設したために再度西口が開設された。西口の再開設に伴い、地平の下りホームと高架の上りホームを連絡する階段・エレベーター・エスカレーターは閉鎖され、再度改札内のホームの行き来は不可能になっていた。
高架化工事が2012年10月に完成し、ホーム長113m(6両編成対応)の相対式ホーム2面2線を有する高架駅となった。2013年には上下線の改札口が統合され、再び改札内のホームの行き来が可能になった。下り本線は南隣の京急蒲田駅下りホームが3階部分に設置されているため、当駅の先で上り勾配が始まる。
2024年2月10日より、当駅1番線、2番線のホームドアの運用が開始された。
本線平和島駅 - 六郷土手駅間と空港線京急蒲田駅 - 大鳥居駅間の連続立体交差事業は2017年3月で全て完了した[15]。なお、駅前にはタクシー乗降も可能な最大幅員13mの関連側道が整備された。
高架化事業のために取得した用地を使い、京急は2020年秋、駅近くに3階建て女性専用シェアハウス「(仮称)梅屋敷シェア」を開設する予定と発表していた[16]。その後、2020年11月に「プライムコネクトkamata 北」として開設している[17]。
地上駅時代・高架化工事の様子
編集-
東口旧駅舎(2005年9月4日)
-
西口(2007年10月6日)
-
上りホーム浦賀方にあった業務用ホーム(1988年8月)
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上り2番線仮設ホーム(2010年8月8日)
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高架化工事中の東口(2010年10月21日)
利用状況
編集2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は14,545人で[京急 1]、京急線全72駅中45位。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[19] |
1日平均 乗車人員[20] |
出典 |
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1990年(平成 | 2年)8,274 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)8,235 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)8,247 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)8,230 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)8,167 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)8,003 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)7,740 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)7,518 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 7,416 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 7,161 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 7,022 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 7,016 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 6,899 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 14,059 | 6,833 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 13,868 | 6,732 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 13,793 | 6,685 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 13,845 | 6,704 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 14,017 | 6,869 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 13,745 | 6,860 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 13,625 | 6,795 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 13,544 | 6,753 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 13,542 | 6,743 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 14,149 | 7,041 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 14,659 | 7,285 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 14,933 | 7,430 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 15,188 | 7,555 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 15,355 | 7,655 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 15,879 | 7,912 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 16,438 | 8,175 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 16,504 | 8,189 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[京急 2]12,616 | ||
2021年(令和 | 3年)[京急 3]13,486 | ||
2022年(令和 | 4年)[京急 1]14,545 |
駅周辺
編集官公庁・公共施設
編集教育機関
編集郵便局・金融機関
編集- 大森西六郵便局
史跡・自然
編集店舗
編集- 梅屋敷東通り商店街
- ぷらもーる梅屋敷商店街
バス路線
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 『京急線全駅にて駅ナンバリングを開始します 本年10月21日(木)新駅開業日から』(プレスリリース)京浜急行電鉄、2010年6月25日。オリジナルの2013年5月2日時点におけるアーカイブ 。2020年12月16日閲覧。
- ^ a b c 梅屋敷駅 | 路線図・各駅情報 - 京急電鉄オフィシャルサイト、2015年4月11日閲覧。
- ^ 高野光雄『京急ダイヤの歴史』2011年、36頁。
- ^ 『京急蒲田駅付近連続立体交差事業の進捗に伴い、上り線を高架化します 京急蒲田駅・大森町駅・梅屋敷駅・雑色駅・糀谷駅の上り高架ホームを使用開始』(プレスリリース)京浜急行電鉄、2010年3月23日。オリジナルの2011年7月4日時点におけるアーカイブ 。2022年4月3日閲覧。
- ^ a b 『ドラマの舞台が沿線の蒲田であることを記念してドラマ主題歌SMAP「さかさまの空」を「駅メロ」として導入! 本日(4/9)から 音で地域を盛上げます!』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2012年4月9日。オリジナルの2013年7月22日時点におけるアーカイブ 。2020年7月27日閲覧。
- ^ 『10月21日(日)始発から京急蒲田駅など5駅の下り高架ホームを使用開始 京急蒲田駅付近の上下線が全線高架化します!』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2012年7月17日。オリジナルの2013年4月6日時点におけるアーカイブ 。2020年5月11日閲覧。
- ^ 『ホーム上の駅名看板に施設名や企業名を表示する「副駅名称」を販売「梅屋敷駅」にて京急線初の副駅名称導入が決定! 京急線66駅において今後も販売を継続して行ってまいります』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2013年7月30日。オリジナルの2015年1月4日時点におけるアーカイブ 。2020年7月15日閲覧。
- ^ “2024年2月10日(土)始発より梅屋敷駅1・2番線のホームドアの運用を開始いたします”. 京急電鉄(京浜急行電鉄). 2024年2月5日閲覧。
- ^ “京急 梅屋敷駅 ホームドア 運用”. 鉄道コム. 2024年2月5日閲覧。
- ^ SMAPの楽曲が駅メロディに採用されたのは、同じ大田区にある京急空港線羽田空港第3ターミナル駅の「世界に一つだけの花」に次いで2例目となった(こちらも現在は使用を終了している)。
- ^ “駅メロ新作情報です”. ☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆. 塩塚博. 2020年3月14日閲覧。
- ^ 東急大井町線の九品仏駅と同様である。
- ^ 対象は800形・新1000形(2011年 - )・1500形である。2010年5月までは旧1000形も対象であった。
- ^ 下りも運転士用に設置されていた。
- ^ 京急同趣会「京急蒲田立体今昔」『鉄道ピクトリアル』第67巻第8号(通巻935号)、電気車研究会、2017年8月10日、192 - 197頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 『京急電鉄初のシェアハウス物件が京急線「梅屋敷駅」徒歩圏内に誕生 女性専用シェアハウス「(仮称)梅屋敷シェア」今秋オープン 沿線への若年層の取り込みによる、さらなるにぎわいの創出を目指します』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2020年2月25日。オリジナルの2020年7月27日時点におけるアーカイブ 。2020年7月27日閲覧。
- ^ “「プライムコネクトkamata 北」オープン”. Rバンク (2021年1月5日). 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月26日閲覧。
- ^ 大田区政ファイル - 大田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- 京浜急行電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c https://www.keikyu.co.jp/ride/kakueki/pdf/train-info_kakueki_avr.pdf
- ^ “京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “京急グループ会社要覧 2022 - 2023” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 28. 2023年6月25日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
編集外部リンク
編集- 梅屋敷駅(各駅情報) - 京浜急行電鉄