梨の花(なしのはな)は、中野重治の小説。1957年から1958年にかけて雑誌『新潮』に掲載された。作者とほぼ等身大の主人公、高田良平の視点から描いている。主人公の小学校から中学入学のころまでの生活を題材にとり、20世紀初頭の福井県農村の姿を描き出した。タイトルは、主人公が東京で発行されている雑誌の記事から、身近にあっても今まで気づいていなかったの花の美しさを感じた場面からとられ、主人公がそのあと、新しい世界にふみだしていくことの予感となっている。

1959年、第11回読売文学賞を受賞した。

書誌編集

  • 『梨の花』新潮社、1959年
先代:
該当者なし
読売文学賞
1959
次代:
外村繁