森吉山県立自然公園(もりよしざんけんりつしぜんこうえん)は、秋田県中北部に位置する県立自然公園。1968年10月1日に指定された[1]

森吉山県立自然公園
日本の滝百選」に選ばれた安の滝(10月20日)
分類 都道府県立自然公園
所在地
座標 北緯39度57分39秒 東経140度37分1秒 / 北緯39.96083度 東経140.61694度 / 39.96083; 140.61694座標: 北緯39度57分39秒 東経140度37分1秒 / 北緯39.96083度 東経140.61694度 / 39.96083; 140.61694
面積 15,214.27ヘクタール
アクセス 森吉山周遊乗合タクシー
告示 1968年昭和43年)10月1日
公式サイト 森吉山(北秋田市HP)
テンプレートを表示

概要 編集

 
「森吉山と奥森吉」 太平湖北側から撮影

森吉山県立自然公園は、北秋田市の南東部に位置し、旧森吉町と旧阿仁町にまたがる山域です。この山は、原始性が高く、天然ブナ林が混生する特異な森林があり、イヌワシカモシカなどが生息する生態系でもある。1977年に国の天然記念物に指定されたクマゲラ生息も確認された[2]

森吉山は「花の百名山」としても知られ、初夏から秋にかけては約300種類の高山植物が咲き誇る。 冬には、山形県蔵王青森県八甲田と並び、日本三大樹氷の一つに数えられる「森吉山の樹氷」を鑑賞できる。山頂からは、日本海男鹿半島白神山地鳥海山なども見ることができ、2022年6月には、国立公園区域の拡張や国定公園の新規指定地域として、「国立・国定公園の大規模拡張候補地」に選定された[3]

森吉山の北東部には、「奥森吉」と呼ばれる地域があり、名瀑群や渓谷秋田杉とブナの原生林が広がっている。太平湖の遊覧船や桃洞の滝などがある。南東部には、「奥阿仁」と呼ばれる地域があり、中の又渓谷や立又渓谷が広がっている。また、日本の滝百選に選ばれた安の滝などの名瀑がある。

編集

編集

主な渓谷・滝 編集

天然記念物 編集

周辺の主な施設 編集

ギャラリー 編集

アクセス 編集

森吉山周遊乗合タクシー
※森吉山阿仁スキー場周辺と杣温泉へは通年運行[4]
※安の滝へは6月1日から11月第1日曜日まで運行
※その他は6月1日から10月末まで運行

関連市町村 編集

関連項目 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 県立自然公園の指定”. 秋田県. 2022年12月14日閲覧。
  2. ^ 森吉山県立自然公園”. DIGITALIO・C-POT. 2022年12月14日閲覧。
  3. ^ >国立・国定公園 総点検事業フォローアップ結果”. 環境省. 2023年1月14日閲覧。
  4. ^ 北秋田市が提供している二次アクセスプラン”. 北秋田市. 2022年12月15日閲覧。