森山 浩行(もりやま ひろゆき、1971年4月8日 - )は、日本政治家立憲民主党所属の衆議院議員(3期)。立憲民主党大阪府総支部連合会代表[1]

森山 浩行
もりやま ひろゆき
2020年9月15日
生年月日 (1971-04-08) 1971年4月8日(53歳)
出生地 日本の旗 大阪府堺市北区
出身校 明治大学法学部
前職 関西テレビ記者
所属政党無所属→)
民主党→)
民進党→)
旧立憲民主党→)
立憲民主党泉G野田G
公式サイト 森山 ひろゆき 衆議院議員

選挙区大阪16区→)
比例近畿ブロック
当選回数 3回
在任期間 2009年8月30日 - 2012年11月16日
2017年10月23日 - 現職

選挙区 堺市選挙区
当選回数 1回
在任期間 2003年5月1日 - 2005年8月

当選回数 1回
在任期間 1999年5月1日 - 2003年4月30日
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堺市議会議員(1期)、大阪府議会議員(1期〈任期途中で辞職〉)を歴任した。

来歴 編集

大阪府堺市のサラリーマン家庭に生まれた。幼少期は父親の転勤に伴い、高松市広島市に居住。大阪府立三国丘高等学校明治大学法学部卒業。在学中は雄弁部に所属し、全関東学生雄弁連盟第47代委員長、全日本学生弁論交流会初代会長、国際経済法間宮勇ゼミ初代ゼミ長を務めた。1995年関西テレビ放送に入社し、報道記者としてO157事件や神戸児童連続殺傷事件和歌山毒物カレー事件を取材した。1998年10月、同社退職。

1999年4月の堺市議会議員選挙に無所属で出馬して初当選し、1期務めた。2003年4月の統一地方選挙では大阪府議会議員選挙に鞍替えし、当選。当選同期に松井一郎井上哲也今井豊東徹浦野靖人尾辻かな子などがいる。同年11月、全国青年都道府県議会議員の会の設立を主導し、初代全国代表世話人に就任した。2005年、堺市長選挙に出馬するため任期途中で大阪府議を辞職したが、現職(当時)の木原敬介に敗れ落選した。

2009年民主党公認で第45回衆議院議員総選挙大阪16区から出馬し、公明党幹事長(当時)の北側一雄を破り初当選した[2]

2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙では大阪16区から立候補するも前回から得票数を6割減らし得票率24.9%で前回下した北側に敗れ落選した[3]

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙は北側、森山、次世代の党西村眞悟共産党公認の新人ら4名による争いとなったが、得票率24.83%で再び落選[4]2015年4月12日、妻の百恵を大阪府議会議員選挙に出馬させるも、こちらも落選した。

2012年12月の落選から4年10か月の間、本人いわく「浪人」の生活を送った[5]。その間は、所属する民主党、それに続く民進党から活動費を受けて、同党の衆議院大阪第16区の総支部長として活動を行っていた。

2017年第48回衆議院議員総選挙では、立憲民主党公認で大阪16区に出馬[6]。立憲民主党からの公認の取得に際して、森山は堺市内で記者会見し、「無所属で出ざるを得ないと思っていたが、国会議員は政党に入って戦うべきだ。(立憲民主党は)民進党の政策を引き継ぐという形なので、問題ない」と述べた[6]。投開票の結果、再び北側に敗れたものの比例復活で3期ぶりに国政復帰した[7]。11月30日付で設立された同党の大阪府連代表に就任した[8]

2018年、立憲民主党政治改革PT座長に就任。11月、府連代表を退任[9]

2020年9月15日、旧立憲民主党、旧国民民主党などが合流し、新「立憲民主党」が設立[10]。森山も新党に参加。

2021年10月31日第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補し、小選挙区では北側に敗れた。立憲民主党は比例近畿ブロックでは3議席しか獲得できなかったが、2番目の惜敗率(85.8%)だった森山は比例復活で3期目の当選を果たした[11][12]。立憲民主党では森山が大阪府内で唯一の当選者であった。選挙後、辞任した辻元清美府連代表に代わり党大阪府連代表に就任[13]枝野幸男代表の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では西村智奈美の推薦人に名を連ねた[14]

2022年2月4日、都内の医療機関でPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルス陽性が確認された[15]

政策・主張 編集

2021年実施の第49回衆議院議員総選挙にあたっては、税制外交国家安全保障等についてNHKでの候補者アンケートにて以下の通り回答している[20]

  • 新型コロナ対策として、消費税率の一時的な引き下げは「必要」[20]
  • 大企業や所得の多い人への課税を強化し、国の財源に充てることについて「賛成」[20]
  • 原子力発電への依存度は「下げるべき」[20]
  • 日本の防衛費が年間5兆円を超えていることを踏まえ、「日本の防衛力をさらに強化すべきか」との問いに対し「どちらかといえば強化すべき」[20]
  • 核兵器禁止条約について日本は「オブザーバー参加すべき」[20]
  • 憲法改正について「(賛成か反対か)どちらともいえない」[20]
  • 選択的夫婦別姓制度の導入について「賛成」[20]
  • 候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる「クオータ制」の導入について「賛成」[20]

所属議員連盟 編集

騒動 編集

  • 2021年7月28日の衆議院内閣委員会での審議中、20分以上にわたり占星術関連本「200年先の星読み STAR INNOVATION」を机の上に載せて熟読していた。森山は毎日新聞の取材に対し、「書籍の閲覧という不適切な行為をおわびいたします。今後、このような行動をとらぬよう自らを律してまいります」と回答した[23]

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ 立憲民主党大阪府総支部連合会 役員一覧 立憲民主党大阪府総支部連合会 2021年3月21日 2021年4月15日閲覧。
  2. ^ 大阪 小選挙区 : 総選挙2009 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  3. ^ “衆院選:返り咲きの北側一雄さん笑顔見せる 大阪16区”. 毎日新聞. (2012年12月16日). http://mainichi.jp/select/news/20121217k0000m010133000c.html 2012年12月19日閲覧。 
  4. ^ 大阪 - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
  5. ^ 自身のフェイスブックページ、複数箇所で本人発言。
  6. ^ a b 民進大阪7人、「立憲民主党」に 2人は希望から”. 産経ニュース (2017年10月4日). 2017年10月4日閲覧。
  7. ^ 大阪-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  8. ^ 民進からは全員入党可 立憲民主党、大阪府連を設立ら”. 産経ニュース (2017年12月3日). 2018年7月16日閲覧。
  9. ^ “立憲民主党大阪府連、新代表に辻元氏選出”. 産経新聞. (2018年11月17日). https://www.sankei.com/west/amp/181117/wst1811170021-a.html 2018年11月18日閲覧。 
  10. ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
  11. ^ 衆議院選挙2021 大阪(堺・岸和田など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  12. ^ 【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  13. ^ “立憲府連代表、森山氏が就任 /大阪”. 毎日新聞. (2021年11月21日). https://mainichi.jp/articles/20211121/ddl/k27/010/255000c 2021年12月4日閲覧。 
  14. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  15. ^ “立民 森山浩行衆院議員が新型コロナに感染”. NHK. (2022年2月5日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220205/k10013468551000.html 2022年2月9日閲覧。 
  16. ^ 読売新聞大阪版2014年12月15日、2014年衆院選「森山さん・及ばず」。
  17. ^ 2017衆院選 朝日東大谷口研究室調査
  18. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  19. ^ 衆議院選挙2017/10/22タバコ対策の公開アンケート”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2017年10月24日). 2021年10月30日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g h i NHK衆議院選挙 堺市堺区・東区など大阪16区の候補者アンケート - 衆院選2021 NHK”. NHK. 2021年11月6日閲覧。
  21. ^ 森山浩行プロフィール”. 立憲民主党 森山ひろゆき公式WEBサイト. 2021年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月5日閲覧。
  22. ^ 人権外交を超党派で考える議員連盟”. 2021年4月19日閲覧。
  23. ^ “審議そっちのけで総裁選票読み、グルメサイト閲覧…問題行為確認”. 毎日新聞. (2021年10月8日). https://mainichi.jp/articles/20211006/k00/00m/010/357000c 2023年7月10日閲覧。 

外部リンク 編集