森 (横浜市)
森(もり)は、神奈川県横浜市磯子区中部の町名。現行行政地名は森一丁目から森六丁目。住居表示実施済み区域。
森 | |
---|---|
町丁 | |
磯子駅前のマンション群(森一丁目) | |
北緯35度23分39秒 東経139度36分39秒 / 北緯35.394197度 東経139.610889度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 磯子区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 17,822 人 |
世帯数 | 9,313 世帯 |
面積([2]) | |
1.208 km² | |
人口密度 | 14753.31 人/km² |
設置日 | 1971年(昭和46年)7月5日 |
郵便番号 | 235-0023[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
ウィキポータル 日本の町・字 ウィキポータル 神奈川県 ウィキプロジェクト 日本の町・字 |
森が丘 | |
---|---|
町丁 | |
北緯35度24分0.87秒 東経139度35分58.53秒 / 北緯35.4002417度 東経139.5995917度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 磯子区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 3,330 人 |
世帯数 | 1,561 世帯 |
面積([2]) | |
0.274 km² | |
人口密度 | 12153.28 人/km² |
設置日 | 1971年(昭和46年)7月5日 |
郵便番号 | 235-0024[5] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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本稿では、1927年(昭和2年)4月1日より1977年(昭和52年)まで存在した森町(もりちょう)及び、そこから分離新設した森が丘(もりがおか)一・二丁目についても述べる。
概要
編集森一丁目
編集JR根岸線磯子駅の南側の地域。ピーコックストア・ヨークマート・スズキヤの3軒のスーパーマーケットとマンションが立ち並び、区内でも人口密度の高い地区となっている。根岸線の線路沿いに森東小学校がある。
森二丁目
編集国道16号の西側・環状2号線の北側の地域。北西側は急傾斜地で、磯子台・汐見台に接する。中央を東西に大岡川分水路が流れ、上部に環2屏風ヶ浦バイパスの高架橋が通る。毎年夏には森浅間神社例祭が行われ、森中学校運動部の生徒達が神輿を担いでいる
森三丁目
編集JR根岸線と京急本線に挟まれた地域で、磯子産業道路沿いに横浜市営バス磯子営業所や磯子郵便局がある。国道16号より内陸側は住宅密集地で、白旗商店街のほか、南側に屏風浦小学校、北側の屏風浦駅周辺に京急ストアなどの商店がある。また、国道16号側には森町プールがある。
森四-六丁目
編集京急本線西側の丘陵の住宅地であり、東側は港南区に接する。四丁目と五丁目の境に環状2号線が通り、五丁目には神奈川県立磯子工業高等学校と森中学校がある。四丁目にはかつて「のびの里フィールドアスレチック」があったが、環状2号線屏風ヶ浦バイパス用地確保のため閉鎖された。
森が丘一・二丁目
編集上大岡駅にほど近い住宅街で、京急本線の東側が一丁目、西側が二丁目である。戸建て住宅が中心であり、住民の高齢化が進行している地区でもある。
面積
編集面積は以下の通りである[2]。
丁目 | 面積(km2) |
---|---|
森一丁目 | 0.145 |
森二丁目 | 0.216 |
森三丁目 | 0.177 |
森四丁目 | 0.163 |
森五丁目 | 0.268 |
森六丁目 | 0.239 |
森 計 | 1.208 |
森が丘一丁目 | 0.121 |
森が丘二丁目 | 0.153 |
森が丘 計 | 0.274 |
地価
編集住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、森5-20-35の地点で17万9000円/m2、森が丘2-3-6の地点で20万円/m2となっている[6]。
歴史
編集沿革
編集- 1868年(慶応4年)6月17日 廃藩置県により神奈川府を設置。神奈川府久良岐郡森村となる。
- 1868年(明治元年)9月1日 神奈川府が神奈川県となり、神奈川久良岐郡森村となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 森中原村、杉田村、磯子村、岡村、滝頭村と合併し、久良岐郡屏風浦村大字森となる。
- 1925年(大正14年)
- 1927年(昭和2年)
- 1930年(昭和5年)4月1日 湘南電気鉄道(現・京浜急行電鉄)の黄金町 - 浦賀間開通、屏風ヶ浦駅開業[7](昭和20年代に屏風浦駅に改称)。
- 1956年(昭和31年)4月1日 横浜市立杉田小学校から分離独立し、森町(現:森三丁目)に横浜市立屏風浦小学校開校[8]。
- 1963年(昭和38年)
- 1964年(昭和39年)5月19日 国鉄根岸線 桜木町-磯子間開通[9]。
- 1965年(昭和40年) 森町の一部を磯子三丁目に分離。
- 1969年(昭和44年) 港南区上大岡町、笹下町の一部を編入。
- 1971年(昭和46年)7月5日 森町の大部分が森一-六丁目、森が丘一・二丁目となり、住居表示実施[10]。また、一部を汐見台、中原一丁目-三丁目(同日住居表示実施)、港南区笹下町に編入。
- 1976年(昭和51年)11月1日 森一丁目に横浜市立森東小学校開校[11]。
- 1977年(昭和52年)
- 1978年(昭和53年)2月22日 一丁目のマンションでガス爆発事故が発生。2人が重傷、53世帯のガラスが破損[13]。
- 1984年(昭和59年)4月1日 森五丁目に横浜市立森中学校開校[14]。
- 1986年(昭和61年)3月 環状2号線森-港南区笹下間開通。
- 2005年(平成17年)3月28日 環状2号線森支線(屏風ヶ浦バイパス)開通。
町名の変遷
編集実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名とも全域) |
---|---|---|
森一丁目 | 1971年7月5日 | 森町 |
森二丁目 | ||
森三丁目 | ||
森四丁目 | ||
森五丁目 | ||
森六丁目 | ||
森が丘一丁目 | ||
森が丘二丁目 |
森
編集世帯数と人口
編集2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
森一丁目 | 3,005世帯 | 5,440人 |
森二丁目 | 1,190世帯 | 2,090人 |
森三丁目 | 1,537世帯 | 2,714人 |
森四丁目 | 1,002世帯 | 2,227人 |
森五丁目 | 974世帯 | 1,827人 |
森六丁目 | 1,605世帯 | 3,524人 |
計 | 9,313世帯 | 17,822人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[15] | 15,943
|
2000年(平成12年)[16] | 16,552
|
2005年(平成17年)[17] | 16,909
|
2010年(平成22年)[18] | 17,255
|
2015年(平成27年)[19] | 16,983
|
2020年(令和2年)[20] | 17,875
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[15] | 6,558
|
2000年(平成12年)[16] | 7,106
|
2005年(平成17年)[17] | 7,343
|
2010年(平成22年)[18] | 7,757
|
2015年(平成27年)[19] | 7,946
|
2020年(令和2年)[20] | 8,869
|
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
森一丁目 | 148事業所 | 1,789人 |
森二丁目 | 64事業所 | 464人 |
森三丁目 | 127事業所 | 1,326人 |
森四丁目 | 24事業所 | 152人 |
森五丁目 | 40事業所 | 512人 |
森六丁目 | 27事業所 | 133人 |
計 | 430事業所 | 4,376人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[22] | 441
|
2021年(令和3年)[21] | 430
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[22] | 4,092
|
2021年(令和3年)[21] | 4,376
|
森が丘
編集世帯数と人口
編集2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
森が丘一丁目 | 720世帯 | 1,536人 |
森が丘二丁目 | 841世帯 | 1,794人 |
計 | 1,561世帯 | 3,330人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[15] | 3,327
|
2000年(平成12年)[16] | 3,338
|
2005年(平成17年)[17] | 3,232
|
2010年(平成22年)[18] | 3,275
|
2015年(平成27年)[19] | 3,214
|
2020年(令和2年)[20] | 3,289
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[15] | 1,305
|
2000年(平成12年)[16] | 1,350
|
2005年(平成17年)[17] | 1,329
|
2010年(平成22年)[18] | 1,393
|
2015年(平成27年)[19] | 1,385
|
2020年(令和2年)[20] | 1,487
|
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
森が丘一丁目 | 15事業所 | 86人 |
森が丘二丁目 | 17事業所 | 56人 |
計 | 32事業所 | 142人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[22] | 31
|
2021年(令和3年)[21] | 32
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[22] | 110
|
2021年(令和3年)[21] | 142
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[23]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
森一丁目 | 3番 16番 |
横浜市立屏風浦小学校 | 横浜市立森中学校 |
1〜2番 4〜15番 |
横浜市立森東小学校 | ||
森二丁目 | 1〜11番 16番 | ||
12〜15番 17〜26番 |
横浜市立屏風浦小学校 | ||
森三丁目 | 全域 | ||
森四丁目 | 全域 | ||
森五丁目 | 全域 | ||
森六丁目 | 1番〜38番3号 38番5号〜41番 | ||
38番4号 | 横浜市立日下小学校 | 横浜市立笹下中学校 | |
森が丘一丁目 | 全域 | 横浜市立汐見台小学校 | 横浜市立森中学校 |
森が丘二丁目 | 全域 |
交通
編集森一丁目にJR根岸線 磯子駅、森三丁目に京急本線 屏風浦駅がある。
南北に並行する国道16号・磯子産業道路には横浜駅・桜木町駅・関内地区や杉田・追浜方面を結ぶ横浜市営バス・京浜急行バスの本数が多く、横浜駅方面へは磯子車庫前からの始発便も利用できる。森五・六丁目は、磯子駅・屏風浦駅と洋光台駅とを結ぶ江ノ電バスが利用できる。森が丘一・二丁目は京急・市営地下鉄の上大岡駅に近く、バスの便も上大岡駅を発着する京浜急行バスが中心となる。
施設
編集この節の加筆が望まれています。 |
森(横浜市)に縁のある著名人
編集- 森三中(お笑いトリオ):トリオ名の由来の一部は、横浜市立森中学校である。
その他
編集日本郵便
編集- 集配担当する郵便局と郵便番号は以下の通りである[24]。
町丁 | 郵便番号 | 郵便局 |
---|---|---|
森 | 235-0023[3] | 磯子郵便局 |
森が丘 | 235-0024[5] |
警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[25]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
森一丁目 | 全域 | 磯子警察署 | 磯子駅前 |
森二丁目 | 全域 | 森交番 | |
森三丁目 | 1〜3番 | 磯子駅前 | |
その他 | 森交番 | ||
森四丁目 | 全域 | ||
森五丁目 | 全域 | ||
森六丁目 | 全域 | ||
森が丘一丁目 | 全域 | 汐見台交番 | |
森が丘二丁目 | 全域 |
記念碑
編集脚注
編集- ^ a b c d “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b c “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “森の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b “森が丘の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年9月28日閲覧。
- ^ a b c 磯子区歴史年表 昭和2年~20年 磯子区総務部
- ^ 屏風浦小学校 学校の歴史
- ^ a b 磯子区歴史年表 昭和21年~45年 磯子区総務部
- ^ “横浜市磯子区の町名一覧”. 横浜市. 2009年10月24日閲覧。
- ^ 森東小学校 学校の歴史
- ^ 横断歩道橋(146番) 横浜市道路局道路部施設課
- ^ 最近の主なガス爆発事故『朝日新聞』1979年(昭和54年)2月10日夕刊第3版 8面
- ^ 森中学校 学校の沿革
- ^ a b c d “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b c d “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b c d “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b c d “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b c d “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b c d “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ a b c d e f “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b c d “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番案内”. 磯子警察署. 2021年8月21日閲覧。
- ^ 歌碑の裏の銘板
参考資料
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1986年6月。ISBN 4-04-001140-6。
- 磯子区制80周年記念誌 2007年9月磯子区役所総務部地域振興課発行
- 県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図 2006年4刷