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極底探険船ポーラーボーラ

極底探険船ポーラーボーラ』(英題:The Last Dinosaur)は、1977年にランキン=バス・プロ、円谷プロダクションにより製作された日米合作映画。アメリカではテレビ映画としてABCネットワークで放送された[1]

ストーリー編集

地底探険船ポーラーボーラ号が到達した未知の火口湖は原始時代のまま、恐竜が生息する世界であった。大富豪で世界的ハンターのマステンは、恐竜を求めて未知の世界へ踏み込む。

スタッフ編集

キャスト編集

※括弧の中のキャストは吹き替え版声優

登場メカ編集

ポーラーボーラ
切迫した石油危機に対処するために建造された、特殊石油探索艇。レーザードリルとも呼ばれる。銀色の円筒形のボディにドリルがついたシンプルな外観で上部にハッチがある。海上の母船「マザー1」と共に運用され、有人式で5名の乗員を乗せることができる。海中を67ノット、地底を時速30キロで掘り進む能力がある。複数存在しポーラーボーラ5号が未知の世界を偶然見つけたことで、マステンが別の機体を火口湖に行くために使う。
造形物は、乗り込みシーンのための実物大セットと、アルミ製の小サイズ・FRP製の中サイズ・ベニヤ製の大サイズの3種類のミニチュアが制作された[3]。このうち、中サイズと大サイズは本作品にアルバイトとして参加していた映画監督の原口智生が後年に譲り受けたが、後者は原口の祖母により植木鉢にされてしまったという[3]
マザー1
ポーラーボーラの母船。地底へ潜るポーラーボーラを捕捉している。

登場古生物編集

ティラノサウルス
絶滅を免れ火口湖の付近に生息していた。湖の近くの岩場に巣があり獲物の骨が大量に散乱している。マステンの狩りの対象である。造形物は着ぐるみと実物大の右足と尾。着ぐるみは、腕を小さく造形し、スーツアクターの腕を頭部にまわして顎を動かしている[1]
着ぐるみは『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の恐竜帝王ウルルに流用された[4]
トリケラトプス
岩場の中から出現。ティラノサウルスと対決するが喉を噛み切られ死亡。着ぐるみは二人の人間が入る形になっている[1]
プテラノドン
造形物は一体だが劇中では合成で複数登場している。
セラトプシアン
ウインタテリウムに似た大型哺乳類。一向のほうへ向かって走ってきた。着ぐるみはトリケラトプス同様二人の人間が入るタイプ
大ガメ
川に生息。フランキーが岩と間違えて乗ってしまう。

その他編集

  • 公開までの予告や脚本は原題を直訳した『最後の恐竜』となっており、VHSでもこのタイトルでソフト化された。このタイトルは生き残っていた恐竜と計画の首謀者であるマステン自身にもかけたタイトルであり、エンディングテーマでも歌われている。
  • 北極圏の火口湖のシーンは上高地でロケが行われた。
  • 特撮シーンの一部は富士山近辺にティラノサウルスの着ぐるみを運んで撮影された[5]
  • 米国では本作の好評を経て、1978年にランキン=バス・プロ製作、監督・小谷承靖で『バミューダの謎 魔の三角水域に棲む巨大モンスター!』というTV映画が製作された(円谷プロは不参加)。同作品は日本では劇場未公開、1979年5月4日に本作が「ゴールデン洋画劇場」でTV初放送された同年、同番組枠で7月20日に「未公開パニック傑作選」の一篇として放送された。

出典編集

  1. ^ a b c 石井博士ほか『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、249頁。ISBN 4766927060
  2. ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 128.
  3. ^ a b 宇宙船161 2018, pp. 122-123, 原口智生「原口智生の夢のかけら 第37回 ポーラーボーラ」
  4. ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 126.
  5. ^ 2011年3月19日放送の日本映画専門チャンネル『特撮王国スペシャル~第6弾 世界への挑戦状編~』

参考文献編集

外部リンク編集