榎本駅

かつて日本の茨城県行方市にあった鹿島鉄道の鉄道駅

榎本駅(えのきもとえき)は、かつて茨城県行方市芹沢にあった鹿島鉄道鹿島鉄道線である。2007年平成19年)4月1日、鹿島鉄道線の廃線にともない廃駅となった。

榎本駅
駅舎(2006年3月)
えのきもと
ENOKIMOTO
玉造町 (3.7 km)
(1.9 km) 借宿前
所在地 茨城県行方市芹沢1764
北緯36度7分39.7秒 東経140度26分38.5秒 / 北緯36.127694度 東経140.444028度 / 36.127694; 140.444028座標: 北緯36度7分39.7秒 東経140度26分38.5秒 / 北緯36.127694度 東経140.444028度 / 36.127694; 140.444028
所属事業者 鹿島鉄道
所属路線 鹿島鉄道線
キロ程 19.5 km(石岡起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
808[1]人/日
-1977年 - 1979年度-
開業年月日 1929年昭和4年)5月16日[2]
廃止年月日 2007年平成19年)4月1日[3]
備考 無人駅
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歴史 編集

駅構造 編集

 
駅構内

島式ホーム1面2線を有する地上駅。路線廃止末期は無人駅であったが、かつては有人駅であり、航空ジェット燃料輸送が行われていた時代の末期は、貨物列車運転日のみ駅員が派遣されて、出札業務などの駅務業務も行われる、特異な営業形態であった。

駅舎は北西側に位置し、桃浦駅と同じタイプである。駅舎からホームへの移動は、構内踏切を利用した。

かつて航空自衛隊百里基地への燃料輸送基地であったため、構内は広く、留置線を有した。この駅から基地へパイプラインが敷設され、自衛隊への燃料輸送に利用されていたが、パイプラインの老朽化により2001年(平成13年)8月に廃止された。

保線用のバラストを、ダンプトラックからホッパ車に積載するための荷役台(スロープ)があった。

駅周辺 編集

隣の駅 編集

鹿島鉄道
鹿島鉄道線
玉造町駅 - 榎本駅 - 借宿前駅

脚注 編集

  1. ^ 『私鉄全線全駅』主婦と生活社、1980年。 
  2. ^ a b 地方鉄道運輸開始. 官報 1929年6月5日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ a b c d 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、曽根悟 監修、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日、9-11頁。 

関連項目 編集