榛南(はいなん)は、静岡県榛原郡南部を表す地区名である。

榛原郡は、静岡県最南端の御前崎から長野県境まで、直線距離でも100キロ近くある南北に細長い郡で、南部は海岸沿いの平野と牧ノ原と呼ばれる台地が中心であり高い山がないのに対し、北部は急峻な山岳地帯であり、風俗や文化の面でも大きく違っているため、北と南を分けて扱われることが多かった。

榛南の地名がよく用いられたのは、昭和の大合併から2004年平成16年)頃までである。1961年昭和36年)、榛南地区の一部だった初倉村島田市に編入したあとは、吉田榛原相良御前崎が榛南4町と呼ばれ、警察署の管轄や電話(市外局番は0548)・病院の運営などの行政面から文化・スポーツなどの交流まで一緒に行われていた。

しかし、2004年(平成16年)、旧御前崎町が小笠郡浜岡町と合併して御前崎市になり、県西部の管轄域になったため、榛南としてのまとまりはなくなりつつある。