横浜信用金庫
横浜信用金庫(よこはましんようきんこ、英語:The Yokohama Shinkin Bank)は、神奈川県横浜市中区に本店を置く信用金庫である。通称は、よこしん。
横浜信用金庫本店 | |
種類 | 信用金庫 |
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略称 | よこしん |
本社所在地 |
![]() 〒231-8466 神奈川県横浜市中区尾上町2丁目16番地1 |
設立 | 1923年(大正12年)7月 |
業種 | 金融業 |
法人番号 |
2020005003622 ![]() |
金融機関コード | 1280 |
SWIFTコード | YOKOJPJM |
事業内容 | 協同組織金融機関 |
代表者 | 大前茂(理事長) |
資本金 | 18億円(出資金) |
従業員数 | 1,256名(2018年3月31日現在) |
支店舗数 | 61本支店 |
主要子会社 |
よこしんサプライ株式会社 よこしんビジネスサービス株式会社 よこしんオフィスサービス株式会社 よこしんシステムサービス株式会社 よこしんリース株式会社 |
外部リンク | 横浜信用金庫 |
特記事項: 貸出金残高:9,767億円 預金残高:1兆7,509億円 ※経営指標はいずれも2018年3月31日現在 |
概要編集
横浜市内に本店を有する唯一の信用金庫である。営業区域では、北部は川崎信用金庫、城南信用金庫、芝信用金庫、南部は湘南信用金庫、かながわ信用金庫とそれぞれ競合している。
沿革編集
- 1923年(大正12年)7月 - 産業組合法に基づき有限責任神奈川県在郷軍人信用組合を設立する。
- 1939年(昭和14年)4月 - 有限責任横浜信用組合に名称変更する。
- 1943年(昭和18年)11月〜1950年(昭和25年)1月 - 保証責任金沢町信用組合他4信用組合を合併する。
- 1951年(昭和26年)
- 4月 - 横浜、潮田、鶴見各信用組合が合併し、中小企業等協同組合法に基づき横浜信用組合を設立する。
- 10月 - 信用金庫法に基づき横浜信用金庫に組織変更する。
- 1954年(昭和29年)4月 - 横浜市復興信用金庫を合併する。
- 1957年(昭和32年)5月 - 横浜市商工信用金庫を合併する。
- 1970年(昭和45年)3月 - 本店を中区尾上町に移転する。
- 2009年(平成21年)10月 - 事務センターを港北区北新横浜に開設する。
営業地区編集
営業地区とは、出資会員になり融資を受ける際の地域のことである。実際に営業窓口(本支店)があるのは、横浜市・川崎市・大和市・海老名市・藤沢市・東京都町田市のみとなっている。
神奈川県編集
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東京都編集
商品・サービス編集
《よこしん》総合口座編集
通帳の表紙とキャッシュカードのデザインは、1. ジェリービーンズ、2. F・マリノス、3. アンパンマン の中から1つを選択できる。
横浜応援定期編集
横浜F・マリノスと横浜DeNAベイスターズの公式戦の順位によって定期預金金利がアップするスーパー定期預金「横浜応援定期」を毎年3月1日から5月31日まで販売している。預金者1人あたり1,000万円まで預金可能である。
年金定期サポート350編集
当金庫の口座を通じて公的年金を受給している預金者限定で、定期預金金利がアップするスーパー定期預金「年金定期サポート350」を年間を通じて販売している。預金者1人あたり350万円まで預金可能である。
年金特典編集
年金の受取預金口座を指定している預金者向けに、寄席「かもめ会」と関東地方での懇親会(旅行)を行っている。
家族信託編集
2017年(平成29年)2月、高齢者が不動産などの資産管理を家族に任せることができる、家族信託の取扱いを開始した。これにより、アパート所有者が認知症になった場合でも、家族が代ってアパートローンなどの融資取引をすることも可能となるとのことである[1]。
住宅ローン【離婚・相続対応型】編集
2018年(平成30年)4月、日本初の住宅ローンとして離婚または相続に伴って家族等に払う資金を融資する「住宅ローン【離婚・相続対応型】」を発売した[2][3]。
システム・ATM編集
ATM編集
ATMは営業店を中心に富士通製(FACT-Vモデル10及びモデル20)を、店舗外キャッシュサービスコーナーなどの一部の拠点では日立製作所製(日立オムロンソリューションズ)を導入。営業店内のATMにおいては、硬貨の入出金が可能であるほか[注釈 1]、視覚障害者向けのハンドセット付きもある。
通帳の自動繰越編集
2010年8月17日より、営業店のATMで総合通帳の自動繰越機能を稼動開始した。また同時に、通帳式当座勘定入金帳、普通預金専用通帳、貯蓄預金通帳、納税準備預金通帳、三科目総合口座通帳、定期預金通帳、積立定期預金通帳の取引明細を、記号[注釈 2]から、漢字表記に変更した。
両替機編集
両替機はグローリー工業製を導入。包装硬貨[注釈 3]を両替する場合、予め預金取引がある支店窓口で両替機専用カードの発行を受ける必要がある[注釈 4]。紙幣から紙幣、紙幣からバラの硬貨[注釈 5]への両替は手数料不要である。
イメージキャラクター編集
イメージキャラクターは信用金庫統一イメージガールである咲坂実杏を起用している。
グループ企業編集
- よこしんサプライ株式会社
- よこしんビジネスサービス株式会社
- よこしんオフィスサービス株式会社
- よこしんシステムサービス株式会社(インターネットバンキング・モバイルバンキングの取扱事務を行なっている。)
- よこしんリース株式会社
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ “横浜信金、家族信託取り扱い開始 高齢者資産トラブル回避”. 日本経済新聞. (2017年2月22日)
- ^ “離婚・相続特化の住宅ローン 横浜信金”. 日本経済新聞. (2018年4月10日)
- ^ “住宅ローン【離婚・相続対応型】/離婚時に住宅ローン残債があって名義変更や借り換えにお困りの方、持分の整理をしたい方、相続時に兄弟姉妹等からの持分買取をしたい方へ”. 横浜信用金庫. 2019年10月4日閲覧。