横越サギの森

富山県富山市にある森林

横越サギの森(よここしサギのもり)とは富山県富山市浜黒崎地区の横越にある森林である。サギカワウのコロニーとなっている。一帯は富山県の鳥獣保護区となっている。

横越サギの森北側にある遊歩道
地図
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概要 編集

常願寺川の河口近くの標高5 mにある平地林である。圃場整備が進んだ現在では平野部の自然林は少なく、富山県ひいては日本海側の植生を知るのに貴重である。植生は暖温性の照葉樹が多く、富山県の平地での植生をよく残している。

森の木の枝にはアオサギコサギの巣が多くあり、春には巣作りするサギの姿が見られる[1]

サギ類の他にはカワウのコロニーが見られる。カワウ集団の採食地である河川においては、アユやサクラマス等の川魚が捕食される漁業被害が発生しており、カワウは環境省によって「管理すべき鳥獣」に指定されている。この森の2014年平成26年)カワウ個体数は159匹だった[2]

交通アクセス 編集

公共交通
富山ライトレールフィーダーバス水橋漁港行きの「浜黒崎浜通り」バス停で下車し800 m (徒歩約12分)。
富山県道1号沿いからほど近く。

脚注 編集

座標: 北緯36度44分54秒 東経137度17分0秒 / 北緯36.74833度 東経137.28333度 / 36.74833; 137.28333