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武田 勝彦(たけだ かつひこ、1929年5月4日 - 2016年11月25日)は、日本の英文学者文芸評論家東京小石川出身。早稲田大学政治経済学部名誉教授。上智大学卒業、上智大学大学院修士課程修了。本名、武田春樹[1]

慶應義塾大学講師、トロント大学ハワイ大学準教授を経て早稲田大学政治経済学部教授に就任。インディアナ大学ヴァンダービルト大学ブラウン大学客員教授も務める。

本来の専攻は英文学で、英語学習の著作、サリンジャーの翻訳、研究もあるが、日本文学についても多く論じ、また日本文学の英語圏での受容についても研究、川端康成立原正秋に関心が深い。『富士ふたつ』は、北米移民についての実録小説であり、ジャーナリスト的な視点から数多くの著作がある。2010年瑞宝中綬章受章。

パリで事件を起こす前の佐川一政が参加した川端康成についての座談会の司会を務めたこともある[2]

著書編集

  • 『要点・応用英作文』受験の友社 1955
  • 『英語はだか随筆』大塚書房 1956
  • 『英文法の重点100粋』山海堂 1957
  • 『アメリカのベストセラー』研究社出版 1967
  • 『英語のニュアンス 現代英語へのアプローチ』評論社 1968
  • 『キャッチフレーズ100年 秘められた日本人の心』潮文社 1969
  • 『続 英語のニュアンス スープはeatかdrinkか』評論社 1969
  • 『川端文学と聖書』教育出版センター 1971
  • 『荷風の青春』三笠書房 1973
  • 『富士ふたつ』日本経済新聞社 1976
  • 『「日本的」なものの原点 文化と文明の狭間に』荒竹出版 1977
  • 『新聞をどう読むか』講談社 1978
  • 『戦中・戦後の文学と文壇』荒竹出版 1980
  • 『ビジネスマン諸君! 日本の家族主義は家庭において崩壊し、会社において存続した』三笠書房 1981
  • 『立原正秋伝』創林社 1981
  • 『日本文学問はず語り』東京書籍 1982
  • 『武田勝彦の英米文学必読書』辰巳出版 1982
  • 『比較文学の試み』創林社 1983
  • 松本亀次郎の生涯 周恩来魯迅の師』早稲田大学出版部 1995
  • 『漱石の東京』1-2 早稲田大学出版部 1997-2000
  • 『漱石倫敦の宿』近代文芸社 2002

共著・編著編集

  • 英文法の完成8週間 大学入試 河口真一共著 山海堂 1956
  • 英作文標準構文集 河口眞一 大塚書房 1956
  • 高校1年英語の総合研究 前田正男共著 山海堂 1958
  • 初歩の英語総合研究 前田正男共著 山海堂 1959
  • 英文解釈の重点研究 神山正治共著 山海堂 1961
  • 英文法の重点研究 神山正治共著 山海堂 1961.4
  • 英文法講義と演習 河野通 山海堂 1962
  • 海外における日本近代文学研究 村松定孝 早稲田大学出版部 1968
  • 川端文学 海外の評価 長谷川泉共編 早稲田大学出版部 1969
  • 古典と現代 西洋人の見た日本文学 清水弘文堂書房 1970
  • サリンジャーの文学 繁尾久 文建書房 1970
  • 比較文学 吉田精一,佐渡谷重信 潮文社 1972
  • 芥川文学 海外の評価 吉田精一,鶴田欣也 早稲田大学出版部 1972
  • 三島由紀夫事典 長谷川泉共編 明治書院 1976
  • 証言「事故のてんまつ」 永沢吉晃共編 講談社 1978
  • 川端康成 現代の美意識 高橋新太郎共編 明治書院 1978
  • 森鴎外 歴史と文学 高橋新太郎共編 明治書院 1978
  • 川端康成文学語彙辞典 スタジオVIC 1981
  • 立原正秋人と文学 創林社 1981
  • 立原文学への道 創林社 1982
  • 井上靖文学海外の評価 創林社 1983
  • 目で見る日米比較 安原明夫 講談社 1984
  • 太宰治文学海外の評価 創林社 1985
  • 銀座は緑なりき 田中康子共著 六興出版 1988
  • 銀座と文士たち 田中康子 明治書院 1991
  • 立原正秋小説事典 田中康子 早稲田大学出版部 1993

翻訳編集

  • J.D.サリンジャー作品集 繁尾久共訳 文建書房 1964
  • 死刑執行人 ソヴィエト秘密警察の実態 ロナルド・セス 松浦勝男共訳 潮文社 1969
  • 中年の未来学 青春崇拝の時代は終った アン・W.サイモン 市山研共訳 潮文社 1970
  • コミュニケーションギャップ 英語表現の<ホンネ>と<タテマエ> G.W.スミス 松本洋一郎共訳 荒竹出版 1980

関連項目編集

参考編集

  • 「武田勝彦教授略年譜〔含 業績」「教養諸学研究」2000-03

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.456
  2. ^ 「川端康成におけるエロティシズム」『国文学解釈と鑑賞』1981年4月