殴られる男』(なぐられるおとこ、原題:The Harder They Fall)は、1956年制作のアメリカ合衆国の映画マーク・ロブソン監督。

殴られる男
The Harder They Fall
監督 マーク・ロブソン
脚本 フィリップ・ヨーダン
原作 バッド・シュールバーグ
製作 フィリップ・ヨーダン
出演者 ハンフリー・ボガート
ロッド・スタイガー
音楽 ヒューゴー・フリードホーファー
撮影 バーネット・ガフィ
製作会社 コロンビア映画
配給 アメリカ合衆国の旗 コロンビア映画
日本の旗 コロムビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1956年5月9日
日本の旗 1956年5月8日
上映時間 109分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $1,350,000[1]
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暗黒街の黒幕によって操られているボクシング界の内幕を暴いた社会派フィルム・ノワール。『波止場』の脚本で知られるバッド・シュールバーグ原作の小説の映画化。主演のハンフリー・ボガートの遺作。また、マックス・ベアジャーシー・ジョー・ウォルコットといった元ヘビー級ボクサーが出演している。

あらすじ編集

失業中のスポーツライターのエディはある日、ボクシング・プロモーターのニックからトロ・モレノという新人ボクサーの売り出しを依頼される。だがトロは、7フィートもある巨漢ながら力量はない見かけ倒しの男で、実はニックが相手を買収した八百長試合で勝ち進んでいた。やがてトロは、前ヘビー級チャンピオンのガスと試合を行なうことになったが、その試合でガスはトロのあっけないパンチに倒れ、脳出血で死亡してしまった。

トロを見世物にして甘い汁を吸うニックのやり方に憤りを感じたエディは、次の対戦相手ブラナンとの試合を前に、これまでの試合のインチキをトロに暴露した。真実を明かされたトロは八百長なしの本気でブラナンとの対戦に臨むが、あっけなくダウンし、入院する破目に。

翌日、トロのためにエディがニックの所に受け取りに行った金は、百数十万ドルの収入のうち、わずか49ドル余りだった。しかもニックは、トロをいかさまマネージャーに売りとばして見世物にしようとしていた。

金のためには血も涙もないニックの態度に腹をすえかねたエディは義侠心に目覚め、敢然と立ち向かうことを決意、ニックから受け取った金をトロにそっくり渡して彼を故郷のアルゼンチンに逃がしてやる。そして、この一連の出来事を題材とした「殴られる男」の記事の原稿を書き起こす。

キャスト編集

その他編集

原作及び本作の新人ボクサー・トロは、プリモ・カルネラがモデルとされている。カルネラはプライバシーを侵害されたとして訴訟を起こしたが、敗訴した[2][3]

脚注編集

  1. ^ 'The Top Box-Office Hits of 1956', Variety Weekly, January 2, 1957.
  2. ^ CARNERA CHARGES STUDIO WITH FOUL: Ex-Boxer Sues Columbia for $1,500,000 Damages Over 'The Harder They Fall' Milland Signed for 'Stockade' Of Local Origin By THOMAS M. PRYOR Special to The New York Times.. New York Times (1923-Current file) [New York, N.Y] 01 May 1956: 37.
  3. ^ Sports Graphic Number 736号 2009年9月17日 110頁

外部リンク編集