汐留駅
東京都港区東新橋にある東京都交通局・ゆりかもめの駅
汐留駅(しおどめえき)は、東京都港区東新橋一丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)・ゆりかもめの駅である。
汐留駅 | |
---|---|
しおどめ Shiodome | |
所在地 | 東京都港区東新橋一丁目 |
所属事業者 |
東京都交通局(駅詳細) ゆりかもめ(駅詳細) |
東京都交通局の都営地下鉄大江戸線と、ゆりかもめの東京臨海新交通臨海線が乗り入れ、接続駅となっている。両社局とも駅番号が制定されており、都営地下鉄がE 19、ゆりかもめはU 02である。
歴史
編集- 1995年(平成7年)11月1日:東京臨海新交通株式会社(現:株式会社ゆりかもめ)東京臨海新交通臨海線(愛称・ゆりかもめ)の新橋駅(仮駅) - 有明駅間が開業。この時点で後に汐留駅となる駅舎の躯体は完成していたが、周辺が再開発中で駅へのアクセス道路が未開通のため開業せず。
- 2000年(平成12年)12月12日:東京都交通局大江戸線・国立競技場 - 六本木 - 大門 - 両国 - 飯田橋 - 都庁前間の開通に伴い、「汐留信号所(2代)」として開業。ゆりかもめと同様、駅の躯体は完成していたが、再開発中のため駅としての開業は見送られた。
- 2002年(平成14年)11月2日:汐留地区再開発に合わせてゆりかもめ汐留駅が開業[1][2][3][4]。同時に大江戸線汐留信号所(2代)を汐留駅に格上げ[5]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[6]。
駅構造
編集両線の駅はともにエスカレーターとエレベーターが設置されている。また、両線の改札同士を連絡するエレベーターも設置されている。
東京都交通局
編集東京都交通局 汐留駅 | |
---|---|
しおどめ Shiodome (シオサイト) | |
◄E 18 築地市場 (0.9 km) (0.9 km) 大門 E 20► | |
所在地 | 東京都港区東新橋一丁目9-1 |
駅番号 | E19[7] |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
所属路線 | ●[7]大江戸線 |
キロ程 | 19.1 km(都庁前起点) |
電報略号 | 汐(駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[都交 1]27,203人/日 -2022年- |
開業年月日 | 2002年(平成14年)11月2日[1][2][3] |
備考 | 直営駅 |
島式ホーム1面2線を有する地下駅。「シオサイト」の副名称が設定されている[8]。
改札口は2か所設置されている。なお、改札口は汐留地下通路に直結しており、通路の地上出入口(1 - 10番)が駅出入口を兼ねる形となっている為、当駅単体の地上出入口は存在しない。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先[9] |
---|---|---|
1 | 都営大江戸線 | 両国・春日方面 |
2 | 大門・六本木方面 |
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
- 築地市場寄りに留置線2本と、浅草線の馬込車両検修場へ大江戸線の車両を送り込む際に使用する連絡線がある。
- 当駅始発・終着の列車が1本設定されている。前日の六本木方面からの最終列車と、翌日の六本木方面への始発列車が該当する。
- 駅名標下部の看板には、当初「電通 / 日本テレビ前」と表記されていた。その後、「東京汐留ビルディング / 日本テレビ前」「東京汐留ビルディング / 電通本社ビル前」と変わり、2009年時点では「日本テレビ前」となっている。
-
新橋駅方面改札口(2015年5月31日)
-
汐留駅方面改札口(2016年6月18日)
-
両国方面行きホーム(2018年5月24日撮影)
-
ホーム(2015年5月31日)
-
出口(2015年5月31日撮影)
ゆりかもめ
編集ゆりかもめ 汐留駅 | |
---|---|
しおどめ Shiodome | |
◄U 01 新橋 (0.4 km) (1.2 km) 竹芝 U 03► | |
所在地 | 東京都港区東新橋一丁目9-52 |
駅番号 | U02 |
所属事業者 | ゆりかもめ |
所属路線 | ■東京臨海新交通臨海線 |
キロ程 | 0.4 km(新橋起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[かもめ 1]7,465人/日 -2022年- |
開業年月日 | 2002年(平成14年)11月2日[1][3] |
備考 | 無人駅 |
のりば
編集番線 | 路線 | 行先[10] |
---|---|---|
1 | ゆりかもめ | 豊洲方面 |
2 | 新橋方面 |
-
ゆりかもめ駅舎(2008年3月16日)
-
汐留駅改札(2015年5月28日撮影)
-
汐留駅ホーム(2018年5月24日撮影)
利用状況
編集- 都営地下鉄 - 2022年度の1日平均乗降人員は27,203人(乗車人員:13,433人、降車人員:13,770人)である[都交 2]。
- ゆりかもめ - 2022年度の1日平均乗降人員は5,651人(乗車人員:2,763人、降車人員:2,888人)である[かもめ 2]。
年度別1日平均乗降人員
編集開業以降の1日平均乗降人員推移は下表の通りである。
年度 | 都営地下鉄 | ゆりかもめ | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2003年(平成15年) | 25,672 | |||
2004年(平成16年) | 30,873 | 20.3% | 7,500 | |
2005年(平成17年) | 37,656 | 22.0% | 8,740 | 16.5% |
2006年(平成18年) | 40,515 | 7.6% | 7,805 | −10.7% |
2007年(平成19年) | 42,459 | 4.8% | ||
2008年(平成20年) | 42,387 | −0.2% | ||
2009年(平成21年) | 43,202 | 1.9% | ||
2010年(平成22年) | 43,858 | 1.5% | 7,690 | |
2011年(平成23年) | 43,447 | −0.9% | 6,738 | −12.4% |
2012年(平成24年) | 47,111 | 8.4% | 7,512 | 11.5% |
2013年(平成25年) | 49,237 | 4.5% | 7,668 | 2.1% |
2014年(平成26年) | 50,717 | 3.0% | 8,197 | 6.9% |
2015年(平成27年) | 52,610 | 3.7% | 8,801 | 7.4% |
2016年(平成28年) | 53,194 | 1.1% | 9,005 | 2.3% |
2017年(平成29年) | 54,276 | 2.0% | 8,978 | −0.3% |
2018年(平成30年) | 54,532 | 0.5% | 9,493 | 5.7% |
2019年(令和元年) | 53,734 | −1.5% | 8,755 | −8.4% |
2020年(令和 | 2年)[都交 3]25,610 | −52.3% | [かもめ 3]3,289 | −62.4% |
2021年(令和 | 3年)[都交 2]22,324 | −12.8% | [かもめ 4]4,056 | 23.3% |
2022年(令和 | 4年)[都交 1]27,203 | 21.9% | [かもめ 2]5,651 | 39.3% |
2023年(令和 | 5年)[かもめ 1]7,465 | 32.1% |
年度別1日平均乗車人員
編集開業以降の1日平均乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 都営地下鉄 | ゆりかもめ | 出典 |
---|---|---|---|
2002年(平成14年) | [備考 1]6,740 | [備考 1]2,520 | [東京都統計 1] |
2003年(平成15年) | 12,309 | 3,522 | [東京都統計 2] |
2004年(平成16年) | 14,896 | 4,034 | [東京都統計 3] |
2005年(平成17年) | 18,321 | 4,337 | [東京都統計 4] |
2006年(平成18年) | 19,616 | 4,090 | [東京都統計 5] |
2007年(平成19年) | 20,696 | 4,246 | [東京都統計 6] |
2008年(平成20年) | 20,742 | 3,926 | [東京都統計 7] |
2009年(平成21年) | 21,189 | 4,060 | [東京都統計 8] |
2010年(平成22年) | 21,538 | 3,767 | [東京都統計 9] |
2011年(平成23年) | 21,292 | 3,216 | [東京都統計 10] |
2012年(平成24年) | 23,206 | 3,530 | [東京都統計 11] |
2013年(平成25年) | 24,252 | 3,658 | [東京都統計 12] |
2014年(平成26年) | 25,059 | 3,936 | [東京都統計 13] |
2015年(平成27年) | 26,079 | 4,240 | [東京都統計 14] |
2016年(平成28年) | 26,457 | 4,290 | [東京都統計 15] |
2017年(平成29年) | 27,052 | 4,288 | [東京都統計 16] |
2018年(平成30年) | 27,217 | 4,523 | [東京都統計 17] |
2019年(令和元年) | 26,788 | [注釈 1]4,139 | [東京都統計 18] |
2020年(令和 | 2年)[都交 3]12,654 | ||
2021年(令和 | 3年)[都交 2]10,993 | [かもめ 4]1,991 | |
2022年(令和 | 4年)[都交 1]13,433 | [かもめ 2]2,763 |
- 備考
駅周辺
編集「汐留」も参照
当駅の周辺は再開発地域「汐留シオサイト」であり、高層ビルが林立する。
バス路線
編集当駅と新橋駅の中間付近、日本テレビタワー前(ゆりかもめ高架下)に東京BRTの「新橋」停留施設(ナンバリング:B01)が設けられており、当駅からも程近い。
詳細は「新橋駅#バス路線」を参照
空港連絡バス
編集当駅周辺のコンラッド東京、パークホテル東京、ロイヤルパーク汐留タワーの各ホテルから、東京空港交通により成田空港行バスが運行されている。
水上バス
編集浜離宮内に東京都観光汽船が運航する「隅田川ライン」の浜離宮発着所と東京都公園協会が運航する「東京水辺ライン」の浜離宮発着場があり、以下の路線が乗り入れている。なお当発着所で乗降する場合、浜離宮の入場料が必要となる。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ ゆりかもめ公式HP(汐留駅)(2021年9月のアーカイブ)によると、4,184人となっている。
出典
編集- ^ a b c 『鉄道発祥の地「汐留」に、新しい街と新しい駅 -都営地下鉄大江戸線、新交通ゆりかもめ「汐留駅」11月2日に開業-』(プレスリリース)建設局/港湾局/交通局/ゆりかもめ、2002年7月12日。オリジナルの2002年10月15日時点におけるアーカイブ 。2020年5月2日閲覧。
- ^ a b “お待たせしました。汐留駅の開業日が決まりました。”. 東京都交通局. 2002年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月4日閲覧。
- ^ a b c “平成14年11月2日(土)都営地下鉄大江戸線汐留駅が開業しました。”. 東京都交通局. 2002年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月4日閲覧。
- ^ “苦戦2線 汐留で皮算用”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 1(夕刊). (2002年11月2日)
- ^ 外山勝彦「鉄道記録帳2002年11月」、『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、 20頁。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月6日閲覧。
- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ “都営交通お客様センター等に寄せられたお客様の声(令和3(2021)年12月分)” (PDF). 東京都交通局 (2022年2月). 2023年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
- ^ “汐留 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “汐留 駅構内図”. ゆりかもめ. 2023年6月4日閲覧。
私鉄・地下鉄の統計データ
- 東京都交通局 各駅乗降人員
- ^ a b c 令和4年度 運輸統計年報 (PDF) (Report). 東京都交通局. 2023年11月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
- ^ a b c “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ゆりかもめの1日平均利用客数
- ^ a b “汐留|駅・時刻表|株式会社ゆりかもめ”. ゆりかもめ. 2024年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月20日閲覧。
- ^ a b c “汐留|駅・時刻表|株式会社ゆりかもめ”. ゆりかもめ. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月1日閲覧。
- ^ “令和2年度 移動等円滑化取組報告書” (PDF). ゆりかもめ. 2021年12月19日閲覧。
- ^ a b “汐留|駅・時刻表|株式会社ゆりかもめ”. ゆりかもめ. 2023年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月29日閲覧。
東京都統計年鑑