江寧部隊(こうねいぶたい)とは、日中戦争の際に支那派遣軍総司令部が設立した将校教育機関。支那派遣軍総司令部特務教育隊ともいう。

沿革 編集

日中戦争の際に、日本軍中国の事情に通じた将校を新たに育成する必要に迫られた。そこで大卒以上の学歴を持つ予備将校を教育する機関として「江寧部隊」が1941年南京の国民政府陸軍大学跡地に設立された。部隊では1941年9月から1942年12月まで、合計3期にわたり将校教育が行われた。部隊では中国語や中国文化、中国情勢などについて講義が行われ、また実地実習も為されていた。講習生は計707人。期ごとの教育期間は3ヶ月から6ヵ月で、課程修了者は中国各地に派遣され、日本軍機関や汪兆銘政府の現地機関に所属した。

歴代隊長 編集

講師 編集

参考文献 編集

  • 王衛星「侵華戦争中的日軍“江寧部隊”」『档案与建設』2008年8期