江畑幸子

日本のバレーボール選手

江畑 幸子(えばた ゆきこ、女性、1989年11月7日 - )は、日本の元バレーボール選手。現在はスポーツビズ所属。

江畑 幸子
Yukiko Ebata
Volleyball (indoor) pictogram.svg
Yukiko Ebata.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1989-11-07) 1989年11月7日(31歳)
出身地 秋田県秋田市[1]
ラテン文字 Yukiko Ebata
身長 177cm[1]
体重 67kg[1]
血液型 B型[1]
選手情報
愛称 エバ
ポジション OH[1]
指高 228cm[1]
利き手[1]
スパイク 305cm[1]
ブロック 293cm
 
獲得メダル
グラチャン
2013 女子バレーボール
オリンピック
2012 女子バレーボール
世界選手権
2010 女子バレーボール
テンプレートを表示

来歴

秋田県秋田市出身。2人兄妹の長女。小学3年生のとき、両親の影響を受け自身もバレーボールを始めた。2歳年上の兄もバレーボールをしているバレーボール一家に育った。

聖霊女子短大付属中学監督からオファーがあり、同校に進学する。この進学が大きなターニングポイントだったと江畑は述べている[2]聖霊女子短大付属高校時代は、主将として春高バレーインターハイなどで活躍した。

2008年、日立佐和リヴァーレ(現・日立リヴァーレ)に入団。2009/10シーズンよりレギュラーのアウトサイドヒッターとして活躍。

2010年4月、全日本代表メンバーに登録。2010年度の全日本代表の中では、チーム最年少選手であった。同年8月のワールドグランプリに出場。また、同年10-11月の世界選手権では、自身の誕生日でもある11月7日の予選第2次ラウンド対トルコ戦において、チームトップの24得点を挙げ活躍するなど[3]、銅メダル獲得に大きく貢献した[4]

2011年6月、モントルーバレーマスターズ2011において、初優勝に大きく貢献し、自らもベストスパイカー賞を受賞した[5]。同年11月のワールドカップではエースとして勝利に貢献し4位へ導く。

2012年3月、Vチャレンジリーグにおいて日立リヴァーレの優勝に大きく貢献し、MVP・サーブ賞を獲得した[6]

2012年はロンドンオリンピック世界最終予選並びに本大会に日本代表選手として出場。準々決勝の対中国戦では木村沙織と共にチーム最多の33得点を叩き出す活躍を見せ[7]、日本女子バレーボール28年ぶりのメダル獲得に大きく貢献した。

2013年2月から、郷里の地銀である秋田銀行イメージキャラクターに起用される[8][9]

2014年7月24日、日立リヴァーレは江畑のRCカンヌへの移籍を発表した[10][11][12]。移籍日は2014年9月1日。

2015年5月31日、モントルーバレーマスターズ2015の決勝戦(対トルコ)の第2セット時、ディフェンスに入ろうと踏み出した際に負傷。その後のブラジル遠征には参加せず帰国し検査を行った[13]。検査の結果は「右足のふくらはぎとアキレス腱の間の負傷(筋腱移行部の部分断裂)」。すぐさま手術を受けたところ医師も驚くほど順調に回復しており、翌年1月の実戦復帰を目指し、リオオリンピックに向けてリハビリを続ける。

2015年6月1日、PFUブルーキャッツ公式サイトにて江畑の移籍入団が発表された[14][15]

この度、PFUブルーキャッツに入団することになりました。会社の方々、チームメイト、そして石川県全体がひとつになってプレミアリーグ昇格を目標としているPFUブルーキャッツの一員になり、同じ目標を達成したいと強く思いました。 初めてのチームで不安もありますが、自分の持てる力を最大限に発揮したいです。いつも応援して下さる皆様、今後とも温かく見守って頂けたら嬉しいです。宜しくお願い致します。 — 江畑幸子「江畑幸子選手の入団について|PFUブルーキャッツ」より

2016年5月9日、同月14〜22日まで東京体育館で開催される「2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会女子日本大会」を前に、味の素ナショナルトレーニングセンターにて女子日本代表チームが公開練習と記者会見が行われ、江畑もこれに参加・出席。大会に向けての意気込みを語った[16]

昨年、アキレス腱を切って昨年のワールドカップはテレビで観戦した。2カ月入院し、3カ月間リハビリを行い、やっと復帰できた。今は戻ってこられて幸せ。足の状態は全く問題なく、バックアタックも以前と同じように打てる。日の丸を付けてコートに立つからには中途半端な気持ちは絶対に持たず、覚悟を持って試合に臨みたい。 — 江畑幸子「「リオの切符、覚悟を持って取りに行く」全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが記者会見 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会|日本バレーボール協会」より

2018年3月24日、Vリーグオールスターゲーム女子大会にTeamブイリーの選手として出場[17]。試合後の記者会見に出席し感想を語った。

いつもとは違う雰囲気の中でプレーしましたが、河本先生からいつもとは違うことをアドバイスしていただいたことが勉強になりましたし、先生の技術を盗んで自分のチームに持ち帰りたいと思います。 — 江畑幸子「Vリーグオールスターゲーム女子大会 V・チャレンジリーグ 江畑幸子「河本先生に教わったことをチームに持ち帰ります」宮下遥「楽しくできたことがよかった」|バレーボールマガジン」より

2018年10月21日、翌月3日のシーズン開幕を前に「アクアシティお台場」で行われた「2018-19V.LEAGUE女子開幕記者会見」に出席[18]

北陸新幹線のグランクラスで冬の石川県に来て、兼六園を見て、お寿司を食べて、そして試合を観に来てください。 — 江畑幸子「江畑幸子「冬の石川観光をしつつ、バレー観戦するのもいいですよ」 V.LEAGUE女子開幕記者会見|バレーボールマガジン」より

2021年3月25日、PFUブルーキャッツより江畑の退団と現役引退が発表され[19][20]、同月29日にはチームのクラブハウスで引退会見を行いコメントを発表[21]。引退後の予定は決まっていないが、今後もバレーボールに関わっていきたいと語った。

いつも応援ありがとうございます。この度、現役を引退する事になりました。6年前、入団直後から怪我でチームにご迷惑をおかけし、最後の一年も怪我で試合に出れず、たくさんご迷惑おかけしましたが、仲間と過ごした時間は大切な宝物です。その中でも、入団一年目の入れ替え戦は、私のバレー人生の中でもとても印象に残る試合になりました。チーム史上初めてのV1リーグ昇格という目標を達成できた事を誇りに思います。ここ数年はなかなか思うようなプレーが出来ていませんでしたが、バレーボールが大好きだという気持ちは全く変わっておりません。一緒に長い時間を過ごした仲間、指導して下さったスタッフ、毎日共にリハビリをしてくれたトレーナー、陰で支えてくれた関係者の方々、そして、どんな状況でも変わらず応援して下さったファンの方々に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!今後もブルーキャッツの応援を、どうぞ宜しくお願いします。 — 江畑幸子「退団のお知らせ|PFUブルーキャッツ」より
――これまでのバレーボール人生を振り返って、一言で表すと?

周りの方に恵まれ、たくさんの方々に応援していただき、自分の名前(幸子)にもある通り、幸せなバレーボール人生だったと思います。 — 江畑幸子「ロンドン五輪銅・江畑幸子「私の名前の字にもあるように、本当に幸せなバレーボール人生でした」引退会見全文|バレーボールマガジン」より

選手としての特徴

  • アウトサイドヒッターとして主にレフトでプレー。力強いスパイクが持ち味であり、ブロックアウトや乱れたボールの処理を得意とする。また、勢いのあるバックアタックを打つ。
  • レシーブが崩れて二段トスになったり、攻撃が苦しくなった場面こそトスを持ってきて欲しい、そういうところで決める方が得意であるとコメントしている[22]
  • サーブレシーブには参加せず、守備は免除される事が多い。

人物・エピソード

  • 秘書検定3級を持っている[1]

球歴

所属チーム

受賞歴

個人成績

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[23]

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2007/08 日立佐和/日立 10 20 58 22 37.9% % 3 0.15 18 1 % 10.0% 7 42.9% 26
2008/09 20 38 199 60 30.2% % 2 0.05 42 2 % 11.4% 39 41.0% 64
2009/10 チャレンジリーグの為、記録を記載せず。
2010/11
2011/12
2012/13
2013/14 28 97 1189 467 39.3% % 24 0.25 323 12 % 12.3% 1 0.0% 503
2015/16 PFU チャレンジリーグの為、記録を記載せず。
2016/17 20 71 838 271 32.3% % 21 0.30 212 6 % 9.6% 1 100.0% 298
2017/18 チャレンジリーグの為、記録を記載せず
2018/19 % % % % %

出演

TV

CM

  • totoスポーツ応援CM「トップアスリートが未来のアスリートへ贈る「Stand by Me」」

外部リンク

その他

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『V.LEAGUE WOMEN チームの顔 2020/21』日本文化出版、2020年発行、86ページより引用
  2. ^ OLYMPIAN(公益財団法人日本オリンピック委員会広報誌)2012年3月14日号 6-7ページ
  3. ^ 21歳バースデー江畑24得点!日本2位死守”. スポーツニッポン (2010年11月8日). 2011年11月14日閲覧。
  4. ^ Vリーグ2部のチャレンジリーグから唯一人、世界選手権の代表に抜擢された。
  5. ^ モントルーバレーマスターズ 全日本女子チーム初優勝 日本バレーボール協会 News 2011年6月13日閲覧
  6. ^ Vリーグ機構. “2011/12V・チャレンジリーグ女子最終結果”. 2012年3月11日閲覧。
  7. ^ 中国戦勝利に貢献・江畑選手 自らトス呼び、強打 秋田魁新報 2012年8月9日閲覧
  8. ^ 全日本女子バレーボール代表 江畑幸子選手のイメージキャラクター起用について 株式会社秋田銀行 平成25年1月30日
  9. ^ 47NEWS 江畑選手、秋銀のキャラに起用 立て看板などお目見え」『秋田魁新報』2013年2月2日
  10. ^ 日立リヴァーレ. “江畑幸子選手のフランスバレーボールリーグへの移籍について”. 2014年7月24日閲覧。
  11. ^ RC Cannes. “Le Racing fait signer une Japonaise !”. 2014年7月24日閲覧。
  12. ^ 日立 江畑幸子選手がフランスのRCカンヌに移籍”. バレーボールマガジン (2014年7月24日). 2021年5月22日閲覧。
  13. ^ 全日本女子チーム・火の鳥NIPPON 江畑幸子選手の負傷に伴う帰国ついて”. 公益財団法人 日本バレーボール協会 (2015年6月2日). 2021年5月22日閲覧。
  14. ^ 江畑幸子選手の入団について”. PFUブルーキャッツ (2015年6月1日). 2021年5月22日閲覧。
  15. ^ PFU 江畑幸子選手が入団”. バレーボールマガジン (2015年6月1日). 2021年5月22日閲覧。
  16. ^ 「リオの切符、覚悟を持って取りに行く」全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが記者会見 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会”. 公益財団法人 日本バレーボール協会 (2016年5月9日). 2021年5月22日閲覧。
  17. ^ Vリーグオールスターゲーム女子大会 V・チャレンジリーグ 江畑幸子「河本先生に教わったことをチームに持ち帰ります」宮下遥「楽しくできたことがよかった」”. バレーボールマガジン (2018年3月28日). 2021年5月22日閲覧。
  18. ^ 江畑幸子「冬の石川観光をしつつ、バレー観戦するのもいいですよ」 V.LEAGUE女子開幕記者会見”. バレーボールマガジン (2018年10月22日). 2021年5月22日閲覧。
  19. ^ 退団のお知らせ”. PFUブルーキャッツ (2021年3月25日). 2021年5月22日閲覧。
  20. ^ PFU、ロンドン五輪・銅の江畑幸子が引退。石川真奈、アコスタ・ロスランディ、ジャラット・ハタイラットが退団”. バレーボールマガジン (2021年3月25日). 2021年5月22日閲覧。
  21. ^ ロンドン五輪銅・江畑幸子「私の名前の字にもあるように、本当に幸せなバレーボール人生でした」 引退会見全文”. バレーボールマガジン (2021年3月29日). 2021年5月22日閲覧。
  22. ^ バレー日本の新戦力へ――20歳・江畑幸子ワールドグランプリ”. スポーツナビ (2010年8月30日). 2011年11月14日閲覧。
  23. ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2017年2月1日閲覧。
  24. ^ 【6/13(土)】TBS「S☆1PLUS」 全日本女子チーム 江畑幸子選手・古賀紗理那選手出演について”. 公益財団法人 日本バレーボール協会 (20XX-XX-XX). 2021年5月22日閲覧。
  25. ^ 【8/3(月)】フジテレビ「ネプリーグ」 全日本女子チーム・木村沙織選手、江畑幸子選手、宮下遥選手、古賀紗理那選手出演について”. 公益財団法人 日本バレーボール協会 (2015年7月30日). 2021年5月22日閲覧。
  26. ^ 【7/9(木)】フジテレビ「VS嵐」 全日本女子チーム出演について”. 公益財団法人 日本バレーボール協会 (20XX-XX-XX). 2021年5月22日閲覧。