江角英明

1935-2004, 俳優、声優、ナレーター。
江角英から転送)

江角 英明(えすみ えいめい、1935年10月5日[3][4][5][2] - 2004年8月22日[5])は、日本俳優声優ナレーター。本名:江角 英明[4](えすみ ひであき)。別名義:江角 英[4][注釈 1]

えすみ えいめい
江角 英明
本名 江角 英明(えすみ ひであき)[1]
別名義 江角 英(旧芸名)
生年月日 (1935-10-05) 1935年10月5日
没年月日 (2004-08-22) 2004年8月22日(68歳没)
出生地 日本の旗 日本島根県大原郡木次町
死没地 日本の旗 日本東京都港区
身長 174 cm[2]
ジャンル 俳優声優ナレーター
活動期間 1958年 - 2004年
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島根県[4]木次町(現・雲南市)出身[5]島根県立三刀屋高等学校多摩美術大学附属芸術学園演劇科卒業[5]劇団青年座[2]、劇団俳優小劇場[5]、グループ鬼宴同人[5]現代制作舎[4]ぱらーた企画[3]九プロダクションに所属していた。アマチュア劇団区民とつくる地場演劇の会代表[5]

来歴・人物 編集

劇団青年座の旗揚げ公演『第三の証言』を鑑賞したことから俳優を志し、多摩芸術学園卒業後の1957年に青年座に研究生として入団[5][2][6]。1958年[6]、『怪しき村の旅人』の村の青年役が初舞台[2]。1959年の『第五福竜丸』が映画デビュー作となる[5]

1960年代から約20年以上にわたり日活のスクリーンで活躍。特にロマンポルノでは宮下順子とのコンビで独自の存在感を表した。またテレビドラマでも名悪役として多数の出演作を残した。また多くのアニメや洋画の吹き替えを担当し、『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』のパイカル役、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の屯田五目須役でも知られている。

2004年8月22日、胃癌のため東京都港区内の病院で死去。68歳没。2006年に公開された青山真治監督・浅野忠信主演の映画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』のエンドロールに「江角英明とネロに捧ぐ」との内容のメッセージが記された。また、亡くなった4ヶ月後には出演していた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の最終回が放送されていた。

特技は狂言[4]バレエ[4]

後任 編集

江角の持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

出演作品 編集

テレビドラマ 編集

映画 編集

舞台 編集

吹き替え 編集

テレビアニメ 編集

劇場アニメ 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 1980年から1982年頃にかけて使用。
  2. ^ 野沢の没後は家中宏に引き継がれた(『ルパン三世 ルパンは今も燃えているか?』)。

出典 編集

  1. ^ 『声優名鑑』成美堂出版、1999年、373頁。ISBN 978-4415008783 
  2. ^ a b c d e 『新劇便覧』テアトロ、1965年、246頁。 
  3. ^ a b c d 『声優事典』(第2版)キネマ旬報社、1996年、439頁。ISBN 4-87376-160-3 
  4. ^ a b c d e f g 日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、34頁。 
  5. ^ a b c d e f g h i 江角英明 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」 コトバンク 2019年5月30日閲覧。
  6. ^ a b c 『劇団青年座―10周年』劇団青年座、1964年、29 - 30、101頁。 
  7. ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
  8. ^ コンタクト”. スターチャンネル. 2023年7月22日閲覧。
  9. ^ わんぱく探偵団”. メディア芸術データベース. 2016年9月20日閲覧。
  10. ^ 宝島”. メディア芸術データベース. 2016年11月27日閲覧。
  11. ^ こちら葛飾区亀有公園前派出所”. メディア芸術データベース. 2016年8月7日閲覧。
  12. ^ こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE”. メディア芸術データベース. 2016年8月6日閲覧。
  13. ^ 夢かける高原 清里の父 ポール・ラッシュ”. メディア芸術データベース. 2016年8月4日閲覧。

参考文献 編集

外部リンク 編集