池澤夏樹

1945-, 小説家、詩人。

池澤 夏樹(いけざわ なつき、1945年7月7日 - )は、日本小説家詩人翻訳書評も手がける。日本芸術院会員。

池澤 夏樹
(いけざわ なつき)
誕生 福永 夏樹(ふくなが なつき)
(1945-07-07) 1945年7月7日(79歳)
日本の旗 日本北海道帯広市
職業 小説家詩人
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 埼玉大学理工学部中退
活動期間 1984年 - (作家として)
ジャンル 小説随筆
代表作スティル・ライフ』(1987年)
『南の島のティオ』(1992年)
マシアス・ギリの失脚』(1993年)
『花を運ぶ妹』(2000年)
『静かな大地』(2004年)
『また会う日まで』(2023年)
主な受賞歴 中央公論新人賞(1987年)
芥川龍之介賞(1988年)
小学館文学賞(1992年)
読売文学賞(1993年)
谷崎潤一郎賞(1993年)
伊藤整文学賞(1994年)
毎日出版文化賞(2000年・2010年・2020年)
芸術選奨(2001年)
司馬遼太郎賞(2003年)
親鸞賞(2004年)
桑原武夫学芸賞(2005年)
紫綬褒章(2007年)
朝日賞(2011年)
フランス芸術文化勲章オフィシエ(2021年)
早稲田大学坪内逍遥大賞(2023年)
デビュー作 『夏の朝の成層圏』(1984年)
子供 4人
池澤春菜
親族 福永武彦(父)
原條あき子(母)
公式サイト 公式ウェブサイト
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

文明や日本について考察を基調にした小説随筆を発表している。翻訳は、ギリシア現代詩からアメリカ現代小説など幅広く手がけている。各地へ旅をしたことが大学時代に専攻した物理学と併せて、池澤の作品の特徴となる[1][2]。詩が小説に先行していることも、文章に大きな影響を与えている[3]

声優の池澤春菜は娘。

来歴

編集

北海道帯広市出身で、マチネ・ポエティクで同人の原條あき子(山下澄、1923年 - 2004年)と福永武彦の間に、疎開先の帯広で誕生した。1950年に両親は離婚して1951年に母に連れられて東京へ転居する。のちに母は再婚して池澤姓を名乗り、池澤は実父について高校時代まで知らなかった。父方の大伯父に天文学者で理学博士でもあった海軍少将(水路部員)の秋吉利雄、又従兄に立教大学名誉教授の秋吉輝雄がいる。

都立富士高校卒業後、1964年埼玉大学理工学部物理学科に入学する。1968年中退。ハヤカワミステリ短編やテレビ台本、『リーダーズダイジェスト』の記事などを翻訳する。

ロレンス・ダレルの弟のナチュラリストであるジェラルド・ダレルが少年時代を回顧した、ギリシアを舞台にした『虫とけものと家族たち』『鳥とけものと親類たち』『風とけものと友人たち』を1974年から翻訳。これがきっかけで、1975年ギリシアに移住、3年間同地で過ごす。

ユリイカ』の当時の編集長・三浦雅士の誘いがきっかけで、『ユリイカ』に詩を掲載[4]。帰国後、初の詩集『塩の道』を出版する。1979年から『旅芸人の記録』(監督テオ・アンゲロプロス)の字幕を担当、これを契機にアンゲロプロスの作品の字幕を担当する。

1984年5月号『』に長編小説「夏の朝の成層圏」を発表し、1987年中央公論新人賞を受賞した小説「スティル・ライフ」で、1988年に第98回芥川賞を受賞する。

1993年沖縄へ移住する。2005年フランスフォンテヌブローへ移住する。2009年北海道札幌へ移住する。「ぼくが生まれて育ったのは北海道である。梅雨がないことで知られるとおり、最も乾燥した土地だ。フランスを離れて日本に帰ろうかと思った時、同じ空気の中に住みたいと思って、札幌に決めた。ここの今日の湿度は六八パーセント。やっぱり乾いている。」と『週刊文春』で述べる[5]

小説は『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、『花を運ぶ妹』で毎日出版文化賞、『すばらしい新世界』で芸術選奨、『静かな大地』で親鸞賞などを受賞する。随筆は『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞(随筆・紀行部門)、評論では『楽しい終末』で伊藤整文学賞(評論部門)を受賞する。2007年紫綬褒章受章する。

『むくどり通信』シリーズなどの随筆もある。2010年北海道新聞中日新聞東京新聞北陸中日新聞西日本新聞及び中国新聞に、小説「氷山の南」を連載。

2001年9月11日アメリカでのアメリカ同時多発テロ事件の直後から『新世紀へようこそ』というメールコラムを100回にわたって発信し、その後メールコラムは『パンドラの時代』、『異国の客』へと移っている。2002年11月にはイラクを訪れ、現地の普通の人々の暮らしを伝える『イラクの小さな橋を渡って』(写真・本橋成一)を緊急出版した。

池澤の個人編集の河出書房新社の『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』全30巻が2007年11月より刊行された。

小説や評論が国語の教科書などで採用されることも多く、『スティル・ライフ』は2002年度の大学入試センター試験国語I・国語IIの追試験問題で出題された。過去問題集では池澤の意向で文章は省略されている。

2011年第145回をもって、1995年第114回から務めた芥川賞の選考委員を辞任。

2012年現在、谷崎潤一郎賞、読売文学賞選考委員を務める。

2014年8月1日から北海道立文学館館長に就き[6]、10月にかつて元従軍慰安婦の偽証言を報じた北星学園大学非常勤講師植村隆の解雇に反対する「負けるな北星!の会(マケルナ会)」を結成[7]する。「たくさんの人が一人の人を非難している。その非難に根拠がないとしたら、もっとたくさんの人が立ち上がってその人を守らなければならない。」と発言した[8]

2020年8月から2022年1月まで、大伯父・秋吉利雄の伝記小説『また会う日まで』を朝日新聞に連載。

2018年6月に北海道立文学館館長を辞任する。

ギリシャ、フランス、沖縄などさまざま転居し、札幌には13年ほど住んでいたが、2022年秋、長野県安曇野に転居する。北海道新聞2023年1月7日 連載「天はあおあお 野はひろびろ」より。日本経済新聞2024年1月21日朝刊文化面単発コラム・エッセイ「夢想の川を下る」冒頭に記載がある。

現代世界の十大小説

編集

『現代世界の十大小説』(NHK出版新書 2014年)でサマセット・モームの『世界の十大小説』から60年後に、十作を選んでいる。

受賞・栄典

編集

親交のある人々

編集

作品一覧

編集
  • 『塩の道』(書肆山田、1978)
  • 『もっとも長い河に関する考察』(書肆山田、1982)
  • 『池澤夏樹詩集成』(書肆山田、1996)
  • 『メランコリア』(光琳社出版、1998)
  • 『この世界のぜんぶ』(中央公論新社、2001)のち文庫

小説

編集
  • 『夏の朝の成層圏』(中央公論社、1984)のち文庫
  • 『スティル・ライフ』(中央公論社、1988)のち文庫
    • La Vie immobile (tr. Véronique Brindeau et Dominique Palmé, Arles: Philippe Picquier, 1995)
    • Still Lives (tr. Dennis Keene, Tokyo: Kodansha International, 1997)
    • L'uomo che fece ritorno (tr. Antonietta Pastore, L'arcipelago Einaudi; 21, Torino: Einaudi, 2003)
  • 『真昼のプリニウス』(中央公論社、1989)のち文庫
  • 『バビロンに行きて歌え』(新潮社、1990)のち文庫
  • 『マリコ / マリキータ』(文藝春秋、1990)のち文庫、角川文庫
  • 『タマリンドの木』(文藝春秋、1991)のち文庫
  • 『南の島のティオ』(楡出版、1992)のち文春文庫、講談社青い鳥文庫
    • 『TIO'S ISLAND』(小学館、2010、写真:竹沢うるま)
    • Tio du Pacifique : les histoires que me racontait (tr. Corinne Quentin, Arles: Philippe Picquier, 2001)
  • 『きみが住む星』(文化出版局、1992、写真:エルンスト・ハース)のち角川文庫
  • マシアス・ギリの失脚』(新潮社、1993)のち文庫
    • Aufstieg und Fall des Macias Guili (tr. Otto Putz, Berlin: edition Q, 2002)
    • The Navidad Incident: The Downfall of Matías Guili (Haikasoru, 2012)
  • 『骨は珊瑚、眼は真珠』(文藝春秋、1995)のち文庫
    • Des os de corail, des yeux de perle (tr. Véronique Brindeau et Corinne Quentin, Arles: Philippe Picquier, 1997)
  • 『やがてヒトに与えられたときが満ちて……』(河出書房新社、1996)のち角川文庫
  • 『世界一しあわせなタバコの木。』(絵本館、1997、絵:渡邉良重)絵本
  • 『花を運ぶ妹』(文藝春秋、2000)のち文庫
    • A burden of flowers (tr. Alfred Birnbaum, Tokyo: Kodansha International, 2001)
    • La sœur qui portait des fleurs (tr. Corinne Atlan et Corinne Quentin, Arles: Philippe Picquier, 2004)
    • Schwere Blumen (tr. Sabine Mangold, Hamburg: Abera, 2014)
  • 『すばらしい新世界』(中央公論新社、2000)のち文庫
  • 『カイマナヒラの家』(ホーム社、2001)のち集英社文庫
  • 『静かな大地』(朝日新聞社、2004)のち文庫
  • 『キップをなくして』(角川書店、2005)のち文庫
  • 『きみのためのバラ』(新潮社、2007)のち文庫
  • 『光の指で触れよ』(中央公論新社、2008)のち文庫
  • 『星に降る雪 修道院』(角川書店、2008)のち改題「星に降る雪」角川文庫
  • 『熊になった少年』(スイッチパブリッシング、2009)
  • 『カデナ』(新潮社、2009)のち文庫
  • 『氷山の南』(文藝春秋、2012)のち文庫
  • 『双頭の船』(新潮社 2013)のち文庫
  • 『アトミック・ボックス』(毎日新聞社、2014)のち角川文庫
  • 『砂浜に坐り込んだ船』(新潮社 2015)のち文庫
  • 『キトラ・ボックス』(KADOKAWA、2017)のち文庫
  • 『ワカタケル』(日本経済新聞出版、2020)
  • 『また会う日まで』(朝日新聞出版 2023)朝日新聞朝刊に2022年1月31日まで連載

随筆・評論など

編集
  • 『サーカムナヴィゲイション』(イザラ書房、1980)
  • 『見えない博物館』(小沢書店、1986)のち平凡社ライブラリー
  • 『ギリシアの誘惑』(書肆山田、1987、増補版2017)
  • 『ブッキッシュな世界像』(白水社、1988、新版1993)のち白水Uブックス
  • 『シネ・シティー鳥瞰図』(中公文庫、1988)
  • 『都市の書物』(太田出版、1990)
  • 『インパラは転ばない』(光文社、1990、イラスト:飯野和好)のち新潮文庫
  • 『読書癖』(全4巻、みすず書房、1991-1999)
  • 『エデンを遠く離れて』(朝日新聞社、1991)のち文庫
  • 『南鳥島特別航路』(日本交通公社、1991)のち新潮文庫
  • 『母なる自然のおっぱい』(新潮社、1992)のち文庫
  • 『宇宙のつくりかた』(福音館書店たくさんのふしぎ、1992)小学3・4年生以上向け
  • 『楽しい終末』(文藝春秋、1993)のち文庫
  • 『むくどり通信』(朝日新聞社、1994)のち文庫
  • 『小説の羅針盤』(新潮社、1995)
  • 『星界からの報告』(書肆山田、1995)
  • 『むくどりは飛んでゆく』(朝日新聞社、1995)
  • 『海図と航海日誌』(スイッチ・パブリッシング、1995)
  • 『むくどりは千羽に一羽……』(朝日新聞社、1996)
  • 『ハワイイ紀行』(新潮社、1996)のち文庫
  • 『むくどりの巣ごもり』(朝日新聞社、1997)「むくどり通信 雄飛編」文庫
  • 『沖縄式風力発言』(ボーダーインク、1997)
  • 『明るい旅情』(新潮社、1997)のち文庫
  • 『室内旅行 池澤夏樹の読書日記』(文藝春秋、1998)
  • 『むくどりとしゃっきん鳥』(朝日新聞社、1998)
  • 『むくどり最終便』(朝日新聞社、1999)「むくどり通信・雌伏編」文庫
  • 『旅をした人 星野道夫の生と死』(スイッチ・パブリッシング、2000)
  • 『新世紀へようこそ』(光文社、2002)
  • 『言葉の流星群』(角川書店、2003)のち文庫
  • 『イラクの小さな橋を渡って』(光文社、2003)のち文庫
    • On a Small Bridge in Iraq (tr. Alfred Birnbaum, Okinawa: Impala, 2003)
    • SUR UN PETIT PONT EN IRAK (tr. Corinne Quentin, Okinawa: Impala, 2003)
    • AUF EINER KLEINEN BRÜCKE IM IRAK (tr. Otto Putz, Okinawa: Impala, 2003)
  • 『憲法なんて知らないよ というキミのための「日本の憲法」』(ホーム社、2003)のち集英社文庫
  • 『世界のために涙せよ 新世紀へようこそ2』(光文社、2003)
  • 『神々の食』(文藝春秋、2003)のち文庫
  • 『風がページを・・・・ 池澤夏樹の読書日記』(文藝春秋、2003)
  • 『パレオマニア 大英博物館からの13の旅』(集英社インターナショナル、2004)のち文庫
  • 『アマバルの自然誌 沖縄の田舎で暮らす』(光文社、2004)のち文庫
  • 『異国の客』(集英社、2005)のち文庫
  • 『世界文学を読みほどく スタンダールからピンチョンまで』(新潮選書、2005、増補版2017)
  • 『池澤夏樹の旅地図 Along the footsteps of a lay pilgrim』(世界文化社、2007)
  • 『虹の彼方に 池澤夏樹の同時代コラム』(講談社、2007)のち文庫
  • 『叡智の断片』(集英社インターナショナル、2007)のち文庫
  • 『セーヌの川辺』(集英社、2008)のち文庫
  • 『風神帖―エッセー集成1』(みすず書房、2008)
  • 『雷神帖―エッセー集成2』(みすず書房、2008)
  • 『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』(小学館、2009)のち文庫
  • 『嵐の夜の読書』(みすず書房、2010)
  • 『池澤夏樹の世界文学リミックス』(河出書房新社、2011)のち文庫
  • 『春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと』(中央公論新社、2011)のち文庫
  • 『終わりと始まり』(朝日新聞出版、2013)のち文庫
  • 『文明の渚』(岩波ブックレット、2013)
  • 『現代世界の十大小説』(NHK出版新書、2014)
  • 『うつくしい列島 地理学的名所紀行』(河出書房新社、2015)のち文庫
  • 『詩のなぐさめ』(岩波書店、2015)
  • 『沖縄への短い帰還』(ボーダーインク、2016)
  • 『知の仕事術』(集英社インターナショナル新書、2017)
  • 『のりものづくし』(中公文庫、2018)
  • 『詩のきらめき』(岩波書店、2018)
  • 『科学する心』(集英社インターナショナル、2019)
  • いつだって読むのは目の前の一冊なのだ』(作品社、2019)
  • 『されく魂 わが石牟礼道子抄』(河出書房新社、2021)

共著

編集
  • 『新潮古典文学アルバム 上田秋成長島弘明共著 新潮社 1991
  • 『沖縄いろいろ事典』(編)(新潮社、1992)「オキナワなんでも事典」文庫
  • 『イスタンブール歴史散歩 とんぼの本澁澤幸子共著 新潮社 1994
  • 『沖にむかって泳ぐ 池澤夏樹ロング・インタヴュー』新井敏記著 文藝春秋 1994
  • 『クジラが見る夢 ジャック・マイヨールとの海の日々』(テレコムスタッフ、1994、写真:高砂淳二垂見健吾)のち新潮文庫
  • 『沖縄からはじまる』大田昌秀共著 集英社 1998
  • 『池澤夏樹アジアの感情 Long interview』新井敏記著 スイッチ・パブリッシング 2002
  • 『池澤夏樹の世界文学ワンダーランド』(NHK出版「NHK知る楽」、2009年10-11月)、放送テキスト
  • 『ぜんぶ本の話』池澤春菜共著 毎日新聞出版 2020
  • 『みっちんの声』石牟礼道子共著 河出書房新社 2021

編著

編集

翻訳

編集

脚注

編集
  1. ^ 結城正美 「狩猟民を横目で見ながら 言葉の海で舵を取る」『文芸』第50巻第1号(2011年2月1日発行)、河出書房新社、2011年。
  2. ^ 「【Q&A】読者から池澤夏樹への50の質問」P.94 Q26への回答、「プラスかマイナスかわかりませんが、理科を勉強したことはぼくの一部です。嫌でも書くものに出てきます」。 『文芸』第50巻第1号(2011年2月1日発行)、河出書房新社、2011年。
  3. ^ 小池昌代 「かたまりの塩」『文芸』第50巻第1号(2011年2月1日発行)、河出書房新社、2011年。「池澤夏樹は毒が回る前に、詩を呼吸する方法を残しながら、しなやかに小説へと移行した。」
  4. ^ 南里空海 「ぼくはこんな旅をしてきた」『池澤夏樹の旅地図』池澤夏樹、世界文化社、2007年
  5. ^ impala (2009年11月3日). “Cool Book Review : 豚を飼う、詩の束、哈爾濱”. 本棚 Impala. Cafe Impala(ixtan). 2015年10月3日閲覧。
  6. ^ “作家の池澤夏樹さんが館長就任へ 北海道立文学館”. 産経ニュース (産経新聞). (2014年7月11日). オリジナルの2014年10月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141001022450/http://www.sankei.com/life/news/140711/lif1407110006-n1.html 
  7. ^ 山下智恵 (2014年10月3日). “慰安婦:元朝日記者に応援団「脅迫文で講師辞めないで」”. 毎日新聞. オリジナルの2014年10月4日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/zDlOv 
  8. ^ “学者や弁護士ら、脅迫状届いた大学を支援する会”. asahi.com (朝日新聞). (2014年10月7日). オリジナルの2015年7月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150704232426/http://www.asahi.com/articles/ASGB67JQTGB6PTIL03H.html 
  9. ^ a b c d e f 作家紹介 池澤夏樹”. JLPP事務局/文化庁. 2023年7月3日閲覧。
  10. ^ 朝日賞 2001-2018年度”. 朝日新聞社. 2023年1月5日閲覧。
  11. ^ 池澤夏樹氏が芸術文化勲章を受章”. 駐日フランス大使館 (2021年5月31日). 2021年6月13日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集