中澤彩子

日本の囲碁棋士
池田彩子から転送)

中澤彩子(なかざわ あやこ、1971年昭和46年)10月19日 - )は、日本囲碁棋士千葉県出身、日本棋院所属、五段。19歳で女流本因坊を獲得し、女流棋戦最年少タイトルを記録。女流鶴聖戦2期など。独創的で力強い棋風。一時池田姓。

経歴 編集

9歳で囲碁を覚え、1982年に日本棋院院生。1988年入段。1990年に女流本因坊戦挑戦者となって楠光子を2-1で破り、当時女流最年少の19歳でタイトル獲得。同年、23勝10敗の成績で棋道賞女流賞受賞。翌年は挑戦者小林千寿を2-1で降して防衛し2連覇。1992年の新鋭トーナメント戦で、女流棋士としては初めて男女混合棋戦決勝に進出するが、病気による不戦敗で準優勝。1995、96年に女流鶴聖戦2連覇。2001年五段昇段。2005年に池田に改姓、2008年に中澤に戻す。

12歳から17歳まで藤沢秀行の研究会に参加するが、藤沢門下にはならずに入段[1]。1991年『棋道』誌6-9月号で、本因坊戦の対局地に特派されて「リアルタイム・レポート」を連載。

タイトル歴 編集

その他の棋歴 編集

受賞等 編集

  • 1990年 棋道賞女流賞受賞
  • 1995年 棋道賞女流賞受賞

参考文献 編集

  • 中沢彩子「普段着の中沢彩子」(『棋道』1991年2月号)

脚注 編集

  1. ^ 大矢順正『棋士になるには』(ぺりかん社)P.57

外部リンク 編集