沱江級コルベット

沱江級コルベット中国語: 沱江級巡邏艦)は、中華民国海軍コルベット。この艦は、レーダーの検出を避けるために断面を小さくするなど、さまざまな機能を組み込んでいる。迅海計画で開発されたこのコルベットは、現在大型艦で行われている任務に変わるものであるとされている。

沱江級コルベット
1番艦沱江
1番艦沱江
基本情報
種別 コルベット
命名基準 河川
建造所 龍徳造船
運用者 中華民国海軍
建造期間 2012年 -
就役期間 2015年 -
計画数 12
建造数 1
前級 錦江級コルベット
要目
満載排水量 567トン[1][2]
全長 60.4m
最大幅 14m
吃水 2.3m
飛行甲板 ヘリコプター用甲板(主に補給用)[3]
主機 MTU 20V 4000 M93Lディーゼル
推進器 MJP CSU 850ウォータージェット4基
出力 6000 kW
速力 44 ノット (81 km/h)
航続距離 2,000 海里 (3,700 km)
乗員 41
兵装 雄風II型SSMx8
雄風III型SSMx8
オート・メラーラ 76 mm 砲x1
ファランクス20mmCIWSx1
M2 12.7mm重機関銃x2
Mk 32 短魚雷発射管x2[3]
レーダー CS/SPG-6N(S)(対水上捜索)
CS/SPG-6N(T)(火器管制)
航海
ソナー 可変深度
電子戦
対抗手段
T-MASSチャフ発射機x12[3]
その他 建造費22億ニュー台湾ドル[4]
テンプレートを表示
中華民國海軍1番艦沱江(PGG-618)モデル

開発編集

2010年4月12日、国防部により建造計画が発表された。この船は高雄の海軍造船所によって設計され、台湾周辺の荒れた海への展開や、長時間洋上に留まることが難しいといった哨戒艇やコルベットなどの小型艦艇の弱点に対処するために建造された。

2011年、中華民国立法院は、12隻までの建造資金を提供するために24.98億ニュー台湾ドル(8億8,340万USドル)の予算を承認した。 2013年の台北航空宇宙防衛技術展では海軍が迅海計画のモデルを発表し、試作艦には金門砲戦時の九二海戦で戦闘した駆潜艇の艦名を継承して沱江と命名された。

2016年初頭、中華民国(台湾)海軍は3隻の防空艦の調達を開始した。これらのフリゲートはおそらく沱江級の船体に基づく双胴船であると推測されている。想定される武器システムには天弓3型、天剣2型、Sea Oryx SAMを搭載したMk 41VLSが含まれている。

2018年5月17日、厳徳発国防部長、李宗孝海軍司令部参謀長は立法院において沱江級の本格的な量産を2019年から開始することを公表した。計画では2025年までに第一段階の3隻を完成させ、第二段階として8隻を建造する予定[5]

設計編集

艦体は長さ60.4メートル、幅14メートルで41名の乗組員を乗せた双胴船で、最大40ノットの速度と2,000海里(3,700km)の航続距離がある。雄風2型亜音速艦対艦ミサイル8発、雄風3型超音速艦対艦ミサイル8発、近接防御火器システムであるファランクス76mmの主砲を装備している。台湾セキュリティ分析センター(台海安全研析中心、TAISAC)はレーダー探知機を回避するためのステルス技術、分散型戦闘指向システム、火器制御レーダー、電子光学指揮システムが搭載されていると記している。

防空能力を欠くとして批判されているが、ステルス技術とレーダー反射断面積が小さいことから、レーダーでの観測が難しく、海岸線に近い場所であるとさらに探知されにくくなるとされている。

一覧編集

# ペナントナンバー 艦名 造船所 進水 受領 就役 現況
1 618 沱江 龍徳造船蘇澳鎮造船所 2014年
3月13日
2014年
12月23日
2015年

3月31日

就役中

参考文献編集

外部リンク編集