河跡湖公園(かせきここうえん)とは、岐阜県各務原市にある公園である。川島松原町・川島河田町・川島松倉町にまたがっている。

河跡湖公園

概要 編集

1923年(大正12年)に廃川となった木曽川の支流の鉄砲川の跡の河跡湖を中心として、河川敷とその周辺を整備した公園である。

1975年(昭和50年)頃に岐阜県羽島郡川島町が公園の整備を計画し、1998年(平成10年)に基本計画がまとまった。2004年(平成16年)に川島町が各務原市に編入された後の2007年(平成19年)、各務原市の「水と緑の回廊計画」の一つとして整備が始まり、2009年(平成21年)3月14日に開園した。

2009年(平成21年)から毎年(例年9月)に河跡湖フェスティバルが開催される。

特色 編集

旧鉄砲川流域が公園であり、広さは5.09ha。総延長は約1.5km。東西に細長い公園であり、東端はエーザイ川島工園、西端は木曽川堤防になる。途中で岐阜県道(一宮各務原線松原芋島線)と市道が通る。

柞下池、三ツ屋池[1]の2つの河跡湖[2]を中心に、周辺の樹木、自然を生かしながら、中高木をふんだんに植栽し、散策路や憩いの広場を設けた公園となっている。また、鉄砲川流域には神社や祠(榎神社、川除大神社、水神社など)があり、公園内からも入ることが可能である。

大きく4つのエリアとなっている。上流域は苗木植樹ゾーンと水遊びの河原。中流域は芝生広場、森の遊び場。柞下池周辺は散策道。三ツ屋池周辺には、旧堤防を利用した散策道と雑木林がある。

駐車場は数箇所に散らばり、計30台分ある。

施設など 編集

  • 眺望デッキ
  • 木製遊具
  • スカイロープ
  • ストレッチ遊具
  • 芝生広場

アクセス 編集

  • 名鉄バス一宮川島線「松倉口」バス停下車。
  • 岐阜バス笠松川島線「川島小学校前」「松倉公民館前」バス停下車。
  • 各務原市ふれあいバス川島線「西養寺前」「川島小学校前」「松倉公民館前」バス停下車。

※ 上流域に近いのは「松倉口」「松倉公民館前」。中流域に近いのは「川島小学校前」。柞下池・三ツ屋池周辺に近いのは「西養寺前」である。

周辺 編集

上流域 編集

中流域 編集

柞下池・三ツ屋池周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ 柞下池、三ツ屋池は、ホウスモト池、ミツヤ池と表記される場合もある。
  2. ^ 正確には雁場池(ガンバ池 雁場橋上流付近)も含めた3つである。雁場池は1985年(昭和60年)頃に土地の所有者によって埋められたのを復元したものであるが、案内板には記述はされていない。

外部リンク 編集