河野丈洋
河野 丈洋(こうの たけひろ、1978年9月18日 - )は、日本の作曲家、ミュージシャン。埼玉県上尾市出身。
河野 丈洋 | |
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生誕 | 1978年9月18日(44歳) |
出身地 |
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ジャンル |
劇伴 J-POP |
職業 |
作曲家 ミュージシャン |
活動期間 | 2001年 - |
配偶者 | 角田光代(2009年 - ) |
公式サイト | 河野丈洋オフィシャルウェブサイト |
来歴編集
2001年、ロックバンドGOING UNDER GROUNDのメンバー(ドラムス)としてシングル『グラフティー』でビクターエンタテインメントよりデビュー。バンドのリーダーを務め、同バンドのメインソングライターの松本素生に次いでバンドの楽曲の作詞・作曲を手掛けたほか、ドラムス以外にもピアノ、ギター、パーカッション、ヴァイオリンなどさまざまな楽器を演奏し、メインボーカルを担当することもあった。バンドでの活動と並行してシンガーソングライターとしても活動し、2009年にはソロデビューアルバム『CRAWL』を発表[1]。
人物編集
- 趣味は読書、雑貨店へ行くこと。好きな作家はヘルマン・ヘッセ、トルーマン・カポーティ、オー・ヘンリー、ジョン・アーヴィング、カート・ヴォネガット、島田荘司など。
- 1994年から2015年まで在籍していたGOING UNDER GROUNDのメンバーの中澤寛規、石原聡とは埼玉県立桶川高等学校の同級生。また、同バンドのジャケットイラストを多く手がける宮尾和孝は小学校時代の同級生である。
- 作家の中村航や長嶋有らと交流がある[4]。河野作詞・作曲のGOING UNDER GROUNDの楽曲「サイドカー」は、長嶋の小説『サイドカーに犬』にインスパイアされて作ったものである。同じく長嶋の小説『ねたあとに』『問いのない答え』には、河野をモデルとするミュージシャンが登場する。
- ドラムスは向山テツに師事していた[5]。
主な作品編集
舞台編集
- ベター・ハーフ(作・演出/鴻上尚史、2015年)
- HAKUTO 〜白兎〜(企画/吉田照美 脚本/鹿目由紀 演出/鴻上尚史、2015年)
- イントレランスの祭(作・演出/鴻上尚史、2016年)
- 天使は瞳を閉じて(作・演出/鴻上尚史、2016年)
- サバイバーズ・ギルト&シェイム(作・演出/鴻上尚史、2016年)
- 舞台版 ドラえもん のび太のアニマル惑星(再演)(原作/藤子・F・不二雄 脚本・演出/鴻上尚史、2017年)
- ベター・ハーフ(再演)(作・演出/鴻上尚史、2017年)
- もうひとつの地球の歩き方(作・演出/鴻上尚史、2018年)
- ローリング・ソング(作・演出/鴻上尚史、2018年)
- ピルグリム2019(作・演出/鴻上尚史、2019年)
- 勝小吉伝 〜ああ わが人生 最良の今日〜(脚本/鹿目由紀・鴻上尚史 演出/鴻上尚史、2019年)
- 地球防衛軍苦情処理係(作・演出/鴻上尚史、2019年)
- 日本人のへそ(作/井上ひさし、演出/鴻上尚史、2020年)※新型コロナウィルス感染症のため延期
- ハルシオン・デイズ 2020(作・演出/鴻上尚史、2020年)
- アカシアの雨が降る時(作・演出/鴻上尚史、2021年)
- ロミオとロザライン[6](作・演出/鴻上尚史、2021年)
- 日本人のへそ(作/井上ひさし、演出/鴻上尚史、2022年)
映画編集
- ハミングライフ(脚本・監督/窪田崇、2007年1月13日公開)
- ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-「ファンキー」(脚本・監督/石井裕也、2018年)
- 星に願いを、月に祈りを(脚本・監督/井内雅倫、2014年)
- 町田くんの世界(脚本/片岡翔、石井裕也 監督/石井裕也、2019年6月7日公開)
- 生きちゃった(脚本・監督/石井裕也、2020年10月3日公開)
- 茜色に焼かれる[7](脚本・監督/石井裕也、2021年5月21日公開)
テレビドラマ編集
- 中学生日記(2009年 - 2010年、NHK教育)
- 女性作家ミステリシリーズ 美しき三つの嘘「平凡」(2016年、フジテレビ)
- キッドナップ・ツアー(2016年、NHK総合)
- Rの法則スペシャル「大江戸ロボコン」(2017年、Eテレ)
- 乱反射(2018年、メ〜テレ)※2019年9月21日劇場公開
- ドラマ25「絶メシロード」(2020年、テレビ東京系列)
CM編集
楽曲提供編集
- 永井真理子「幼なじみ」(2002年、アルバム『そんな場所へ』収録) - 作詞・作曲
- 平絵里香「鳥ロケット」「窓の外」(2006年、アルバム『顔色スピーカー』収録) - プロデュース
- 松たか子「イナーシア」(2007年、アルバム『Cherish You』収録) - 作詞・作曲
- John-Hoon「GLASS RAIN」(2008年、シングル『サクラTEARS』収録) - 作詞・作曲
- 藤井フミヤ「暗くなるまで待って」(2009年、アルバム『F's シネマ』収録) - 作詞・作曲
- 城南海「Silence」(2014年、アルバム『綾蝶 〜アヤハブラ〜』収録) - 作詞・作曲
- 宮本毅尚「ここからはるか」(2016年、ミニアルバム『GIFT』収録) - 作詞・作曲・編曲
- 城南海「クレムツ」(2019年、アルバム『one』収録) - 作詞
ディスコグラフィー編集
CRAWL(2009年12月25日、NORAH RECORDS)
- ミニアルバム。GOING UNDER GROUNDの公式サイトでの通販のほか、河野のソロ活動時のライブ会場などで販売されていた。ジャケットイラストは長崎訓子。「点線」を藤井フミヤがアルバム『Life is Beautiful』にてカバーしており、藤井のソロデビュー25周年の際に行われたファンによる人気楽曲投票で7位にランクインした[8]。
- わかりあえたら
- 点線
- モノクローム
- Hold on
- ひとつだけ
- 上尾市立南中学校 校歌
著作編集
- もう一杯だけ飲んで帰ろう。(2017年11月 新潮社) - 角田光代との共著
外部リンク編集
- 河野丈洋 (@joekono) - Twitter
- 河野丈洋オフィシャルウェブサイト
- ドーナツライフ - ブログ( - 2012年)
- ウォールナッツ・スクエア - ウェイバックマシン(2012年2月20日アーカイブ分) - バンド在籍時の河野のページ。2013年ごろ閉鎖。
- 河野丈洋オフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2015年2月17日アーカイブ分) - バンド在籍時の公式サイト。2015年閉鎖。
- 河野丈洋オフィシャルブログ「EとFのあいだ」 - ウェイバックマシン(2015年10月8日アーカイブ分) - 2016年閉鎖。
脚注編集
出典編集
- ^ “ゴーイング河野丈洋、クリスマスにソロ第1弾作品発表”. 音楽ナタリー (2009年11月13日). 2022年2月6日閲覧。
- ^ “GOING UNDER GROUNDのドラマー・河野丈洋が、直木賞作家の角田光代と“11歳差結婚””. ORICON NEWS (2009年10月22日). 2022年2月6日閲覧。
- ^ “GOING UNDER GROUND河野が脱退、来年1月ラストライブ”. 音楽ナタリー (2014年3月19日). 2022年2月6日閲覧。
- ^ “「結婚に否定的だった」角田光代が河野丈洋と再婚した理由”. 週刊朝日 (2017年12月25日). 2022年2月6日閲覧。
- ^ 河野丈洋 (2006年12月21日). “置き方”. 2022年2月6日閲覧。
- ^ “川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)舞台初主演 鴻上尚史作・演出 新作舞台 『ロミオとロザライン』上演決定”. SPICE (2021年4月27日). 2022年2月6日閲覧。
- ^ 主題歌には河野が所属していた2003年のGOING UNDER GROUNDの楽曲「ハートビート」が採用された。“GOING UNDER GROUND「ハートビート」が尾野真千子主演映画「茜色に焼かれる」主題歌に決定”. 音楽ナタリー (2021年3月23日). 2022年2月6日閲覧。
- ^ “【インタビュー】藤井フミヤ全100曲のベストアルバムは、彼が「一番の宝物」と語るファンへ向けての究極の贈り物” (2018年6月21日). 2022年2月6日閲覧。