油井 徳蔵(ゆい とくぞう、1870年9月12日明治3年8月17日[1])- 1963年昭和38年)7月22日[2])は、明治時代末期から昭和時代前期の政治家実業家貴族院多額納税者議員

油井徳蔵

経歴 編集

油井宇之助の二男として[3]、のちの福島県福島市本町[4]に生まれる[5]。幼年期は伊達郡保原町の豪商福井商店に丁稚奉公する[5]

1910年(明治43年)以降、福島県輸出絹織物同業組合連合会議員、同同業組合長、福島商業会議所議員、副会頭、会頭、同市会議員のほか、第一福島羽二重社長、福島羽二重、二本松羽二重、福島商業銀行、川俣銀行、九笹機業場、福島誠壱などの重役を歴任した[2]

1932年(昭和7年)福島県多額納税者として貴族院議員に互選され、同年9月29日に就任し[6][7]同成会に所属して1939年(昭和14年)9月28日まで1期在任した[2]

親族 編集

脚注 編集

  1. ^ 織田 1926, 335頁.
  2. ^ a b c 衆議院、参議院 編 1960, 219頁.
  3. ^ a b 『人事興信録 第14版 下』ユ3頁。
  4. ^ a b 『福島県史 第22巻』514頁。
  5. ^ a b 太田 1936, 56頁.
  6. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、42頁。
  7. ^ 『官報』第1727号、昭和7年9月30日。

参考文献 編集