沼久保駅

静岡県富士宮市沼久保にある東海旅客鉄道の駅

沼久保駅(ぬまくぼえき)は、静岡県富士宮市沼久保にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線である。

沼久保駅
駅全景(2022年9月)
ぬまくぼ
Numakubo
CC07 西富士宮 (5.0 km)
(2.3 km) 芝川
地図
所在地 静岡県富士宮市沼久保1065
北緯35度11分57.41秒 東経138度35分3.55秒 / 北緯35.1992806度 東経138.5843194度 / 35.1992806; 138.5843194座標: 北緯35度11分57.41秒 東経138度35分3.55秒 / 北緯35.1992806度 東経138.5843194度 / 35.1992806; 138.5843194
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CC 身延線
キロ程 16.9 km(富士起点)
電報略号 ヌホ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
6人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1929年昭和4年)3月10日[1]
備考 無人駅
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天候が良いと、ホームからは富士山が良く見える。

歴史 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路はほぼ南北に走りホームはその西側に設けられている。富士宮駅管理の無人駅で、駅舎は無くホーム上に木造待合所があるのみ。ホーム芝川方端は階段を通って外に出る。

ホームを出ると道が二股に分かれ、右の道は舗装もされていない山道であるが、左へ行くと沼久保踏切で線路を渡って県道に出ることが出来る。

利用状況 編集

「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員6人である[2]。身延線の静岡県内にある駅では最も少ない。

1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。なお、2001年度(平成13年度)- 2009年度(平成21年度)の統計は非公表である。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1993年(平成05年) 44 [2]
1994年(平成06年) 34
1995年(平成07年) 36
1996年(平成08年) 33
1997年(平成09年) 34
1998年(平成10年) 35
1999年(平成11年) 35
2000年(平成12年) 28
2001年(平成13年) 非公表
2002年(平成14年)
2003年(平成15年)
2004年(平成16年)
2005年(平成17年)
2006年(平成18年)
2007年(平成19年)
2008年(平成20年)
2009年(平成21年)
2010年(平成22年) 13
2011年(平成23年) 12
2012年(平成24年) 15
2013年(平成25年) 13
2014年(平成26年) 11
2015年(平成27年) 8
2016年(平成28年) 6
2017年(平成29年) 6
2018年(平成30年) 8
2019年(令和元年) 6
2020年(令和02年) 5
2021年(令和03年) 6

駅周辺 編集

 
駅前の歌碑

県道と身延線の線路は集落よりも高い位置を走っており、沼久保駅は高い築堤の上に設けられている。築堤の斜面や駅前にはJR東海の職員によって椿の木が植えられ、「沼久保椿寿園」と名付けられている。

集落へは県道に出る直前で左側に分かれる小さな道を下り、トンネルで県道をくぐると出ることが出来る。県道沿いには殆ど人家がないが隠れた位置に集落がある。

駅の南東1㎞程の場所では富士川には蓬莱橋がかかっている。対岸は富士市であり、人家が多い。

当駅からは富士山が良く見える。高浜虚子が当駅に降りた際、美しい富士山を見て「とある停車場富士の裾野で竹の秋/ぬま久保で降りる子連れ花の姥」という歌を詠んだと言う。駅前には高浜虚子の他、堤俳一佳の歌碑が建てられている。

バス路線 編集

県道沿いに宮バスの「沼久保」停留所がある。宮バス運行事業者は信興バスである。

  • 宮13 香葉台線 - 富士宮駅 / 芝川会館
    • 日祝日と年末年始は運休。

隣の駅 編集

東海旅客鉄道(JR東海)
CC 身延線
西富士宮駅 (CC07) - 沼久保駅 - 芝川駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日、22-23頁。 
  2. ^ a b 6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集