- 7歳のとき、鍾山定林寺の僧印について出家して、『法華経』を学ぶ。
- 13歳のとき、荘厳寺に移り、僧宗および僧遠に学ぶ。
- 490年頃、僧柔の講説を聴き、僧旻・智蔵とともに慧次について『成実論』や三論を学ぶ。
- 497年夏、初めて妙音寺で『法華経』『浄名経』を開講して賞賛される。
- 511年、華林園における『法華経』の講説に際し、天花降下の奇瑞を感じた。南京の雨花台はその旧跡とされる。
- 525年、大僧正に任命され、同泰寺に千僧会を設ける。
僧俗との交遊が多く、南朝梁の武帝は光宅寺を創建して法雲を住まわせ、国家の僧とした。
なお、聖徳太子が『法華義疏』製作に際して、『法華義記』を「本義」としたことが有名である。
- 『法華義記』(現存)
- 菅野博史訳注 『法華義記』 大蔵出版「法華経注釈書集成」 1996、オンデマンド版2017
- 『成実論疏』
- 『注大品(ちゅうだいぼん)』