津競艇場

日本の三重県津市にある競艇場

津ボートレース場(つボートレースじょう)は、三重県津市にあるボートレース場である[1][2]

ボートレース津
Tsu-kyotei-01.jpg
施設
所在地 三重県津市大字藤方637
座標 北緯34度40分54.9秒 東経136度31分19秒 / 北緯34.681917度 東経136.52194度 / 34.681917; 136.52194座標: 北緯34度40分54.9秒 東経136度31分19秒 / 北緯34.681917度 東経136.52194度 / 34.681917; 136.52194
開場 1952年7月4日
所有者 津市
施行者 津市
コース
水面 人工(プール[1]
水質 海水[1][2]、または海水に近い半淡水[3]
モーター ヤマト331型・出力低減モーター
外向発売所
外向発売所 津インクル
場外発売場
場外発売場 ボートレースチケットショップ養老
ボートレースチケットショップミニボートピア名張
実況
担当 佐竹亮
小林習之(展示解説進行)
所属 アップライト
テンプレートを表示

概要編集

主催者は津市。通称は、BOAT RACE津(ボートレースつ)。

競艇発祥の地といえば大村競艇場であるが、全国初の認可を受けたのは津競艇場である[4][5]。1952年(昭和27年)7月に岩田川河口にて第一回の開催が行われ、1969年(昭和44年)に現在の地へ移転。岩田川時代は、漁船が河口近くを通ると波が発生し水面にうねりができ、選手たちが苦労したとのエピソードが残っている。2000年(平成12年)には新スタンドがオープンした。また「競艇」の名称を用い始めたのも本場とされており、開設当時の志田勝津市長が考案し競輪にならって「ケイテイ」と読ませる案もあったものの「兄弟相せめぐ」を連想させてしまう事から「キョウテイ」の読み方となった[6]

マスコットキャラクターは恐竜の「ツッキー」。妻の「ツッピー」息子の「ツックン」娘の「ツーコ」の4人家族。ドリーム戦が行われるときは「ツッキードリーム」と名前が付けられる場合もある。

企画番組として、1レースは1号艇を主力A級選手・他をB級選手とした「ツッキーレース」、5レースは1号艇はA級選手(他の艇にA級が入る場合あり)の「5ールドレース」が行われている。

三重県鳥羽市出身の演歌歌手である鳥羽一郎が当競艇場の名誉執行委員長を務めている。

場内映像は日本トーター株式会社が運用している。

実況はアップライト所属の佐竹亮が担当し、周回展示の解説の進行を小林習之が担当。かつては、現在の浜名湖競艇の実況担当である藤本悠暉が担当していた。

コース概要編集

競走水面はプール[1]で、水質は海水[1][2]、または海水に近い半淡水[3]

1マークホーム側の幅が54mと全国で2番目に広く[3]、発走ピットはホーム岸側から出て行くスタイル[3](現在は悪天候時を除いては2マーク奥からの通常のピットに変更)。

南北に縦長で、南風の通り道となる伊勢湾に面するため、夏場はその季節風に晒されて、特に冬場は鈴鹿山脈からの吹き降ろし(一部ではあるが地元の人から鈴鹿颪と言われる)をまともに受ける[3]。風速は5mほど[3]であるが、冬場には10m近くになることもある[2]。強風が吹くと水面コンディションは急激に悪化するため、東海地方の中で一番荒れる水面といわれている[3]

2009年9月10日初日の開催より大型吸気サイレンサー付き減音型のモーターが採用され[3][7]、2015年9月からは出力低減モーターが導入された。

主要開催競走編集

周年記念 (GI) としてつつじ賞王座決定戦が行われているが、2019年(令和元年)5月に行われる67周年記念でつつじ賞の名称は最後になる。公式サイトでは「つつじ賞ラストラン 周年記念はネクストステージへ」「令和最初のG1は最後のつつじ賞」と銘打たれている[8]。2019年8月、新名称は『G1ツッキー王座決定戦』に決定したと発表。[9]

企業杯 (GIII) として三重交通の観光バスの名称に由来するマキシーカップが行なわれている。

正月には伊勢新聞社新春レース、ゴールデンウィークにはスポーツニッポンパール賞競走、お盆には中京スポーツ三重テレビ納涼しぶき杯争奪戦競走が行なわれている。

モーターボート記念や全日本選手権を制し、競艇の神様と称された倉田栄一を称え、その名が付いたレースも行なわれている。

SG開催実績編集

年度 競走名 優勝者 登番 出身
1956 第2回モーターボート記念 鈴木成彦 292 三重
2002 第5回競艇王チャレンジカップ 植木通彦 3285 福岡
2005 第52回全日本選手権 太田和美 3557 奈良
2013 第16回チャレンジカップ 森高一真 4030 香川

三重支部所属の有力選手編集

級別は2020年前期のもの

A1級

外向発売所(津インクル)編集

2011年9月10日に、従来の外向前売発売所を移転・リニューアルする形で、外向発売所「津インクル」が開設された。スタンド棟の南西側、国道23号沿いに位置する。

この施設は、従来の舟券の発売・払い戻しだけでなく、レース映像やオッズなどを見る事が可能で、サンクスの小型店舗や飲み物の自動販売機も設置されている。座席数は108席、窓口数は16窓と、外向発売所にしては非常に大規模で、むしろミニボートピアに近い雰囲気がある。

開場は午前7時30分。本場(津競艇)で発売をしていないレースも取り扱っており、本場の開催日・非開催日を問わず、モーニングレース・ナイターレースを含めて一日最大6場(開設当初は3場、2012年2月21日 - 2016年1月13日は4場、2016年1月29日 - は6場)を発売する。

交通アクセス編集

鉄道の場合、津駅JR紀勢本線近鉄名古屋線伊勢鉄道線)・津新町駅(近鉄名古屋線)から1時間あたり2本の無料送迎バスが運行されている。また、三重県内主要都市から午前中に1本ずつ無料送迎バスが運行されている。

車の場合は、伊勢自動車道津IC久居ICからそれぞれ約20分[10]

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

出典編集

  1. ^ a b c d e 蛭子1992、200頁。
  2. ^ a b c d 藤野2006、216頁。
  3. ^ a b c d e f g h 水面&コース別データ” (日本語). データ集. 津競艇場. 2012年3月18日閲覧。
  4. ^ 藤野2006、18頁。
  5. ^ 蛭子1992、71頁。
  6. ^ 「きょうてい」の名付親は志田市長--津競艇開設当時の思い出を語る - 「全施協50周年記念誌」全国モーターボート競走施行者協議会(日本財団図書館)
  7. ^ 競艇オフィシャルWEB・競艇トピックス2009年9月9日
  8. ^ G1つつじ賞王座決定戦 特設サイト(2019)|ボートレース津
  9. ^ ボートレース津【公式】ツックンの独り言@br_tsu_09
  10. ^ 交通アクセス” (日本語). 交通&施設. 津競艇場. 2015年12月10日閲覧。

参考文献編集

  • 蛭子能収『競艇入門』ポケットブック社〈Pocket book 38〉、1992年。ISBN 978-4-341-14038-0
  • 藤野悌一郎『よくわかる競艇のすべて 改訂新版』三恵書房、2006年。ISBN 4-7829-0353-7
  • 水面&コース別データ” (日本語). データ集. 津競艇場. 2015年12月10日閲覧。
  • 交通アクセス” (日本語). 交通&施設. 津競艇場. 2015年12月10日閲覧。

外部リンク編集