洲先駅
洲先駅(すざきえき)は、兵庫県西宮市東鳴尾町二丁目にある、阪神電気鉄道武庫川線の駅である[1]。駅番号はHS 52。
洲先駅 | |
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ホーム | |
すざき Suzaki | |
◄HS 53 東鳴尾 (0.4 km) (0.6 km) 武庫川団地前 HS 51► | |
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所在地 | 兵庫県西宮市東鳴尾町二丁目17-10 |
駅番号 | HS52 |
所属事業者 | 阪神電気鉄道 |
所属路線 | 武庫川線 |
キロ程 | 1.1 km(武庫川起点) |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年次- |
970人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1943年(昭和18年)11月21日[1] |
備考 | 無人駅[1] |
洲先駅配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||
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1943年(昭和18年)の開業から1984年(昭和59年)の延伸まで、長らく武庫川線の終着駅であった[1]。また北隣の東鳴尾駅とは駅間がわずかに400mしか離れておらず、阪神電気鉄道全線で最短である。
歴史編集
開業当初は現在地より南側0.6キロメートルの箇所に位置し、川西航空機鳴尾製作所に隣接していた[1]。これはほぼ現在の武庫川団地前駅の位置に相当する[1]。1948年の運転再開時に現在の位置に移転。1984年、ホームを線路をはさんで反対側に移設した(移設前は川側)。
昭和50年代半ばまでは三線軌条を見ることができた。洲先駅の南側にあった武庫川車両工業の工場(現在の武庫川団地前駅周辺)と線路はつながっており、周辺には雑草が生い茂る荒地であった[2]。
駅構造編集
武庫川団地前駅に向かって右側(西側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、無人駅である[1]。出入口はホーム両端にそれぞれある[1]。
武庫川団地前駅まで延伸される前は、ホームは線路の東側にあり、駅自体も、現在よりやや南寄りに立地していた。
ICカード (PiTaPa, ICOCA) 専用自動改札機・チャージ機以外の自動券売機や自動改札機、自動精算機などはない。下車する際に、普通乗車券や精算券などの回収が必要な乗車券類は、駅出口に設置の集札箱に投入する。なお、ICカード専用改札機はホーム両端にそれぞれ入場用・出場用が各1台設置されている。かつては乗車駅証明書発行機が設置されており、磁気乗車券サイズの乗車駅証明書が発行されていた。
駅北寄り側、武庫川堤防上の道路より。
運賃について編集
当駅には自動券売機や自動精算機がないので、運賃の支払い(乗車券の購入)については、以下のような扱いとなっている。
(注)ここではPiTaPaやICOCA等の対応ICカードを「ICカード」と呼ぶ。
- 阪神本線・阪神なんば線方面へ乗り継ぐ場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札横に設置されている「洲先駅」用自動券売機で乗車券を購入する。その後、中間改札で改札機に乗車券を通す → 本線ホームへと進む。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機(「入場」)にタッチして乗車情報を記録する。武庫川駅の中間改札では改札機にカードをタッチする → 本線ホームへと進む。
- 武庫川駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札横に設置されている「洲先駅」用自動券売機で乗車券を購入する。その後、中間改札で改札機に乗車券を通す → 出口改札口へと進む。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機(「入場」)にタッチして乗車情報を記録する。武庫川駅の中間改札では改札機にカードをタッチする → 出口改札口へと進む(チャージ残額不足の場合は追加チャージが必要)。
- 東鳴尾駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、運転士に申し出て、乗車券を購入する。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機(「入場」)にタッチして乗車情報を記録する。東鳴尾駅での下車時、ICカード専用改札機(「出場」)にタッチして下車情報を記録する。なお、チャージ残額不足となる場合は、下車時にICカード専用改札機でチャージすると同時に精算する。
- 武庫川団地前駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川団地前駅に設置の自動精算機で現金により運賃を支払い、乗車券を購入する。その後、出口改札口へ進む。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機(「入場」)にタッチして乗車情報を記録する。下車時は、出口改札口の改札機にタッチする。なお、チャージ残額不足となる場合は、下車時にまずICカードにチャージ機でチャージしてから、出口改札口へ進む。
- 本線・阪神なんば線方面から乗り越し、当駅での下車時に運賃精算が必要な場合
- 現金の場合 - 武庫川駅での乗り換え時、中間改札横に設置の自動精算機で精算する(精算しないと中間改札を通れない)。
- ICカードの場合 - チャージ残額不足で武庫川駅の中間改札を通れない場合は、中間改札に設置のチャージ機でチャージしてから中間改札を通る。当駅下車時に残額不足となる場合(武庫川駅までは乗れるが当駅までは不足)は、下車時にICカード専用改札機でチャージすると同時に精算する。
駅周辺編集
隣の駅編集
脚注編集
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、54頁。ISBN 9784343006745。
- ^ “歴史のある風景 複線軌道敷と三線軌道”. まにあっく・阪神. 阪神電気鉄道. 2009年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年10月16日閲覧。
- ^ “阪神間の鉄道分断状態”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年1月19日)
- ^ “被災地の鉄道この1年”. 交通新聞 (交通新聞社): pp. 6-7. (1996年1月17日)
- ^ “阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します” (PDFlink) (プレスリリース), 阪神電気鉄道株式会社, (2013年4月30日), オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブ。 2016年4月8日閲覧。
- ^ “[アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. p.32. (2014年3月20日)