浅草駅
浅草駅(あさくさえき)は、東京都台東区にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東武鉄道・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
浅草駅 | |
---|---|
![]() 浅草エキミセ(2018年10月) | |
あさくさ Asakusa | |
![]() | |
所在地 | 東京都台東区 |
所属事業者 |
東京地下鉄(東京メトロ・駅詳細) 東武鉄道(駅詳細) 東京都交通局(都営地下鉄・駅詳細) |
台東区最東端の駅である。所在地は東京メトロが浅草一丁目、東武鉄道が花川戸一丁目、都営地下鉄が駒形一丁目である。
同じ駅名である首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの浅草駅は約600 m(徒歩で8分程度)の距離の、浅草寺を挟んで反対側の国際通り地下にあり、接続駅・乗換駅扱いとなっていない。詳細は「浅草駅 (首都圏新都市鉄道)」を参照。
概要編集
東京を代表する観光地・浅草の玄関口であり、浅草寺やその門前町の仲見世通り、雷門などの有名な観光地がほど近い。以前は「浅草六区」を中心に劇場や映画館などの興行施設が集積する東京屈指の繁華街であったが[1]、高度経済成長期以降はそれらの施設は衰退し[2]、現在は国内外から多くの観光客が訪れる観光地となっている。
1927年(昭和2年)に東洋初の本格的な地下鉄路線である東京地下鉄道(現・東京メトロ銀座線)当駅 - 上野駅間が開業したことにより、当駅の歴史は始まった[3]。1931年(昭和6年)には東武鉄道の東京側の起点駅として、東武伊勢崎線を現在のとうきょうスカイツリー駅から延伸する形で「浅草雷門駅」として開業した。その際駅ビルとして百貨店の松屋浅草が併設され、これは東京初のターミナル駅直結型の百貨店であった(現・浅草エキミセ)[4]。東武鉄道の浅草駅は駅の構造上の理由で両数の多い編成は入線に制約があり、当駅は通勤列車のターミナル駅としての機能が弱かった[5]。また戦後に新宿・渋谷・池袋など山手線各ターミナルの発展から取り残される形で、浅草は相対的に急速に賑わいを失っていった[2]。そのため、東武は北千住駅から東京メトロ日比谷線に、押上駅から東京メトロ半蔵門線に直通運転することで都心部への通勤客の利便性と輸送力を確保している[5]。そういった経緯から東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の起点駅であるにも関わらず、実質的なターミナル駅は多数の路線が集積している北千住駅がその役割を担っている[5]。なお、日光や鬼怒川温泉、両毛地域に向かう特急列車は地下鉄に直通出来ないため当駅を起点としている。
乗り入れ路線編集
東京メトロの銀座線、東武鉄道の伊勢崎線(旅客案内上では当該区間の愛称である「東武スカイツリーライン」が使われる)、都営地下鉄の浅草線が乗り入れ、接続駅となっている。銀座線と伊勢崎線は当駅が起点である。また、銀座線に「G 19」、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)に「TS 01」、浅草線に「A 18」の駅番号が設定されている。
歴史編集
大正時代の東京は路面電車が主要な交通機関だったが、渋滞による遅延が頻発しており、常に超満員の状態であった[6]。1917年(大正7年)に早川徳次が東京軽便地下鉄道を設立し[6]、1919年(大正8年)に免許を取得した[6]。その後、1920年(大正9年)に起きた戦後恐慌、1923年(大正12年)に起きた関東大震災によって資金繰りが困難となり、建設区間を短縮して東京一の繁華街であった浅草と国鉄のターミナル駅であった上野の2.2 kmを建設することにした[7]。1925年(大正14年)に着工し、1927年(昭和2年)12月30日に東京地下鉄道の浅草駅が開業した。開通初日は始発前から乗客が各駅に殺到して約10万人が利用した[6]。
地下鉄が開業した4年後の1931年(昭和6年)5月25日に、東武鉄道の駅が浅草雷門駅(あさくさかみなりもんえき)として開業した[8][9]。東武鉄道の浅草延伸にあたっては、隅田川を渡る区間で京成電気軌道と競合になったが、1928年(昭和3年)に起きた京成電車疑獄事件により、京成電気軌道は浅草への乗り入れを断念した。
年表編集
- 1927年(昭和2年)12月30日:東京地下鉄道の駅が開業[10][11]。
- 1931年(昭和6年)
- 1941年(昭和16年)9月1日:陸上交通事業調整法により、東京地下鉄道が路線を帝都高速度交通営団(営団地下鉄)に譲渡[14]。
- 1945年(昭和20年)
- 1954年(昭和29年)7月19日:東武浅草駅に同社初の機械式自動券売機を設置[17]。
- 1957年(昭和32年)3月:東武浅草駅ホームを増設[18]。
- 1960年(昭和35年)
- 1961年(昭和36年)6月1日:都営地下鉄との連絡運輸開始[22]。
- 1963年(昭和38年)5月1日:都営地下鉄1号線との連絡通路を銀座線1番線ホーム南端に設置[23][20]。
- 1978年(昭和53年)7月1日:都営地下鉄1号線が浅草線に改称[24]。
- 1991年(平成3年)頃:東武浅草駅に発車メロディを導入。
- 1997年(平成9年)10月14日:「関東の駅百選」に選定[25]。選定理由は、営団地下鉄が「浅草寺を考慮し、浅草の土地柄に馴染んでいる仏閣デザインの地下鉄の長老駅」、東武鉄道が「昭和6年『浅草雷門駅』として開業、駅の上はデパート」[26]。なお、都営地下鉄は対象外[26]。
- 2004年(平成16年)4月1日:営団地下鉄の民営化に伴い、銀座線の駅が東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[27]。
- 2006年(平成18年)3月18日:この日の東武鉄道のダイヤ改正において、準急が区間急行に名称が変更され、当駅発着の準急は廃止となる[28][注 1]。当駅を発着する日中の一般列車は新設された区間快速、区間準急、当駅と北千住間を結ぶ普通列車のみとなった[注 2]。
- 2007年(平成19年)3月18日:東武鉄道・東京メトロ・都営地下鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる[29]。
- 2009年(平成21年)1月頃:東武浅草駅5番線ホームに柵を設置。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)9月29日:東武浅草駅2番線ホームの下り方2両が立入禁止になり、当該部分のドアカットを開始。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月16日:この日の東武鉄道のダイヤ改正において、特急と快速・区間快速列車を除いた当駅発着の一般列車が日中は普通のみの運行となる[35]。このため日中の一般列車は東京都内で運行を完結する列車のみの運用となった[注 3]。
- 2017年(平成29年)
駅構造編集
東京メトロ、東武鉄道、都営地下鉄の駅はそれぞれ別構内ではあるが、いずれも浅草地区東部の隅田川に近接する江戸通り前または地下に位置する。東京メトロと東武鉄道の間、東京メトロと都営地下鉄の間にはそれぞれ地下連絡通路がある。東武鉄道と都営地下鉄間の乗り換えは一度地上に出る必要がある。
東京メトロ編集
東京メトロ 浅草駅 | |
---|---|
銀座線4番出入口(2012年10月) | |
あさくさ Asakusa | |
◄G 18 田原町 (0.8 km) | |
所在地 | 東京都台東区浅草一丁目1-3 |
駅番号 | G19 |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●銀座線 |
キロ程 | 0.0 km(浅草起点) |
電報略号 | アサ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
63,485人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月30日[11] |
相対式ホーム2面2線を有する地下駅。浅草エキミセ(東武鉄道浅草駅)の目の前の地下、吾妻橋西詰に位置している。
コンコースは北側(東武線側、5 - 8番出入口)・中央(1 - 4番出入口)・南側(浅草線側、A3 - A5出入口)の3つに分かれており、各コンコースは改札外で行き来できない。このため、改札によって利用可能な出入口や、直結する乗り換え路線が限定される。2020年3月現在、改札は4か所存在する。
中央のコンコースから行き来できる、吾妻橋の袂にある4番出入口は浅草観音に因んだ格好の屋根が設置され[38]、通称「赤門」と呼ばれており、近代化産業遺産に認定されている[39]。これは、東京地下鉄道が募集した懸賞設計図案の当選図案から採用されたものである[38]。
また、北側のコンコース(東武鉄道側)は馬車通り直下の地下商店街である「浅草地下街」に接続しており、新仲見世通りに繋がる6番出入口へは地下街を経由する形となる(8番出入口からも地下街に直接アクセス可能)。
2010年(平成22年)1月22日には、2番線ホーム中央から直接出られる雷門・浅草寺方面改札口が新設された[30]。これにより、雷門・浅草寺エリアへ段差なしで行けるようになった[30]。
のりば編集
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | 銀座線 | 上野・日本橋・銀座・渋谷方面 |
- 1・2番線共に夜間留置が設定されている。
- 三社祭や隅田川花火大会といった大規模な行事が開催される場合、多くの乗客を捌くことが必要になるため、渋谷駅側の両渡り線を使用せずに留置線側の両渡り線を使用する[40]。そのため、1番線を乗車専用ホーム、2番線を降車専用ホームとしている[40]。
- 当駅の終端側には3本の留置線(折り返し線)があり、夜間留置等に使用されている(「上野検車区#浅草駅構内の留置線について」も参照)[40]。以前は当駅から三ノ輪方面への延伸が計画されており(都市交通審議会答申第10号)[41]、その際は本線として使用する予定だった。
- 開業当初は、東武の浅草雷門駅が開業するまで北側の出入口が未完成だったため、ホーム端64 m手前からA線とB線の間に木製の渡り板を敷設し、A線のみで折り返し運転を行っていた[42]。
- ホームの構造上、1番線側のみが都営浅草線への連絡通路と結ばれており、また、ホーム階から地上へ直接続くエレベーターは2番線側の浅草寺・雷門方面改札にのみ設置されている(両ホーム間は2台のエレベーターを乗り継いで移動可能)[20]。上野 - 田原町間各駅の浅草方面行ホームにおける接近放送・発車標や、1000系の行先表示器・車内ディスプレイ・自動放送で当駅の到着番線が案内されているのは、このためである。
- 当駅は鉄骨鉄筋コンクリート構造という、地下鉄としては珍しい構造をしている。これは、当時のベルリン地下鉄が同一の構造をしていたので、それに倣ったものであるとされている[43]。
発車メロディ編集
2012年(平成24年)10月30日から、瀧廉太郎作曲の「花」をアレンジしたものを発車メロディ(発車サイン音)として使用している[33][注 4]。メロディはスイッチの制作で、1番線のバージョンは塩塚博、2番線のバージョンは福嶋尚哉が編曲を手掛けた[44]。
東武鉄道編集
東武 浅草駅 | |
---|---|
改札口(2016年10月) | |
あさくさ Asakusa | |
(1.1 km) とうきょうスカイツリー TS 02► | |
所在地 | 東京都台東区花川戸一丁目4-1 |
駅番号 | TS01 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 |
■伊勢崎線 (東武スカイツリーライン) |
キロ程 | 0.0 km(浅草起点) |
電報略号 | アサ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 3面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
28,993人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)5月25日[18] |
地上7階・地下1階の商業ビル(詳細は「駅ビル」を参照)の2階に位置する[18]頭端式ホームの3面4線構造で、西側の1線は両側にホーム(4・5番線)がある[45]。切符売り場は1階にある[45]。トイレは北口1階改札内と南口2階改札外に設置されている[45]。南口2階改札外には多機能トイレとエレベーターも設置されている[45]。エスカレーターは南口正面に設置されている[45]。
隅田川とほぼ平行した駅舎から、すぐに隅田川を直角に横断する隅田川橋梁を渡るという立地の制約上、乗り入れ可能な列車はほぼ6両編成に限定される(1番線のみ8両編成も入線可能だが乗務員を含めて、乗降は浅草方6両に限られる)。
朝ラッシュ時に10両編成で運行される列車については、かつては曳舟駅での後部4両の切り離しおよび当時存在した業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)地上ホームで折り返すことで対応していた。また、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通と北千住以北の列車が10両編成のまま運転され、その他の10両編成の列車は北千住で下り側4両を切り離して当駅との間を6両編成で運行していたが、2013年3月16日のダイヤ改正から区間急行が8両編成による当駅までの運転(1番線着)に変更されたため、北千住駅での切り離し作業は廃止された。
東武浅草駅管区として、伊勢崎線の当駅 - 牛田駅間の各駅と亀戸線の各駅を統括管理している[46]。
のりば編集
ホームはおおむね以下の通りに使い分けられている(一部例外あり)。
番線 | 路線 | 種別 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 東武スカイツリーライン | ■区間急行
■区間準急 ■普通 |
とうきょうスカイツリー・ 曳舟・北千住・ 東武動物公園・ 久喜・ 南栗橋方面 |
8両編成の際、北千住寄り2両のドアが開かない。 |
2 | 北千住寄り2両のドアが開かない。 | |||
3 | ■■■■特急 | |||
4 | ||||
5 | (使用停止) |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
- 日中の時間帯、当駅を発車する列車は特急列車を除くと北千住駅まで各駅に停車する列車しか運行されていないので、曳舟駅における田園都市線・半蔵門線からの急行・準急との接続を積極的に案内している。
- 3・4番線ホームの入口はインフォメーションセンターを兼ねた有人の中間改札が設置されている。
- 5番線ホームは快速・区間快速列車の乗車ホームとして機能していたが、2017年(平成29年)4月21日のダイヤ改正による同列車の廃止以降、使用する定期列車はなく閉鎖されている。なお、同ホームにはとうきょうスカイツリー側の北改札口へ通じる階段が設置されていない[45]。
- 3・5番線ホームのとうきょうスカイツリー寄りには転落防止柵が設置されている[47]。
- 1990年代までは4・5番線からも一般列車が発車していたが、ドア扱いは4番線ホームのみであった。
- 1・2番線ホームは転落防止を理由に先端へ立ち入りができないためドアカットが行われる。ドアカットを採用しているターミナル駅は当駅が唯一である。
駅ビル編集
地上7階・地下1階の建物は、鉄道省の初代建築課長であった建築家久野節が設立した久野建築事務所が設計、清水組により施工された[48]。
初めて利用する人でも迷うことがないように複雑な構造を避け、入口からホームまで一直線に結ぶ構造になっている。
3階から7階までを百貨店として設計し、当初は三越などの百貨店を招致したが実現しなかった[18]。
そこで、松屋が入居し、浅草駅ビルは1931年(昭和6年)11月に関東では初となる本格的な百貨店併設のターミナルビルとして開業した[18]。
その後、1934年(昭和9年)に1階の一部や2階なども松屋に賃借するようになり、同店は規模を拡大することになった[18]。
なお、松屋浅草は規模を縮小して地下1階と地上1階から3階までとなり、ビル全体は2012年(平成24年)11月21日に「浅草エキミセ」という名称の商業施設として新装開業した[32][34]。この改装に伴い、新たに52店舗が出店した[32][34]。
昭和初期を代表するアール・デコ様式による大規模建築物の一つであったが[49]、1974年(昭和49年)には外壁に使用されていたテラコッタタイル(自然の土を固めて素焼きにした)が老朽化で剥がれ始めていたことから、外壁をアルミルーバーと呼ばれる建材で覆う改修工事を実施[50]。建物自体は竣工当時のままながら建設当時の面影は失われることになったが[49][50]、東武が手掛ける東京スカイツリー開業に伴い[50]、当駅舎についても開業時の姿に復元すると同時に待合室の新設・耐震補強工事の施行を含めたリニューアルが行われ[50]、2012年(平成24年)5月18日に竣工[31][34]。開業時のシンボルだった大時計も復活した[31][51]。タイルはGRS(ガラス繊維コンクリート)製を使用している。
駅立地による制約編集
前述した、駅舎と駅を出てすぐに存在する橋梁の位置関係から、駅を出てすぐに半径100 mの急カーブが存在し、ここは15 km/hの速度制限がかかっている[9]。各ホームへの分岐器はカーブ状に設置されているが、両渡り分岐器をカーブの途中に設置することが不可能なため、橋梁上に設置されている。ゆっくりと隅田川を渡る風景は当駅の一つの情緒ともなっているが、車輪とレールの摩擦音による騒音など、いくつかの問題も生じた。
しかし最大の問題は、この立地によりホーム先端が急カーブにかかっており、かつこれ以上のホーム延伸が不可能な点である。入線可能な列車は基本的に20 m級車では6両編成までに制限される。例外として1番線のみ8両分の有効長があり、朝夕の時間帯には8両編成の列車が発着する。かつては4両編成2本併結列車の入線が不可能であったが、2009年12月より可能となった。
1・2番線ホームは急カーブやホーム上にある柱(正確には浅草エキミセのエレベーター)の関係で、入線部分のホーム幅が極度に狭く、転落事故や1・2番線ホームを発着する電車と乗客とが触車事故を起こす危険性があることから、1番線に発着する8両編成の列車と2番線ホームに発着する6両編成の列車はとうきょうスカイツリー寄りの2両がドアカット扱いとなり[45]、その部分に柵が設置されて立入禁止となっている。また、ホームが急カーブであるため、6両編成がほぼ直線上に停車できるのは1番線のみであり、それ以外のホームのとうきょうスカイツリー方ではホームと車両との間に隙間が生じる。このため、3・4番線に入線する特急列車のうち、とうきょうスカイツリー方の車両(約4両分)の乗降ドアには、転落防止のため駅員によって車両とホームに跨る可搬式の渡り板がかけられる。
また、これも急カーブで短編成の列車は信号機の見通しが利かないため、分岐器の手前にある正規の出発信号機に加えて、1番線ホームは6両編成、その他のホームは4両編成の先頭車停車位置(いずれもホームの途中)にも出発信号機を設けている。これは中継信号機的なもので、閉塞を区切る機能はない。
急カーブでは左右の車輪の進む距離が極端に異なるため[注 5]、車輪とレールの摩耗が進みやすく、大きな「きしり音」も発生する。これを軽減するため、曲線部の線路脇には多数の「レール塗油器」が設置されており、レールとバラストはその油で黒々としている。
駅弁編集
- 春らんまん御膳(行楽シーズン限定販売)
付記編集
- 大都市内にあってJR・地下鉄以外の民鉄駅と接続も近接もしていないターミナル駅のひとつであり、関東地区では唯一の存在である[注 6]。
- 発車メロディは1・2番線が標準メロディ、3 - 5番線が「Passenger」のフェードアウトバージョンである。2012年3月までは全ホームで「Passenger」のフルバージョンが使用されていた。2012年3月までは信号と連動して自動で流れる方式だったが、メロディーの変更後は1・2番線がリモコン操作、3 - 5番線はスイッチ操作に改められている。
- 発車標はかつてブラウン管式モニターを使用していたが、その後LED式に置き換えられた。正面改札口の先、2番線ホームの車止め裏側にもLED式発車標が設置されていたが、後にLCD式のものに交換されている。階段上部には液晶モニターが設置されており、すべての停車駅と接続列車が表示される。
- 当駅は伊勢崎線の起点駅であるが、0キロポストは開業時の起点である北千住駅に設置されており、当駅から北千住駅までは距離がマイナスとなっている。
- リニューアル工事開始前の当駅正面入口および駅ビル屋上の看板には「東武鉄道」ではなく「東武電車」と表記されていた。かつて本線のPRや車内放送で「東武電車」の呼称を使用していた名残りである。「○○電車」という表記は、その鉄道会社の鉄道・鉄道事業で使われたいわばブランド名であり、現在近畿地方の鉄道会社で多く見られるが(「阪神電車」「京阪電車」など)、関東地方では珍しく、ブランド名的に使用しているのは「箱根登山電車」のみである。
都営地下鉄編集
東京都交通局 浅草駅 | |
---|---|
あさくさ Asakusa | |
◄A 17 蔵前 (0.7 km) (0.9 km) 本所吾妻橋 A 19► | |
所在地 | 東京都台東区駒形一丁目12-14 |
駅番号 | A18 |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
所属路線 | ●浅草線 |
キロ程 | 16.8 km(西馬込起点) |
電報略号 | 浅(駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[都交 1]33,309人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1960年(昭和35年)12月4日[21] |
備考 |
直営駅 * かつての副名称は「雷門前」。 |
相対式ホーム2面2線を有する地下駅。駒形橋西詰直下に位置し、東武線・銀座線とはやや離れたところに駅がある。
ホーム全体がカーブ上に位置しているため、ドアとホームの間の隙間が広く開く場所がある。
北側(銀座線側、A3 - A5出入口)と南側(A1・A2a・A2b出入口)の各コンコースは改札外では接続していない。A2a・A3出入口は22時以降閉鎖される。エレベーターは改札内コンコース - ホーム間およびA2b出入口に、エスカレーターはA4・A5出入口と改札外コンコースを連絡する通路の途中に設置されている。なお、A4・A5出入口の通路上にもエレベーターがあるが、こちらは駅設備ではなく併設されているビルの入居者専用である。
かつての副名称は「雷門前」であったが、現在副名称は廃止されている。
のりば編集
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営浅草線 | 西馬込・ 京急線・ 羽田空港方面 |
2 | 押上・ 京成線・ 北総線・ 成田空港方面 |
利用状況編集
- 東京メトロ - 2021年度の1日平均乗降人員は63,485人である[利用客数 1]。
- 東武鉄道 - 2021年度の1日平均乗降人員は28,993人である[利用客数 2]。
- 都営地下鉄 - 2021年度の1日平均乗降人員は33,309人(乗車人員:15,763人、降車人員:17,546人)である[都交 1]。
年度別1日平均乗降人員編集
各年度の1日平均乗降人員は下表の通り。
年度 | 営団 / 東京メトロ | 都営地下鉄 | 東武鉄道 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
1991年(平成 | 3年)[53]110,247 | |||||
1998年(平成10年) | 87,147 | |||||
1999年(平成11年) | 100,056 | 83,568 | −4.1% | |||
2000年(平成12年) | 98,085 | −2.0% | 42,734 | 81,830 | −2.1% | |
2001年(平成13年) | 95,523 | −2.6% | 42,106 | −1.5% | 78,123 | −4.5% |
2002年(平成14年) | 93,940 | −1.7% | 42,370 | 0.6% | 74,788 | −4.3% |
2003年(平成15年) | 90,415 | −3.8% | 41,797 | −1.4% | 68,482 | −8.4% |
2004年(平成16年) | 92,939 | 2.8% | 41,047 | −1.8% | 65,602 | −4.2% |
2005年(平成17年) | 92,154 | −0.8% | 41,110 | 0.2% | 62,194 | −5.2% |
2006年(平成18年) | 92,243 | 0.1% | 41,395 | 0.7% | 58,781 | −5.5% |
2007年(平成19年) | 90,362 | −2.0% | 43,009 | 3.9% | 56,289 | −4.2% |
2008年(平成20年) | 91,961 | 1.8% | 44,018 | 2.3% | 54,414 | −3.3% |
2009年(平成21年) | 90,726 | −1.3% | 43,465 | −1.3% | 51,578 | −5.2% |
2010年(平成22年) | 92,442 | 1.9% | 44,553 | 2.5% | 50,812 | −1.5% |
2011年(平成23年) | 90,967 | −1.6% | 43,001 | −3.5% | 48,569 | −4.4% |
2012年(平成24年) | 103,019 | 13.2% | 48,401 | 12.6% | 61,117 | 25.8% |
2013年(平成25年) | 100,236 | −2.7% | 49,007 | 1.3% | 56,834 | −7.0% |
2014年(平成26年) | 97,229 | −3.0% | 49,307 | 0.6% | 53,190 | −6.4% |
2015年(平成27年) | 103,124 | 6.1% | 52,280 | 6.0% | 52,382 | −1.5% |
2016年(平成28年) | 105,784 | 2.6% | 53,320 | 2.0% | 49,362 | −6.1% |
2017年(平成29年) | 107,628 | 1.7% | 54,556 | 2.3% | 48,673 | −1.4% |
2018年(平成30年) | 109,223 | 1.5% | 56,549 | 3.7% | 47,754 | −1.9% |
2019年(令和元年) | 108,434 | −0.7% | 55,671 | −1.6% | 45,422 | −4.9% |
2020年(令和 | 2年)57,513 | −47.0% | [都交 2]29,467 | −47.1% | 27,140 | −40.2% |
2021年(令和 | 3年)63,485 | 10.4% | [都交 1]33,309 | 13.0% | 28,993 | 6.8% |
年度別1日平均乗車人員(1920年代 - 1930年代)編集
各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 東京地下鉄道 | 東武鉄道 | 出典 |
---|---|---|---|
1927年(昭和 | 2年)[備考 1] | 未開業 | [東京府統計 1] |
1928年(昭和 | 3年)8,764 | [東京府統計 2] | |
1929年(昭和 | 4年)7,268 | [東京府統計 3] | |
1930年(昭和 | 5年)8,664 | [東京府統計 4] | |
1931年(昭和 | 6年)9,534 | 10,255 | [東京府統計 5] |
1932年(昭和 | 7年)12,086 | 9,662 | [東京府統計 6] |
1933年(昭和 | 8年)12,019 | 9,979 | [東京府統計 7] |
1934年(昭和 | 9年)13,235 | 9,768 | [東京府統計 8] |
1935年(昭和10年) | 14,196 | 9,410 | [東京府統計 9] |
年度別1日平均乗車人員(1956年 - 2000年)編集
年度 | 営団 | 都営地下鉄 | 東武鉄道 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1956年(昭和31年) | 32,000 | 未開業 | 4,382 | [東京都統計 1] |
1957年(昭和32年) | 31,969 | [54]29,948 | [東京都統計 2] | |
1958年(昭和33年) | 32,817 | [54]30,978 | [東京都統計 3] | |
1959年(昭和34年) | 36,349 | 32,438 | [東京都統計 4] | |
1960年(昭和35年) | 36,929 | [備考 2]1,682 | 34,492 | [東京都統計 5] |
1961年(昭和36年) | 35,403 | 1,932 | 37,825 | [東京都統計 6] |
1962年(昭和37年) | 39,512 | 2,515 | 36,517 | [東京都統計 7] |
1963年(昭和38年) | 36,424 | 4,432 | 34,386 | [東京都統計 8] |
1964年(昭和39年) | 39,629 | 6,569 | 35,622 | [東京都統計 9] |
1965年(昭和40年) | 39,914 | 7,761 | 35,540 | [東京都統計 10] |
1966年(昭和41年) | 36,219 | 8,939 | 35,183 | [東京都統計 11] |
1967年(昭和42年) | 36,695 | 9,674 | 36,451 | [東京都統計 12] |
1968年(昭和43年) | 39,249 | 11,621 | 38,221 | [東京都統計 13] |
1969年(昭和44年) | 41,198 | 14,007 | 39,885 | [東京都統計 14] |
1970年(昭和45年) | 41,468 | 15,417 | 40,734 | [東京都統計 15] |
1971年(昭和46年) | 41,437 | 16,180 | 40,169 | [東京都統計 16] |
1972年(昭和47年) | 42,668 | 17,025 | 40,638 | [東京都統計 17] |
1973年(昭和48年) | 42,499 | 17,449 | 41,849 | [東京都統計 18] |
1974年(昭和49年) | 42,770 | 17,479 | 42,518 | [東京都統計 19] |
1975年(昭和50年) | 41,989 | 17,533 | 42,705 | [東京都統計 20] |
1976年(昭和51年) | 41,564 | 17,677 | 41,595 | [東京都統計 21] |
1977年(昭和52年) | 41,737 | 17,945 | 42,816 | [東京都統計 22] |
1978年(昭和53年) | 40,923 | 17,827 | 43,608 | [東京都統計 23] |
1979年(昭和54年) | 40,981 | 17,678 | 44,224 | [東京都統計 24] |
1980年(昭和55年) | 42,027 | 18,356 | 45,310 | [東京都統計 25] |
1981年(昭和56年) | 42,616 | 18,222 | 46,156 | [東京都統計 26] |
1982年(昭和57年) | 42,910 | 18,110 | 46,578 | [東京都統計 27] |
1983年(昭和58年) | 43,000 | 18,085 | 46,642 | [東京都統計 28] |
1984年(昭和59年) | 42,912 | 18,414 | 47,167 | [東京都統計 29] |
1985年(昭和60年) | 44,438 | 18,773 | 47,773 | [東京都統計 30] |
1986年(昭和61年) | 46,507 | 20,003 | 49,973 | [東京都統計 31] |
1987年(昭和62年) | 47,158 | 20,989 | 51,541 | [東京都統計 32] |
1988年(昭和63年) | 49,077 | 21,995 | 53,329 | [東京都統計 33] |
1989年(平成元年) | 51,036 | 23,181 | 54,805 | [東京都統計 34] |
1990年(平成 | 2年)54,890 | 24,479 | 58,003 | [東京都統計 35] |
1991年(平成 | 3年)55,943 | 26,918 | 59,689 | [東京都統計 36] |
1992年(平成 | 4年)56,353 | 22,389 | 58,819 | [東京都統計 37] |
1993年(平成 | 5年)55,337 | 28,192 | 57,822 | [東京都統計 38] |
1994年(平成 | 6年)53,405 | 27,490 | 56,236 | [東京都統計 39] |
1995年(平成 | 7年)52,470 | 26,396 | 54,664 | [東京都統計 40] |
1996年(平成 | 8年)52,830 | 26,058 | 53,022 | [東京都統計 41] |
1997年(平成 | 9年)51,482 | 23,940 | 49,332 | [東京都統計 42] |
1998年(平成10年) | 50,301 | 23,545 | 46,507 | [東京都統計 43] |
1999年(平成11年) | 48,798 | 23,295 | 44,495 | [東京都統計 44] |
2000年(平成12年) | 47,882 | 23,101 | 43,142 | [東京都統計 45] |
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)編集
年度 | 営団 / 東京メトロ |
都営地下鉄 | 東武鉄道 | 出典 |
---|---|---|---|---|
2001年(平成13年) | 47,304 | 22,581 | 41,816 | [東京都統計 46] |
2002年(平成14年) | 46,205 | 22,392 | 39,773 | [東京都統計 47] |
2003年(平成15年) | 44,516 | 22,164 | 36,230 | [東京都統計 48] |
2004年(平成16年) | 43,822 | 21,553 | 34,395 | [東京都統計 49] |
2005年(平成17年) | 44,310 | 21,564 | 32,282 | [東京都統計 50] |
2006年(平成18年) | 44,438 | 21,710 | 30,077 | [東京都統計 51] |
2007年(平成19年) | 44,678 | 22,088 | 28,967 | [東京都統計 52] |
2008年(平成20年) | 45,058 | 22,423 | 28,088 | [東京都統計 53] |
2009年(平成21年) | 44,400 | 21,870 | 26,603 | [東京都統計 54] |
2010年(平成22年) | 45,570 | 22,269 | 26,175 | [東京都統計 55] |
2011年(平成23年) | 44,418 | 21,279 | 24,680 | [東京都統計 56] |
2012年(平成24年) | 50,724 | 23,562 | 30,994 | [東京都統計 57] |
2013年(平成25年) | 49,109 | 23,657 | 28,854 | [東京都統計 58] |
2014年(平成26年) | 48,671 | 23,736 | 27,038 | [東京都統計 59] |
2015年(平成27年) | 51,754 | 25,062 | 26,552 | [東京都統計 60] |
2016年(平成28年) | 52,882 | 25,562 | 25,627 | [東京都統計 61] |
2017年(平成29年) | 53,734 | 26,011 | 25,219 | [東京都統計 62] |
2018年(平成30年) | 54,532 | 26,886 | 24,688 | [東京都統計 63] |
2019年(令和元年) | 53,208 | 26,398 | 23,402 | [東京都統計 64] |
2020年(令和 | 2年)[都交 2]14,098 | |||
2021年(令和 | 3年)[都交 1]15,763 |
- 備考
駅周辺編集
浅草寺をはじめとする観光地や、興行街の浅草公園六区がある。また、隅田川沿いにある隅田公園の最寄り駅でもあり、墨田区役所とアサヒビール本社のあるリバーピア吾妻橋が吾妻橋の対岸にある。北部には山谷や、風俗街の吉原などがある。
名勝・神社仏閣・観光施設など編集
公共施設編集
- 浅草公会堂
- 浅草文化観光センター
- 墨田区役所
- 台東区雷門地区センター
- 東京都立産業貿易センター台東館
- 台東区民会館
- 台東区浅草保健相談センター
- 浅草警察署花川戸交番
- 東京消防庁日本堤消防署二天門出張所
商業施設編集
- リバーピア吾妻橋
- アサヒビール吾妻橋本部ビル(アサヒビールタワー)
- スーパードライホール
- 浅草ビューホテル
- 東武浅草駅ビル
- 松屋浅草店
- 浅草エキミセ
- 浅草地下街 - 現存する日本最古の地下街。
- 神谷バー
- 大黒家天麩羅
郵便局・金融機関編集
バス路線編集
以下の各停留所に以下の路線が乗り入れ、主に東京都交通局により運行されている。それぞれのバス停留所は名称ごとに記載するが、乗り場は方向・系統により異なる場合がある。
- 東武浅草駅前
- 都08(T08):日暮里駅行き/錦糸町駅行き(都営)
- 東42-1:今戸経由南千住駅西口・南千住車庫行き/浅草橋駅経由東京駅八重洲口行(都営)
- 東42-2:今戸経由南千住駅西口・南千住車庫行き/浅草橋駅経由東神田行き(都営)
- 東42-3:リバーサイドスポーツセンター経由南千住車庫行き/浅草雷門行き(都営)
- 草64:浅草警察署・新三河島駅・尾久駅・王子駅経由池袋駅東口・とげぬき地蔵行き/浅草雷門南行き(都営)
- 浅草松屋西
- 雷門一丁目
- 浅草雷門南
- 草64:浅草警察署・新三河島駅・王子駅経由池袋駅東口行き/とげぬき地蔵行き(都営)
- 浅草駅前
- TOKYOサンライズ号:新庄行き(東北急行バス・山交バス)
- レインボー号:山形行き(東北急行バス)
- フライングスニーカー号:京都・大阪(あべの橋)行き(東北急行バス・近鉄バス)
- ままかりライナー:岡山・倉敷行き(東北急行バス・両備ホールディングス)
- きまっし号:金沢行き(東北急行バス・北日本観光自動車)
- いわき号:東京駅行き(JRバス関東・新常磐交通・東武バスセントラル、降車専用)
- 浅草駅
- めぐりん(日立自動車交通)
- めぐりん(京成バス)
- 雷門前
- めぐりん(日立自動車交通)
- 東西めぐりん:新御徒町駅・上野駅・谷中・千駄木・根津方面循環
- 都営浅草駅
- めぐりん(日立自動車交通)
- 東西めぐりん:新御徒町駅・上野駅・谷中・千駄木・根津方面循環
- 高速バス勝田・東海線:東京駅行き(茨城交通、降車専用)
- 高速バス常陸太田・常陸大宮・大子線:東京駅・バスタ新宿行き(茨城交通、降車専用)
- 駒形橋
- 浅草花川戸(浅草寺東参道)
水上バス編集
隣の駅編集
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 銀座線
- 田原町駅 (G 18) - 浅草駅 (G 19)
- 東武鉄道
- 東武スカイツリーライン
- ■特急「けごん」「きぬ」・■特急「りょうもう」・■特急「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」「リバティりょうもう」・■特急「スカイツリーライナー」「アーバンパークライナー」発着駅
- ■区間急行・■区間準急・■普通
- 浅草駅 (TS 01) - とうきょうスカイツリー駅 (TS 02)
- かつてはとうきょうスカイツリー駅(当時は業平橋駅)との間に隅田公園駅が存在していた。
- 東京都交通局(都営地下鉄)
- 都営浅草線
脚注編集
記事本文編集
注釈編集
- ^ 東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通の通勤準急は改正後は急行に名称変更された。
- ^ 快速は朝のみの発着となった。これまでとは大幅な種別変更や運用変更のダイヤ改正となり、前述の半蔵門線と田園都市線直通は日中は急行となり改正前の通勤準急と同じ停車駅となったため、伊勢崎線の主役を直通路線に明け渡すこととなりこの日から当駅は主役の座から降りることとなった。
- ^ 日中のもう一つの普通列車は従来通り北千住までの運行。
- ^ 付近を流れる隅田川が歌詞中に登場することにちなんでいる。
- ^ 一般的な鉄道車両の車輪は車軸で繋がれており、左右輪が別々に回転することはない。
- ^ 関東地区以外では京阪電気鉄道の淀屋橋駅、近畿日本鉄道の大阪上本町駅、西日本鉄道の西鉄福岡(天神)駅、名古屋鉄道の栄町駅等がある。
出典編集
- ^ “娯楽地として賑わう「六区」 シンボルタワー「十二階」も”. 三井住友トラスト不動産. 2020年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月4日閲覧。
- ^ a b “東武伊勢崎線はなぜ浅草がターミナル駅? 上野まであとわずか その歴史的背景をたどる”. 乗りものニュース (2020年4月18日). 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月5日閲覧。
- ^ “上野・浅草を結ぶ市電 日本最初の地下鉄路線に”. 三井住友トラスト不動産. 2021年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月4日閲覧。
- ^ (PDF) 『浅草の街とともに90年 1931年11月1日開店 おかげさまで90周年を迎えます 松屋浅草90周年記念祭 10月27日(水)〜11月2日(火)松屋浅草 各階』(プレスリリース)松屋浅草、2021年10月。 オリジナルの2021年11月4日時点におけるアーカイブ 。2021年11月4日閲覧。
- ^ a b c “【都市鉄道の歴史を探る】スペーシアとロマンスカーが並んだ? 東武の都心直通構想”. 乗りものニュース (2018年8月26日). 2021年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月5日閲覧。
- ^ a b c d “地下鉄90年(1)息づく民間の力、いまも通じる発想 ~地下鉄をつくった男、早川徳次~”. 時事通信. (2017年11月30日). オリジナルの2021年2月14日時点におけるアーカイブ。 2021年2月14日閲覧。
- ^ “銀座線の歴史”. メトロアーカイブアルバム. メトロ文化財団. 2022年12月26日閲覧。
- ^ a b c 東武百年史、p.389。
- ^ a b c d e f “下町の変遷 見守り90年 都心への玄関口 東武・浅草駅”. 東京新聞. (2021年5月25日). オリジナルの2021年5月25日時点におけるアーカイブ。 2021年5月25日閲覧。
- ^ 帝都高速度交通営団史、pp.25・558。
- ^ a b 大西元博 (2013年1月14日). “昭和史再訪 東洋初の地下鉄開通”. 朝日新聞 (朝日新聞社)
- ^ “地下鐵道東武電車 八月一日より地下連絡完成”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 1. (1931年8月2日)
- ^ 東武百年史、p.392。
- ^ 帝都高速度交通営団史、p.561。
- ^ 東武百年史、pp.507 - 508。
- ^ 東武百年史[資料編]、p.358。
- ^ 東武百年史[資料編]、p.366。
- ^ a b c d e f 東武鉄道年史 編纂事務局 『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年8月1日。
- ^ 帝都高速度交通営団史、p.578。
- ^ a b c 『鉄道ピクトリアル』通巻939号、pp.56 - 57。
- ^ a b 土木学会日本土木史編集委員会 『日本土木史:昭和16年-昭和40年』土木学会、1973年4月。
- ^ 帝都高速度交通営団史、p.579。
- ^ 帝都高速度交通営団史、p.582。
- ^ 「都営交通のあゆみ」(PDF) 『都営交通のあらまし2020』東京都交通局、2020年9月、35頁 。2020年11月9日閲覧。
- ^ 帝都高速度交通営団史、p.618。
- ^ a b 「鉄道の日」関東実行委員会 『駅の旅物語 関東の駅百選』(初版)人文社、2000年10月14日、12 - 13, 996頁。ISBN 4795912807。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。 オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ (PDF) 『“より便利に” “より快適に” 3月18日 伊勢崎線・日光線でダイヤ改正を実施』(プレスリリース)東武鉄道、2005年12月16日。 オリジナルの2005年12月29日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ (PDF) 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ a b c 『浅草駅に新しい改札口がオープンいたしました!』(プレスリリース)東京メトロ、2010年1月22日。 オリジナルの2017年7月18日時点におけるアーカイブ 。2019年5月23日閲覧。
- ^ a b c (PDF) 『80年前のモダンな姿に再現 浅草駅ビルの外観完成 ~駅ビルのシンボルとなる大時計が現代に再び誕生します~』(プレスリリース)東武鉄道、2012年5月11日。 オリジナルの2012年11月13日時点におけるアーカイブ 。2020年5月6日閲覧。
- ^ a b c d (PDF) 『浅草駅に新・商業施設「EKIMISE」2012年11月21日(水)グランドオープン 〜屋上に東京スカイツリー®を一望できる展望デッキを設置〜』(プレスリリース)東武鉄道、2012年9月27日。 オリジナルの2016年3月5日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ a b (PDF) 『〜街にゆかりのあるメロディがホームを彩ります〜 銀座線の4駅に街のイメージに合った発車合図メロディを導入します!』(プレスリリース)東京地下鉄、2012年10月24日。 オリジナルの2019年5月11日時点におけるアーカイブ 。2020年3月7日閲覧。
- ^ a b c d “東武、浅草駅ビル新装、52店舗、新たに出店ー来月開業、屋上に展望デッキ”. 日経産業新聞 (日本経済新聞社). (2011年10月19日)
- ^ (PDF) 『快速・区間快速列車が「とうきょうスカイツリー駅」に停車!! 3月16日(土)東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線 ダイヤ改正』(プレスリリース)東武鉄道、2013年2月14日。 オリジナルの2013年2月28日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ (PDF) 『2017年4月21日(金)ダイヤ改正を実施! 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・鬼怒川線など【特急列車以外の一般列車】』(プレスリリース)東武鉄道、2017年2月28日。 オリジナルの2020年3月19日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ (PDF) 『銀座線各駅に本格設置を開始します 銀座線浅草駅ホームドア使用開始日が決定しました 2017年3月25日(土)設置開始 6月24日(土)使用開始』(プレスリリース)東京地下鉄、2017年2月28日。 オリジナルの2018年9月9日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻939号、p.29。
- ^ 『日本初の地下鉄「銀座線」が『近代化産業遺産』に認定! 東京メトロ銀座線と地下鉄博物館1000形車両など』(プレスリリース)東京地下鉄、2009年2月9日。 オリジナルの2017年7月18日時点におけるアーカイブ 。2021年2月26日閲覧。
- ^ a b c 編集部「あれ、こんなところにも線路が!?」 『鉄道ファン』 34巻1号、交友社、1994年1月1日、22頁。OCLC 61102288。
- ^ 「都市交通審議会の中間答申」『運輸公報. (962)』(レポート)、運輸省大臣官房、1968年4月23日。
- ^ 地下鉄運輸50年史. 帝都高速度交通営団営業部・運転部. (1981-07-01). p. 215
- ^ 『ブラタモリ』2011年12月8日放送分
- ^ “音源リスト|東京メトロ”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2019年8月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g “浅草駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2022年12月26日閲覧。
- ^ 東武鉄道営業部・運輸部・鉄道乗務員養成所「駅・乗務管区のあらまし」 『鉄道ピクトリアル』 68巻8号、電気車研究会、2018年8月10日、44-45頁。ISSN 0040-4047。
- ^ (PDF) 『2010年度の鉄道事業計画 設備投資計画は総額287億円 〜安全対策工事を引き続き推進します〜』(プレスリリース)東武鉄道、2010年4月27日。 オリジナルの2012年3月8日時点におけるアーカイブ 。2020年12月12日閲覧。
- ^ 『日本社史全集 清水建設百七十年史』常盤書院、1977年6月。
- ^ a b 池田信 『1960年代の東京 路面電車が走る水の都の記憶』 毎日新聞社、2008年3月14日。ISBN 978-4620606323
- ^ a b c d “浅草駅ビル、シックに改装、東武、建設時の姿に――スカイツリー開業に合わせ”. 日経産業新聞 (日本経済新聞社). (2011年3月3日)
- ^ 『東武鉄道のひみつ』 東武鉄道、2013年2月18日。978-4-569-80995-3
- ^ 『JTB時刻表』2020年3月、JTBパブリッシング、2020年、612頁。
- ^ “スカイツリーって儲かるの? 建設に巨額を投じた東武鉄道の皮算用”. 日経トレンディネット. 日本経済新聞社. p. 3 (2012年6月8日). 2014年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月25日閲覧。
- ^ a b 交通東武昭和34年6月10日号
利用状況編集
- 私鉄・地下鉄の1日平均利用客数
- ^ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ^ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- 私鉄・地下鉄の統計データ
- 東京都交通局 各駅乗降人員
- ^ a b c d “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- 東京府統計書
- 東京都統計年鑑
- ^ 昭和31年 (PDF)
- ^ 昭和32年 (PDF)
- ^ 昭和33年 (PDF)
- ^ 昭和34年
- ^ 昭和35年
- ^ 昭和36年
- ^ 昭和37年
- ^ 昭和38年
- ^ 昭和39年
- ^ 昭和40年
- ^ 昭和41年
- ^ 昭和42年
- ^ 昭和43年
- ^ 昭和44年
- ^ 昭和45年
- ^ 昭和46年
- ^ 昭和47年
- ^ 昭和48年
- ^ 昭和49年
- ^ 昭和50年
- ^ 昭和51年
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年 (PDF)
- ^ 平成11年 (PDF)
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 平成31年・令和元年
参考文献編集
関連項目編集
外部リンク編集
- 浅草駅/G19 | 路線・駅の情報 | 東京メトロ
- 浅草駅(駅情報) - 東武鉄道
- 浅草駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局